7回
2025/07 訪問
【札幌×限定ラーメン】豚骨拉麺 大河の絶品クラシック家系!1日限りの贅沢な一杯 | らーめん備忘録
「豚骨拉麺大河」はこんな人におすすめ!札幌では珍しい特別なラーメンを食べたい人 素材ひとつひとつを活かしきった一杯を食べたい人注)この記事で紹介するラーメンは1日限りの限定品お気に入りのラーメン屋「豚骨拉麺大河」の1日限定ラーメン札幌のラーメン屋さんは、なぜか1日限定のメニューなどの企画を行うことが多い。この手の企画メニューは基本スルーするのだが、今回は「クラシックな家系ラーメン」と銘打たれていたため、家系ラーメン大好き人間としてはスルーすることはできなかった。1日限定ということで、SNSのDMなどで事前予約をする形だったため、予約開始日にDMを入れて、開店から2番目の時間帯を確保することができた。
待ち時間に感じるファンの期待値当日は、予約の時間帯の5分前に到着した。私の他に予約していたお客さんたちが、期待に胸を躍らせながら待っている雰囲気が伝わってきた。「豚骨拉麺大河」ファンが、オープンして1年経たずにこんなにもいるのかと驚かされたが、その気持ちは非常によくわかる。この日は20分ほど店外で待つことになったが、期待値が高ければ高いほど、この待ち時間は楽しいものになる。今回も苦になることはなかった。
ラーメン屋で3500円は自身最高額この日注文したのは、オススメとなっていた「天城黒豚贅沢盛り~プレミアム家系ラーメン(2800円)」「小ライス(200円)」「“天城黒豚使用”プレミアム肉汁しゅうまい(500円)」の合計金額3500円。最初にこの金額を見たときは思わず笑ってしまったが、3500円の期待値以上のラーメンが食べられるだろうという確信があったので、迷わずオススメ3点セットを注文した。強いて言えば、ライスを注文すべきかどうかは少し迷った。その理由は後述する。
出来たて熱々の肉汁しゅうまい注文は行列の間にしていたため、着席してコップに水を入れた直後に肉汁しゅうまいが提供された。ラーメンやライスと一緒に食べたいという気持ちはあったが、熱々の今が一番の食べ時と言わんばかりに肉汁が輝いていた。その誘惑には勝てず、ラーメンを待たずにペロリと平らげてしまった。
黄金のスープと肉汁輝くチャーシュー肉汁しゅうまいを平らげると、メインディッシュであるラーメンが提供された。そのビジュアルはかなり強烈だった。スープは家系らしく黄金に輝き、焼きたてと思われるチャーシューからは肉汁が溢れ出し、漆黒に輝く海苔の下には、新鮮な色合いのほうれん草がチラリと顔をのぞかせている。あえて減点ポイントを挙げるとすれば、レンゲが海苔の下に隠れてしまっていたことか。
出汁感が強烈なスープ|懐かしの味まずスープをレンゲですくって飲んでみる。私の知っているクラシック家系ラーメンと比べると、塩味が強いと感じたが、その理由はすぐにわかった。おそらくチャーシューの塩味がスープに移ってしまったのだろう。奥の方からすくい上げてみると、出汁感がより強く、懐かしさも感じるスープを味わえた。ここで懐かしいと感じたのは、私が家系ラーメンを大好きになるきっかけとなった「六角家本店」の味だ。金曜の仕事終わりに、先輩に連れられてドライブがてら食べに行ったことを思い出す。
王道の平打ちツルモチの短い麺続いて麺を啜る。家系ラーメンといえば「酒井製麺」と言いたいところだが、そこまでの贅沢は望めない。特注麺なのかは定かではないけれど、家系ラーメンらしい短めに切られた中太の平打ち麺だった。ゆで加減も絶妙で、表面はツルっとしていて中はモチモチ。ゆで加減をお好みで調整できないようにしている点も、かえって好印象だった。このツルモチ食感こそ、本当に美味い家系ラーメンの絶対条件だと思っている。
天城黒豚チャーシューは絶品!個人的な好みを言うと、家系ラーメンにはチープなチャーシューほどよく合うと思っているのだが、このお店がそんなことをするわけはない。ややもすると今回の主役かもしれないと思わされるほど、豪勢なチャーシューがトッピングされていた。プレミアムにしたこともあり、数えきれないほどのチャーシューが入っていた。今回のチャーシューは煮豚ではなく焼豚だったため、非常にジューシー。ひと口サイズにカットされていて、食べやすいのもよく考えられている。
