2回
2024/12 訪問
ディープなお店の雰囲気からは想像できない、丁寧で繊細な料理
金沢に来たら必ず寄るお店。夜の飲食店が立ち並ぶ木倉町通りの中程、やきとり横丁というディープな飲み屋街の一角にある。お店はとても狭い。カウンターのみ6席。大将とも隣りのお客さんとも極めて距離が近い。
小さなお店なので予約が必須。基本7時と9時の2回転。7時からはコースのみ(@8,000円?)、9時からはアラカルトでもOKとなっている。コースは少しずつ色々な料理を食べられるのでオススメだ。
コースはしじみのスープからスタート。たくさんお酒を飲んでも大丈夫な感じになって良い。ビールを頂きながら料理を待った。
料理は順に以下の通り。
・甘海老とアオリイカ
・甘鯛の炭火焼 源助大根、ハナビラダケ、春菊(炭火焼!)の餡かけ
・真鯛と白子のペースト
・だし巻き卵 しらす、エシャロットのオイル漬けと九条ねぎをのせて
・カマスの酢締めの炙りを手巻きに 芽ねぎと生姜と一緒に
・うなぎの白焼き(勿論炭火焼)
・香箱ガニ
・すき焼き
すごいでしょ、珠玉の料理のオンパレード。手の込んだ料理ばかり。これを大将一人で1時間半足らずの間に6名に提供する。どれだけ仕込みに時間をかけているのだろう。また甘鯛の炭火焼の餡とか、お刺身に白子のペーストを合わせるとか、大将の発想には恐れ入ってしまう。
北陸の美味しい素材と大将の丁寧な料理、まさに無敵の組合せだ。
日本酒はお任せ。富山・金沢と旅した最後の夜ゆえ疲れもあり、珍しく2人で2合しか飲まなかった。後に飲んだ「奥能登の白菊」は地震で大きな被害を受けた酒蔵のお酒。裏ラベルに書いてあるが、被災後に手持ちの酒米を他の酒蔵に運び仕込んでもらったお酒だという。被災された酒蔵の皆さんのご苦労や、協力した酒蔵の方の暖かさを思うと、お酒がいっそう美味しく感じられた。タンクや設備が復旧し、また良いお酒が造れるようになると信じてやまない。
旅の最後を飾る素晴らしい料理とお酒だった。
皆さんも金沢を訪れることがあれば是非。
2024/12/09 更新
やっぱり『鈴木』はいいなぁ。
金沢に来る度にお伺いするお店。そう頻繁にはお邪魔できないが、来ると懐かしいし、何故か落ち着くし(席は狭いけど…)、そしていつも新しい発見があるお店。
今日の新たな発見、驚きはホタルイカ。ホタルイカの内臓を抜き、細かく刻んだエシャロットとマリネ。それを元に戻し、ひとつはそのまま生で、もう一つは5秒ボイル。どうして5秒かは分からないが、生感を残す絶妙なタイミングなのだろう。どちらから食べるかは好みの問題だが、個人的にはほんのり甘みを感じるボイルが後だろうか。いずれも美味しいし、そもそもこんな食べ方を思い付くこと自体すごい!
冬の百合根と春の菜の花を合わせてソースにしちゃうのもすごい。大将は自由というか、その遊び心が好きだ。
今日食べたのは以下のとおり。金沢ならではのガスエビはねっとり甘く、ヒラメのエンガワは食感が良い。ヤリイカ、ふぐ、毛蟹も石川産だろう。やっぱり石川の魚は美味しい。
それに大将の炭使い、焼き方が絶妙。魚は生でも焼いても旨い。おまけに日本酒の品揃えも良いし(今回も奥能登の『白菊』を頂けました)、もう言うことなし。
また来ますねー
【本日の献立】
・お刺身(ガスエビ、ヤリイカ、ヒラメのエンガワ)
・サクラマス、百合根と菜の花をソースに
・ホタルイカ 内臓を抜いてエシャロットとマリネ、生と5秒ボイルしたもの
・タコと新生姜のだし巻き玉子
・ヒラメの刺身、ふぐの白子のペースト添え
・うなぎの白焼
・毛蟹
・すき焼き