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夜の点数:4.5
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 -
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[ 料理・味-
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| 酒・ドリンク- ]
★凍る酒、光の匙で月すくう!
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2025/11/30 更新
ススキノの「お出汁料理とカップ酒 のまさる」は、
250種類を超えるカップ酒と、丁寧に引かれた出汁が寄り添う、心がほどけるような一軒だ。
扉を開けば、和の温もりが静かに満ちていく。
この日は、札幌へ出張中の元同僚が選んでくれた夜。
その気遣いがうれしくて、店に入る前から胸があたたかくなった。
長いカウンターには、凛とした空気をまとうマスターが立つ。
日本酒から多国籍のお酒まで自在に扱い、まるで“飲み物の魔法使い”のよう。
品のある佇まいと穏やかな言葉が、空間に静かな優しさを灯していた。
乾杯はフローズン梅酒とフローズン日本酒。
梅酒はシャリっと甘く、日本酒はワンカップを注ぐだけで一瞬にして凍り、
その小さな奇跡に僕たちは顔を見合わせて笑った。
厨房を任されるシェフは、柔らかな笑みと確かな技を併せ持つ人。
出汁料理から海鮮、肉料理まで多彩で、一皿ごとに優しさと誇りが宿っていた。
そんなお二人のつくる空気の中で過ごす時間は驚くほど早く、気づけば4時間が静かに積み重なっていた。
時計の針も、レシートの時刻も、その幸せな時間を証明していた。
いただいたお酒は、
フローズン梅酒、フローズン日本酒、ボジョレーの赤、桃シロップサワー、麦焼酎ロック。
どれも料理にそっと寄り添い、心をやわらかくほどいてくれる。
料理は、
スイーツのような「カニクリームコロッケ」、
ほろりと崩れる「和牛の頬肉煮込み」、
そして甘みが広がる「生ウニの刺身」。
どれも一口ごとに幸福が増すような味わいだった。
美味しい料理、優しい人柄、包み込むような空気。
そのすべてが重なって、忘れられない夜が生まれた。
また必ず訪れたい——
そう静かに思わせてくれる、温かでファンタジーなお店だった。