真に美味い家系ラーメンにはライス不要説注文時にライスを頼もうか迷ったのは、私の経験上、本当に美味い家系ラーメン屋ほどライスがいらなくなる傾向にあるからだ。理由のひとつ目は、シンプルにライスを注文するための予算と胃袋の余裕を、麺とスープを堪能することに使いたいから。理由のふたつ目は、海苔とほうれん草が美味しすぎるから。家系ラーメンの海苔とほうれん草は、スープとライスをつなぐ触媒として機能するのだけど、どちらも美味すぎると、ライスがなくても満足できてしまう。今回も例にもれず、海苔は風味が非常に強くて美味しいし、ほうれん草にいたっては「こんな美味いほうれん草を食べたのはいつ以来だろう?」と思うほど、感心するレベルだった。正直な感想としては、ライスではなく中盛にしていた方が満足度は高かっただろうと思う。
1日限定というのが非常に悲しいとにかく美味いのひと言に尽きる一杯だった。そのせいもあって、食べ終わる頃には「これでしばらくは美味い家系ラーメンを食べられなくなるのか…」という悲しみに暮れていた。札幌での家系ラーメン屋の開拓はまだ序盤なのだけど、少しあきらめモードになっている。特に今回のようなクラシックタイプの家系ラーメンは、発祥の神奈川県で探してもなかなか見つけることができない珍しいタイプのラーメンだからだ。その貴重な一杯に、思わずスープを完飲してしまった。いつかまたクラシック家系ラーメンを食べられる日が来ることを切に願う。
基本情報店名:豚骨拉麺大河
住所:北海道札幌市中央区南二条西7-1M'sスペース2nd1F
最寄り駅:西8丁目駅から177m
駐車場:なし
訪問日:2025/7/27
2025/07/28 更新
2025/05 訪問
【進化が止まらない濃厚豚骨】豚骨拉麺大河・北海道札幌市中央区 | らーめん備忘録
GWがスタートしたので、ここ数か月の自分へのご褒美もかねて大好きなラーメン屋に行ってきた。札幌にも数多くのラーメン店があるが、「ここだけは特別」と思える一杯を出す店が大通りにある。約1カ月半ぶりの訪問。GWの札幌の夜は少し肌寒かったが、その冷たい空気さえも、豚骨の香りで包まれた店内が一気に忘れさせてくれる。
〈メニュー〉
●豚骨ラーメン(1,000円)
●替玉(200円)
今回も豚骨ラーメンをチョイス。シンプルな構成ではあるが、まさにそれがこの店の真骨頂だろう。余計なものはいらない。スープと麺、そして最小限のトッピングのみで勝負している潔さがある。追加で替玉を1玉注文。普段なら2玉はいけるが、今日は少し控えめにしておいた。
訪れたのは夜の9時過ぎ。にもかかわらず、店内はそれほど混んでいない。札幌市内の人気ラーメン店では行列ができていることも珍しくないが、ここはゆったりと食事ができるのがありがたい。普段から空いているのか、たまたま運が良かったのかは定かではない。ただ、このクオリティのラーメンが並ばずに食べられるのは幸運である。
提供された豚骨ラーメンの姿は、思わず見惚れてしまうほどに美しい。白濁のスープの上には、程よく脂が浮かび、そこにネギの緑、チャーシューの淡いピンク、そしてキクラゲの黒が彩りを添える。器を眺める時間すらご馳走だと思わせてくれるビジュアル。まさに“整っている”という言葉がしっくりくる。
今回、特に印象に残ったのはスープの進化である。一口すすると、咽るほどの濃厚さが襲いかかってきた。豚骨の旨味がギュッと凝縮されたスープは、表面にうっすらと油膜を張り、さらにカエシのパンチがしっかりと効いている。濃厚なのにクドさはなく、むしろ飲む手が止まらなくなる。一口目で一気に眠気が吹き飛ぶほどの衝撃であった。
スープの熱量と対峙するのが、この店自慢の極細麺である。札幌でこのレベルの極細麺が食べられるのは、私の知る限りここだけである。低加水のパツンとした歯ごたえは心地よく、するすると啜れてしまう。見た目以上にボリュームはあるのに、不思議と「もっと食べたい」と思わせる中毒性がある。まさにスープとの相性を考え抜かれた麺である。
