26回
2025/11 訪問
旨味過多による魂の拉致未遂
2025/11/29 更新
2025/11 訪問
湯気の中の叙述トリック
特製醤油ラーメン
スープをひと口。
あ、これ物語の冒頭だ。
醤油の香りがページをめくり、麺が文脈を走る。
チャーシューは伏線、メンマは回想。
ネギが風のように語り手をすり抜ける。
飲み干した丼の底には、
小さく「つづく」と書いてあった気がした。
2025/11/08 更新
2025/10 訪問
湯気の向こうの神々
特製煮干中華蕎麦
煮干が語りかけてくる。
「我々は出汁となり、真理を煮詰めた存在である」と。
レンゲ一杯すくえば、宇宙の因果がほのかに香る。
だが人はそれを「中華そば」と呼び、替え玉の有無を問う。
湯気の中に哲学があり、背脂の下にニーチェが沈んでいる。
この丼、軽く笑えて、深く狂ってる。
2025/10/25 更新
2025/10 訪問
熱と冷、理性と欲望のツインドライブ
特製醤油らぁめん＋三元豚のユッケ丼
湯気の向こうで、特製醤油らぁめんが静かに沸騰している。
スープは深海、麺はその中を泳ぐ金線の龍。
一方、三元豚のユッケ丼は冷たく妖艶、卵黄の瞳でこちらを見つめる。
交互に食べれば、天国と地獄の二重奏。
気づけば俺は、幸福と塩分の境界線を軽やかに越えていた。
2025/10/10 更新
2025/09 訪問
深夜の黒い湖面
特製醤油らぁめん
月曜日18:30頃訪問 10分待ち
スープは醤油の仮面をかぶった闇、啜れば舌が湖に沈む。麺は救いの縄かと思えば首を締める蛇。チャーシューは微笑む死神の布切れ。完飲した瞬間、胃袋から囁きが聞こえる──「もう一度堕ちてこい」。
罪名：醤油地獄転落罪
2025/09/30 更新
2025/09 訪問
スープの闇取引
特製醤油らーめん
木曜日18:00頃訪問 待ちなし
琥珀色の液体が湯気をまとい、麺を金の縄のように絡め取る。
背脂は証拠隠滅の煙幕、チャーシューは沈黙の共犯者。
レンゲを運ぶたび、胃袋の奥で裁判官がうなる――「有罪、だが旨すぎて減刑」。
罪名――「麺類誘惑罪・再犯率100%」。
2025/09/04 更新
2025/08 訪問
醤油の黒い取り調べ室
特製醤油ラーメン中盛り
金曜日12:30頃訪問 30分待ち
何度この景色を見たことだろうか。
湯気の向こうでスープが黙秘を決め込み、
麺はぐるぐる自白を迫られている。
罪名は「熱々の真実を隠し味にしてる罪」。
2025/08/30 更新
2025/08 訪問
深海組合抗争事件
月一限定三種蟹出汁味噌らぁめん特製＋蛸アヒージョバター飯
水曜日18:00頃訪問 50分待ち
本日未明、三種の蟹が月一で地下会合。味噌の海に身を沈め、旨味カルテルを結成。
その裏で蛸はバター飯にアヒージョのオイルを流し込み、足八本で利権を独占。
蟹と蛸、深海マフィア同士の密約により胃袋湾は大荒れ。
罪名は「甲殻＆軟体組織的暴力団味覚結社罪」。
判決は「食った者、深海に取り込まれる」。
グラシアス！
2025/08/29 更新
2025/08 訪問
冷やし界の海軍総出動
特製貝煮干昆布出汁冷やしらぁめん(限定)
木曜日17:50頃訪問 10分待ち
本日未明、冷やしラーメン界に海の精鋭部隊が集結。
貝の艦隊、煮干の潜水艦、昆布の母艦――三位一体の冷水作戦が発動されました。
スープは澄み渡り、舌の港を静かに制圧。
食後、記者は「これ、夏場の降伏文書」と語り、器をそっと置きました。
グラシアス！
2025/08/15 更新
2025/07 訪問
麺と共に死す
特製醤油ラーメン中盛
金曜日20:00頃訪問 20分待ち
スープをすするたび、心が正座する。
まるで老舗の名刀。切れ味も香りも年季が違う。
麺は芯を持ったストレート。浮かれた縮れは不要。
チャーシュー？もう、家族。
メンマ？友。
ネギ？すべてを包む優しき愛。
「これ以上のラーメンがあると思うなよ」とスープが言う。
「俺たちが本物だ」と麺が語る。
私は黙って飲み干した。何も言えなかった。すべてに納得していた。
罪名：「味の悟り開かせ罪」
こんな一杯がこの世にあるなら、生きててよかった。
むしろ、これに出会うために生まれてきた。
グラシアス！
2025/07/25 更新
2025/06 訪問
胃袋、覚悟の並列処理
特製ワシワシ麺台湾まぜそばZ(月曜限定)＋三元豚ユッケ風丼
月曜日18:00頃訪問 待ちなし
……特製ワシワシ麺台湾まぜそば。
まずこの麺、普通じゃない。
噛むたびに顎が語りかけてくる。「これ、遊びじゃねぇぞ」と。
ニンニク、辛味、魚粉、卵黄、ネギ、追い飯の未来。
すべてが皿の中でケンカして、最終的にひとつの“うまい”になってた。
正直、もうこれ一杯で完結してたんだ。
──なのに、横には三元豚のユッケ風丼。
まぜそばの後ろにいたはずが、いつのまにか主役の顔してた。
