Yae_80さんが投稿した柚木元(長野/飯田)の口コミ詳細

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グルメ巡り 2024 2/22〜

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柚木元飯田、桜町/日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2024/12 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

ジビエへの苦手意識を完全払拭してくれる次のお料理が楽しみになるコース

◻︎訪問日 2024年12月5日(木)
◻︎予約時間 18:00
◻︎予約方法 電話
◻︎予約難易度 ★★★
◻︎訪問時間 17:50
◻︎利用 お一人様
◻︎支払い 現金
◻︎備考
最寄駅:飯田駅
住所:長野県飯田市東和町2-43-1

【本日のオーダー】
•おまかせコース
•林檎スパークリング
•自家製季節のジュース
合計¥45980-

◻︎Course Menu
~おまかせコース~
•信州蕎麦がき
•きのこの茶碗蒸し
•鹿の心臓ユッケ
•長野県産おやき
•烏のスープ
•いぶきサーモンの魚卵
•大根のふろふき
•穴熊のステーキ
•鴨のお肉
•猪の黒酢和え
•お口直し
•ツキノワグマのお鍋
•猪の醤油らーめん
•メイヤーレモンのゼリーとムース

○信州蕎麦がき★★
ねっとりしていて箸に絡みつきます。味は素朴でお焦げ部分が付いており食感の変化も楽しめます。

安曇野産わさびとどこ産か忘れましたがお塩で味の変化も楽しめるお料理です。

○きのこの茶碗蒸し★★★
鹿出汁でとった茶碗蒸し。採れたての3種のきのこがあり、きのこ特有の苦味がなく餡と相性が良く優しい味です。

○鹿の心臓ユッケ★★★
出て来た時にお椀が独特だなと思いました。初めての鹿でしたが、臭みが全くなく黄身と混ざり合ってジビエってこんなに美味しいんだと感じました。

何せジビエを食べるのが初めてでどう表現したら良いか分かりませんが美味しく頂きました。

○長野県産おやき★★★★★
一番印象に残っています。長野県はおやきが有名ですが南の方のおやきだそうです。

猪肉が使っており肉汁が飛び出して来ます。猪肉は柔らかくまるで北京ダックの一番良いところを食べているような感覚です。無限に食べられます。

○烏のスープ★★
料理名を聞いた時「烏!?」となりました。そもそも烏が食べられることを知らず、言われなかったら絶対に気づかないです。

香茸の香り高さと烏のミンチ、蕎麦の実がマッチして癖になりそうです。

○いぶきサーモンの魚卵★★★★
こちらも印象に残っているお料理。海なし県ながらこのような高レベルな料理が出てくることに感動!

弾けるような魚卵のプチプチ感と山芋、わさびの相性が抜群すぎます。宝石箱みたいです。

○大根のふろふき★★★★
「大根ってこんなに美味しかったっけ?」と思う程完成された品です。

大根が柔らかくお箸でスッーと割れます。お出汁も美味しく、味噌の濃さと相まって大根本来の魅力が感じられました。

○穴熊のステーキ★★★
まず、「穴熊ってなんだ??」となり良ければ調べてみて下さいと仰っていたので調べてみました。

大きい熊かと思いましたが、狸みたいなサイズで希少だそうです。臭みが全くなく、脂身がたっぷり噛めば噛むほど味が出る不思議。

○鴨のお肉★★
鴨のお肉と鴨ハンバーグに、鴨の内蔵を使ったソースと鴨尽くし。鴨肉は柔らかく癖がありません。付け合わせの白菜も良かったです。

○猪の黒酢和え★★★★
こちらも印象に残っています。外側はパリッと猪肉は柔らかい揚げ物。

さっぱりしておりくどさが全くありません。白葱のシャキシャキ感と猪肉の厚み、餡の甘さが素晴らしい。もっと食べたいです。

○お口直し★
銀杏と洋なしを使っていました。料理名は何か忘れましたが銀杏がかなり苦め、洋なしは甘く不思議な味。

○ツキノワグマのお鍋★★★
目の前で調理してくれます。ツキノワグマと松本一本ネギ。

この時期のツキノワグマは冬眠期で胡桃等の木の実を食べるため余分な脂とくどさが無くぷりっぷり。松本一本ネギのシャキシャキ感と熊の出汁が深みを出していました。

○猪の醤油らーめん★★★
ここら辺で割とお腹が一杯になっており、本当はこのラーメンと、猪のカレー、もう一品ありましたがラーメンのみにしました。

猪のスープが癖になり、麺は細め噛み応えがあります。猪の焼豚はホロッホロで口の中で溶けていきます。水菜のアクセントも◎

○メイヤーレモンのゼリーとムース★★★
長野県産のメイヤーレモンをくり抜いた2層式のスイーツ。

ババロアとメイヤーレモンゼリーの組み合わせでありレモンは程よい酸味でババロアは甘く最後まで満足です。温かいほうじ茶も付いてきます。

○林檎スパークリング★★★★
こちらも衝撃を受けました。砂糖、香料、酸味料不使用の長野県産林檎を100%使用。

林檎の甘さが全面に出ておりごくごく飲めます。自宅に帰った後ネットで購入しました。ちなみに、信毎メディアガーデンとかにも売ってます。

○自家製季節のジュース★
トニックウォーターに3種のフィンガーライムを入れて楽しみます。ライムはそれぞれ味が違い特に緑のライムを入れたら一気に香りが変わりました。

◻︎シェフの経歴
萩原貴幸(はぎわらたかゆき)氏は大学卒業後、滋賀の料亭「招福楼」にて3年間修行した後、2005年に実家である日本料理柚木元に入社。

父の元で更に料理を学ぶ。2008年、姉妹店をオープンしたのを機に日本料理柚木元の代表就任。

2021年、The Japan Timesがわざわざ旅する価値のあるレストランを表彰する「The Japan Times Destination Restaurants 2021」に選ばれる。

因みに、萩原氏は「招福楼」にて、食べログGOLD常連の「松川」の松川氏や「銀座 しのはら」の篠原武将氏と共に修行されていたそうです。

◻︎個人的感想
本来は2名からですがお一人様で予約しました。全室個室になっており今回は「ゆずの間」で贅沢に独り占め。全ての料理が工夫されており、次は何だろう?と楽しみになるコースでした。

何より「此処でしか食べられない料理」と言う特別感がありました。低姿勢で料理の説明やジビエの環境等食べ物に対しての価値観が変わります。

これからも定期的に訪れたいと思える素晴らしいお店でした。

◻︎最近の受賞歴
「日本料理百名店EAST2023」
「THE TABELOG AWARD 2024 GOLD」

2025/10/31 更新

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