トッピングはあえてのシンプル構成。ネギ、チャーシュー、キクラゲという王道の組み合わせ。過剰に具をのせていない分、スープと麺の旨さが際立つ。チャーシューは脂身が控えめで食べやすく、ネギのシャキシャキ感とキクラゲのコリコリ食感が良いアクセントになっている。
今回は替玉を1玉のみ注文した。カウンター席では、替玉ができるとスタッフが平ざるで直接丼に入れてくれる。これが絶妙なタイミングで、麺が乾くことなくスムーズに食べ進めることができるのだ。2玉目に手を出したくなるほどスープも残っていたが、今日は満腹だったので自制した。それもまた次回の楽しみにしておこう。
このラーメン屋は、毎度訪れるたびに進化している。スープ、麺、提供のスタイル、どれもが少しずつブラッシュアップされており、訪問の度に新しい驚きがある。ラーメン好きとして、こういう店が身近にあることが本当に嬉しい。次はどんな一杯を提供してくれるのか、今から楽しみで仕方がない。
〈店名〉
豚骨拉麺大河
〈住所〉
北海道札幌市中央区南二条西7-1M'sスペース2nd1F
〈最寄り駅〉
地下鉄大通駅より徒歩約7分
〈駐車場〉
なし
〈訪問日〉
2025/05/02
豚骨拉麺 大河
2025/05/29
このたびはご来店、口コミをいただき誠にありがとうございます。
豚骨スープの香りや味のバランス、そして麺の茹で加減やトッピングの構成に至るまで、ひとつひとつ細かくご感想を記していただき、スタッフ一同とても嬉しく拝見しました。
スープに関して「札幌市内の豚骨ラーメンでも指折りの完成度」とのお言葉、心より光栄に思います。今後もこの評価に恥じぬよう、味のブラッシュアップと細部の品質管理に一層努めてまいります。
また、接客や店内の雰囲気についてもお褒めいただきありがとうございます。お客様の大切な一食が、味だけでなく空間やサービス含めてご満足いただけたことは、我々にとって何よりの励みになります。
これからも「また来たい」と思っていただける店であるよう、日々精進してまいります。
またのお越しを心よりお待ちしております!
2025/05/04 更新
2025/03 訪問
【チャーシュー丼も激ウマ!】豚骨拉麺大河・北海道札幌市中央区 | らーめん備忘録
住民票が必要だったため、新しくなった区役所に足を運んだ。ところが、発行までに3時間かかると言われてしまった。流石にそんなに待っていられない。思い切って大通駅にある証明書発行窓口に向かうことにした。こちらは5分ほどで発行完了。手続きがスムーズに終わったことで、気分も晴れやかになった。そんな帰り道、無性に豚骨ラーメンが食べたくなり、お気に入りの店「豚骨拉麺大河」へ向かうことにした。
注文したメニュー
豚骨ラーメン(1000円)
替玉(200円)
チャーシュー丼(600円)
11時の開店直後に訪れたにもかかわらず、すでに数名の先客がいた。開店から数か月が経ち、地元のラーメン好きの間でじわじわと話題になっているのだろう。これからさらに人気が高まり、行列必至の店となる日も近いかもしれない。
今回はいつもの豚骨ラーメンに加え、チャーシュー丼も注文した。明太ごはんと少し悩んだが、がっつり肉を楽しみたい気分だったためチャーシュー丼を選択。結果的にこれが大正解だった。卵黄がのった美しいビジュアルに心躍る。ラーメンと丼の組み合わせは、見ているだけで食欲が刺激される。
見た目の美しさもさることながら、丼の香ばしい匂いが食欲をさらに掻き立てた。豚骨ラーメンの湯気とチャーシュー丼の芳ばしい香りが混ざり合い、食べる前から期待が高まる。まさに視覚と嗅覚で楽しめる一品だった。
まずはラーメンのスープを一口。今回は前回訪れたときよりもやや軽めの仕上がりだった。豚骨の濃厚な旨味をしっかりと感じつつ、後味はすっきりとしている。日によって微妙に異なる味わいが楽しめるのも、豚骨ラーメンの醍醐味だ。
