この口コミは、うなぎ万太郎さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.3
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¥5,000~¥5,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.3
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
予約の出来ない行列ランチ
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2025/02/09 更新
兼ねてから来店したかった「鰻家」さん。去年暮にお伺いしたかったが、叶わず。今回が初来店だ。事前予約は出来ず、早朝9時半、店先のボードに名前を書き入れるシステムだ。来店した9時過ぎには、既に10名ほど並んでおり、人気の高さが窺える。
ランチは一日4回、11時から14時までの入れ替え制で、一回10名、つまり一日40名限定である。
名前は代表者が一人3席まで確保できる。現状で一人3席確保されたとしても30席だから、まだ余裕はある。しかし実際来店して分かったが、朝ボードに名前を書かなくても、13時や14時台に空席があれば一見さんでもランチにありつけるようだ。
今回は敢えて昼どきを外し13時過ぎの席を確保した。ボードを見ると、やはり代表者が3席まで確保できるとあって、先着の数名が3席を確保しており、ほぼ11時、12時台は埋まっていたが、万太郎は13時台なので、めでたく席を確保できた。確かに、人気店となると何ヶ月も先まで予約が一杯で、なかなか伺えないが、このシステムであれば、食べたいときにいける可能性がある。
また、今回はうなぎの写真を含めた料理の写真は掲載しない。店主の意向で、店内撮影はNG。食事内容の撮影は許可されてはいるが、個人や友人などに見せる範囲とし、SNSなどへのアップも控えてほしいとのことで、食事内容の写真はシークレットとした。ご了承願いたい。
無事名前を記入し、あとは13時まで近くのカフェでしばし休憩。13時10分前くらいに再びお店に向かい、少し早めでも店内に入ることができた。
既に先着2名が席でビールを飲み歓談しており、一つ席を置いて、勧められた席に着座。卓上にあるメニューに目を通す。
特上「う巻き、八幡う巻き、肝吸い、香の物」¥8,000
上「う巻き、肝吸い、香の物」¥6,200
並「肝吸い、香の物」¥5,000
うな丼、う巻き付き、¥3,600
うな丼、¥3,000
お重が好きな万太郎としては、シンプルに「並」一択。肝吸いがあれば他の副菜はいらない。初来店では、ひたすらうなぎと対峙し評価することで、他のうなぎ屋との公平性を図る。ちなみに13時台は8名がオーダーしたが、他のお客は皆「上」以上、「特上」が最も多かった。お重と丼物は全てうなぎ一匹を使用する。
席はカウンターのみの10席。ちょうどいい感じに、厨房を覗くことができる。捌き、串打ち、焼き入れの工程まで全てを見ることができる。ちなみに本日のうなぎは、国産鹿児島産を使用している。
捌きは「あっという間」。串打ちから焼きまで、速やかな手捌きだ。焼きの工程も、火加減の煽り、炙りタレ漬け、機械的にしているようだが、絶妙なタイミングで焼き手が、ご飯の盛り付けを指示。お重にご飯が盛られ、焼き上がったうなぎを串から外し適度に切り分けお重に盛り付ける。手際の良さに舌を巻く。
カウンター越しにお重は手渡しされる。肝吸いも後を追うようにやってきた。
「追いダレもありますが、ご飯にも味がついてますので、まずはそのままお召し上がり下さい」
と説明される。この辺り、お店のこだわりがあって好感が持てる。
はやる気持ちを抑えて、まずは肝吸いから。出汁が効いてミツバの風味が鼻の奥をくすぐる。やや塩みが強いかと思われたが、それはうなぎを食べてみて理由が分かった。
炙り加減が絶妙で、甘めで単に濃いだけでなく、深いコクとキレのあるタレとの相性も良く、これに吸い物の塩みが加わり、互いの味わいを程よく引き立て合っている。まさに箸休め。
身は弾力があり、皮目はパリッの関西風地焼き。ご飯との相性もよく、小口に切ったうなぎとご飯と合わせ技で食べていく。至福の時間である。満足度の高いお店だ。また近々お伺いすることにしよう。ご馳走さまでした。