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昼の点数:4.0
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 -
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繊細に丁寧に和食の魅力がギュッと凝縮!
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2025/03/29 更新
店主と女将のお二人で切り盛りされている高級割烹料理店の素晴らしい手仕事を、平日のランチ営業だと6000円で味わえると聞いて、1ヶ月前に電話予約をしておいた。店主も女将も年配とのことで、お元気にランチ営業されているうちに…と11:45にお店の前到着。白と赤の椿の美しい花が出迎えてくれた。
一階のカウンター前には四席、四人掛けのテーブル席が一席のこじんまりした空間。テーブル席に着席すると、そこはとても落ち着く空間。小泉元首相が来店された時のお写真が飾られており、おー!っとなった。
いただいたお料理は以下。
①筍とイカの木の芽和え
→目に鮮やかな木の芽の緑と、筍のコリッとした、
イカのしなやかな食感の対比。口の中に春が来る。
②もずくと白魚・貝柱のお椀
→高級と言われる細いもずくに、存在感ある真っ白な白魚。柔らかい汁の味に、白魚と貝柱の旨味が引き立つ。
③鮪と鯛(昆布じめ・カラスミのせ)
→お刺身は筋が均等に入った高級マグロに、鯛の昆布じめ。どちらもプリプリの食感で、甘みを感じるとても美味しいお刺身であった。ワサビが山芋の上に盛られており、刺身を食べた後には山芋もいただいた。
④天ぷら
→春を感じる素材…そら豆、アスパラ、筍、あわせて、帆立、さつま芋。旬の食材は、どれも瑞々しく、立派で美味しかった。さらに、大きく食べ応えがある帆立、事前に蒸してから揚げたのか、ねっとりと濃厚な甘味を感じるさつま芋。サクッとした衣に、まろやかな天つゆで文句無しな美味しさ。
⑤桜エビ蒸し
→もち米の上に鮮やかな桜エビを載せ、桜の葉とともに蒸した一品。桜の葉の良き香りとともに、桜エビの香りが立ち上がり、口に運ぶと、もち米と桜エビの異なる食感と桜エビの旨味が口の中を満たす。
⑥更科そば
→透明感があれ美しい、そして貴重な更級そば。歯応えある食感と蕎麦の香り、おつゆの控えめだけど旨味のある味を堪能。最後にそば湯をいれて、全て飲み干して完食。
⑦桜のラングドシャ(お茶受けに)
各料理を提供いただくタイミングも素晴らしく、
充実の1.5時間。春の食材はえぐみや苦味が特徴のものも多いが、卓越した下処理で、ん?と引っかかるところが全くなく、食材の美味しさをストレートに味わえる。
和食って素晴らしいね…と何度も言いながら食事を終える。口の中にも春がやって来た。