トロける豚、甘ダレ、卵黄…口の中で“反則”の味が成立してる。
胃袋の容量？知らない。
これは二品じゃない、一つの戦。
俺はそれを、笑いながら受け入れた。
グラシアス！
2025/06/30 更新
2025/06 訪問
海森油の三角関係
特製広島県産牡蠣と黒舞茸アヒージョオイル塩中華蕎麦(本日の限定)
日曜日13:40頃訪問 15分待ち
まず牡蠣。広島代表。ぷりっぷりで海の記憶をフラッシュバックさせてくる。
次に黒舞茸。こいつ、香りで殴ってくるくせに食感はフワサクという二面性。
そしてそこにアヒージョオイルと塩スープが合流。え？中華蕎麦って言ったよね？
オイルが暴れてる。旨味が溺れてる。麺がその間を縫って泳いでる。レンゲを口に運ぶたび、脳が「なんだこれ…うまい…誰だお前…」ってパニック。
最終的に、「アヒージョ中華蕎麦」という禁じられた掛け算が、世界をちょっとだけ変えてくれた。
グラシアス！
2025/06/15 更新
2025/06 訪問
うま味の沼
塩らぁめん
金曜日17:50頃訪問 10分待ち
見た目はすっきり、スープも透き通ってて「今日は軽めで…」なんて思った自分を殴りたい。一口すすれば、鶏の旨み、貝の出汁、野菜の甘み、全部が静かに手を組んで襲ってくる。塩が支配してるんじゃない、全員が塩のもとに団結してる。麺はツルツル、喉越し優しくて容赦なし。これはただの塩ラーメンじゃない。ラーメン界の白い刺客。
グラシアス！
2025/06/06 更新
2025/06 訪問
貝と鶏の異文化サミット
特製四種貝と鶏出汁中華蕎麦
日曜日11:20頃訪問 15分待ち
四種の貝が「我こそが旨味の王」と会議中、そこに鶏出汁が「まぁまぁ落ち着いて」と優しく着地。全員が主張しているがなぜかまとまる奇跡のスープ。麺はそれを静かにすする通訳。味覚が外交官になる一杯。
グラシアス！
2025/06/01 更新
2025/05 訪問
湯気の中の奇跡
特製煮干し中華そば(限定麺)＋三元豚ユッケ風丼
日曜日13:00頃訪問 30分待ち
一口すすれば、煮干しが歌い出す。スープは海の深さと温かさを兼ね備え、麺はその旋律に寄り添う。気づけば無心で完飲。これはもうラーメンじゃなくて芸術である。
グラシアス！
2025/05/26 更新
2025/05 訪問
踊る大捜査戦
特製煮干豚骨らぁめん＋マキシマムこいたまごのたまごかけご飯
木曜日18:00頃訪問 15分待ち
煮干しのパンチと豚骨の重厚が口内でゴング。
その横で卵かけご飯が「まあまあ落ち着け」と黄身で包む。ドロッと濃厚しかし妙に調和。
これはもう、食卓界の凸凹刑事ドラマ。主役がふたり、胃袋が忙しい。
グラシアス！
2025/05/26 更新
2025/05 訪問
特製醤油らぁめん中盛
木曜日12:30頃訪問 15分待ち
私は何度か海外旅行をしたことがあり、その中でいくつもの綺麗な海や湖を見てきた。しかしどの国の水よりも、夏海のスープが最も透き通っており、キラキラしている。
グラシアス！
2025/05/01 更新
2025/04 訪問
真夏のジャンボリー
特製醤油らぁめん中盛
木曜日12:50頃訪問 20分待ち
暑い日がやってきた。いつも寒し君も暑し君も来るのは突然だ。やってきたぜ、「夏海」の季節がな。もちろん俺は冬でも秋でも春でも食べるけどな。
グラシアス！
2025/04/17 更新
2025/03 訪問
1日限定だぜ？
特製札幌味噌ラーメン 海鮮ズワイ蟹出汁バージョン(一日限定麺)
月曜日11:00頃訪問 20分待ち
限定麺を定期的に開催する夏海殿にはいつもお世話になってしまう。いずれは私限定麺ができることであろう。
グラシアス！
2025/04/03 更新
2025/03 訪問
みんなフォローしろよ？
特製淡麗煮干中華蕎麦(限定)
土曜日17:45分頃訪問(開店前) 15分待ち
夏海殿は日替わりで限定麺なるものを提供している。もちろん限りがあるため、私は常にInstagramをチェックしている。今日は食えたぜ。
グラシアス！
2025/03/29 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
特製醤油らぁめん
深夜の取調室、静寂の中で湯気だけが生きている。
そこに鎮座した一杯は、まるで“味の求道者”のように落ち着き払っていた。
まずスープ――
醤油のコクが深すぎて、こっちの心まで覗き込んでくる。
ひと口すするたびに「もう観念したらどうだ」と諭してくる、圧倒的な旨味の圧。
麺はしなやかで、
脱走犯のようにするりと喉へ逃げ込むくせに、しっかり爪痕を残していく。
チャーシューは
“柔らかい凶器”。
噛んだ瞬間、抵抗する意志そのものを奪ってくる。
メンマとネギは証拠品。
逃れられない美味の断片を次々と突きつけてくる。
結論：
この特製醤油ラーメン、私の心を完全包囲した。
自首します。美味すぎて抗えません。