アタシテッツさんが投稿した博多 鮨 桃の木(福岡/博多)の口コミ詳細

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博多 鮨 桃の木博多、東比恵、祇園/寿司、日本料理、中華料理

1

  • 夜の点数:3.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 3.6
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 3.4
1回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:3.6

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.4
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

鮨 桃の木:中華名店が手掛ける寿司の繊細な表現

「鮨 桃の木」は話題性のある寿司店です。東京の中華料理名店「赤坂 桃の木」が手掛けており、同店はミシュラン二つ星を5年連続で獲得している実力派。その「赤坂 桃の木」が福岡で寿司専門店を開いたというのは、まさに意表を突く試みと言えるでしょう。

店舗はビルの一角にひっそりと構え、入口は控えめ。京都行灯の柔らかな明かりが和の情緒を演出しています。店内に入ると白木を基調とした空間が広がり、12席のL字型カウンターと3室ほどの個室が配されています。寿司を握る職人の真剣な姿勢や、若いスタッフの細やかなサービスも心地よく、全体の雰囲気は温かみがありました。

繊細に組み立てられたコース

この日の13,800円のコースは「水菜と椎茸のお浸し」からスタート。歯切れの良い食感と出汁の優しい旨みが心地よく、その後には「地鶏索麺」が登場。濃厚で旨味あふれる鶏スープに、器の底にはほぐした鶏肉が潜み、柔らかな鴨チャーシューが添えられ、深みと満足感のある一品でした。

寿司の巧みな仕事

寿司はそれぞれのネタに合わせて岩塩や煮切り醤油で味付けされ、醤油をつけずにそのまま楽しめます。「天然真鯛」「縞鯵」「鮪の赤身」「帆立」はいずれも鮮度の高さに加え、適度な熟成で旨みを引き出した仕立て。
特に「いくら小丼」は印象的で、軍艦巻きではなく小さな丼に盛り付けることで、独立した一品として存在感を放ち、創意工夫が感じられました。

温料理と特色ある一皿

茶碗蒸しにはフカヒレ餡がかけられ、中華料理的な煮込みを想像しましたが、実際には箸休め的な役割を果たす軽やかな仕上がり。卵のなめらかさと出汁の風味が上品に調和していました。
「アオリイカの昆布締め」は岩塩で甘みが引き立ち、「中トロ」は脂の旨みがとろけるようで繊細。「赤海老の紹興酒漬け」は芳醇な香りとねっとりした食感が印象的で、「穴子」は焼き立ての熱々が供され、ふっくらとした身が魅力的でした。

終盤とまとめ

締めには「鮪赤身の手巻き」「玉子」「アオサの赤出し」が供されました。玉子はムースのような質感で好みが分かれるかもしれませんが、赤身の鉄分を感じる旨みと赤出しの濃厚さが調和し、満足のいくフィナーレとなりました。

✨ 総評
「鮨 桃の木」のコースは、前菜から寿司、温料理まで一貫して伝統と新しさを併せ持ち、完成度の高い構成でした。全体として、この価格に見合う寿司ディナーであると言えるでしょう。

2025/10/02 更新

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