このお店の麺は特筆すべき存在である。超極細麺でありながら、パツパツという心地良い歯応え。スープがしっかり絡みつき、一口ごとに豚骨の旨味が広がる。噛むほどに感じられる小麦の風味も絶品。替玉を注文することで、さらに麺の美味しさを堪能できた。
トッピングはシンプルながらも丁寧に仕込まれていた。特にチャーシューは絶品で、厚みがありながらも柔らかく、口の中でほろりと崩れる。豚骨スープと絡めて食べると、その旨味がさらに引き立つ。
チャーシュー丼は、素材の良さを存分に味わえる一品だった。ラーメン屋のチャーシュー丼は甘辛いタレが全面に出ることが多いが、ここでは肉本来の旨味をしっかりと感じられる。卵黄を崩して絡めることで、濃厚さがプラスされる。600円と少し高めではあるものの、その価値は十分に感じられた。
店名
豚骨拉麺大河
住所
北海道札幌市中央区南二条西7-1M'sスペース2nd1F
最寄り駅
地下鉄大通駅より徒歩約7分
駐車場
なし
訪問日
2025/3/16
2025/03/23 更新
2025/01 訪問
【進化する豚骨ラーメン】豚骨拉麺大河 北海道札幌市中央区 | らーめん備忘録
今月に二度目の訪問をした。やはり私はここのラーメンに惚れ込んだようだ。今回はすすきのでガンダムの新作映画を鑑賞した後、友人とともにこの店を訪れた。残念ながら映画でテンションが上がらなかったのだが、ラーメンで気持ちを持ち直してもらおうと期待を込めての訪問だ。
• 豚骨ラーメン(1000円)
• 替玉(200円)
平日の昼時に訪れたが、お客は少なめであった。新店ゆえにまだ知られていないのかもしれず、完全に穴場となっている。今回は友人と一緒だったため、奥のテーブル席に案内してもらった。広々とした空間で落ち着いて食事ができるのはありがたい。もちろん注文したのは豚骨ラーメン。香ばしい豚骨の香りに、自然と期待が高まる。
今日もシンプルかつ美しいビジュアルが目の前に広がる。すぐに啜りたくなる気持ちをグッと堪え、写真撮影に取り掛かった。iPhone16Proの接写性能には少々イライラさせられたが、撮影を短時間で終わらせてすぐにラーメンに食らいついた。この数秒で麺の硬さが変わる極細麺は、写真撮影に時間をかけられない緊張感がある。
今日のスープは粘度が高めで、豚骨らしい香りが少し強くなったようにも思われた。このスープの具合が毎回少しずつ変わるのは、豚骨ラーメンを楽しむ醍醐味の一つである。クリーミーさと濃厚さが共存していて、口の中に広がる旨味が後を引く。体の芯まで温まるスープだ。
麺も相変わらずの極細麺。今日は少し柔らかめの茹で加減だったが、柔らかいことでパツっとした食感の他に、喉越しの良さも楽しむことができた。懐の深い麺であることを改めて実感した。次回はスープをしっかり吸い込ませた状態でも試してみたいと思う。異なる味わいが楽しめそうだ。
トッピングのチャーシューはしっかりと味が染みていて、柔らかく非常に美味であった。大きなキクラゲも箸休めに最適で、食感のアクセントを加えてくれた。そして忘れてならないのがニンニク。これを途中で投入すると、一気にジャンク感が増してラーメンを食べている実感が湧く。個人的には、このニンニクが最高のエッセンスだと思う。
替玉も当然のように注文した。今回も絶妙な茹で加減で提供され、麺の美味しさが最後までしっかりと維持されていた。替玉ができるラーメン店は多いが、替玉しても味が落ちない店は珍しい。こうした細かな点も、この店の魅力の一つだ。
毎度毎度、このお店には驚かされる。シンプルな豚骨ラーメンでありながら、進化し続けている。その時々で少しずつ異なる表情を見せるラーメンは、何度でも通いたくなる魅力がある。今年はしばらく通い詰めようと思っている。
<店名>
• 豚骨拉麺大河
<住所>
• 北海道札幌市中央区南二条西7-1 M'sスペース2nd 1F
<最寄り駅>
• 地下鉄大通駅より徒歩約7分
<駐車場>
• なし
<訪問日>
• 2025/1/20
2025/01/24 更新
2025/01 訪問
【感動の九州系豚骨ラーメン】豚骨拉麺大河・北海道札幌市中央区 | らーめん備忘録
新年を迎え、2024年に特に感動したラーメン店を巡ることにした。今回はその第二店舗目として、「豚骨ラーメン難民」だった私にとって救世主ともいえる店、豚骨拉麺大河を訪れた。札幌で極細麺の九州系豚骨ラーメンを食べるなら、間違いなくここが一択である。年始からランチ営業を始めたという情報を目にして、ヨドバシカメラでアクションカムを購入した帰り道に立ち寄ることにした。
注文したメニュー
●豚骨ラーメン(1000円)
●替玉(200円×2)
開店直後の11時に訪問。お客さんは私を含めて2組と静かなスタートであった。X(旧Twitter)の投稿を見る限り、夜には行列ができることもあるようだが、この時間帯は比較的穴場と言えよう。カウンターとテーブル席がバランスよく配置され、清潔感のある店内は居心地が良い。
丼顔はシンプルかつ美しい。少し泡立ったスープの表面は豚骨らしさ全開で、湯気と共に漂う香りが食欲を刺激する。濃厚さを予感させる見た目に、心が弾む。
今回は替玉を含め、スープ、麺、調味料のすべてが一層進化していたことに感動した。前回と比べてスープの仕上がりが洗練され、麺の食感もより引き締まっていた。卓上調味料との組み合わせも相性抜群で、最後まで飽きずに楽しむことができた。
見た目こそ濃厚そうだが、実際にはすっきりとした味わい。しかし豚骨の旨味がしっかりと感じられ、後味に深みを残す絶妙なバランスである。臭みがなく、飲み干したくなるスープだ。・・・否、私は飲み干した。
極細麺の茹で加減が絶妙で、パツっとした歯切れの良さがたまらない。スープとの絡みも良く、替玉を頼んでも麺のクオリティが落ちることなく楽しめた。今回は特に麺とスープの一体感を感じた。
チャーシューは前回と違い、煮豚風の味染みに仕上がっていた。柔らかくジューシーな肉質がスープの旨味を吸い込んでおり、一口ごとに幸せを感じる味わいであった。
替玉を頼んだ際には卓上調味料を駆使し、味の変化を楽しんだ。生ニンニクは特にスープとの相性が抜群で、麺にもよく絡む。替玉の2玉目では調味料をすべて載せてみたが、フライドガーリックが強すぎてこれは失敗だった。ただし、高菜の程よい辛さと油っぽさのバランスは絶妙で、白米が欲しくなる美味しさだった。次回こそは明太ご飯を頼みたい。
次回訪問時には夜の混雑時の雰囲気も体験してみたい。スープ、麺、トッピング、調味料と、全体の完成度がさらに高まり続けているように感じるこの店。札幌で九州系豚骨ラーメンを求めるなら外せない存在となるだろう。
店名
●豚骨拉麺大河
住所
●北海道札幌市中央区南二条西7-1M'sスペース2nd1F
最寄り駅
●地下鉄大通駅より徒歩約7分
駐車場
●なし
訪問日
●2025/1/5
2025/01/06 更新
2024/12 訪問
【札幌で本格九州系豚骨ラーメンを味わうならここ!】豚骨拉麺大河(北海道札幌市中央区) | らーめん備忘録
先月からX(旧Twitter)で話題になっていた豚骨ラーメンのお店に行ってきた。札幌は本当に九州系の豚骨ラーメンのお店が少ない。私も何店舗か訪れたが、全てを満足させてくれるお店はまだ発見できていない。はたして今回はどうなるのか?期待と不安を胸に、話題の新店 豚骨拉麺大河へ足を運んだ。
<メニュー>
●豚骨ラーメン(1000円)
●替玉(200円)
流石は新店、とても綺麗なたたずまいと内装。一見するとお洒落なバーのような雰囲気だ。豚骨ラーメンなのに清潔感があるのはギャップを感じる。店内は落ち着いた配色でまとめられ、カップルや女性同士でも訪れやすい空間となっている。
注文したのはベーシックな豚骨ラーメン。シンプルだけど美しい見た目は、SNSで見ていた写真のイメージ通りだった。提供も注文から1分もかからず着丼という速さ。これには好印象を持たざるを得ない。
スープはSNSの写真では粘度が高そうに見えたが、実際はサラッとした口当たりだった。しかしその中にしっかりと豚骨の旨味が凝縮されている。濃厚さだけを求めるタイプではなく、お店の雰囲気に合った落ち着いた味わいが特徴だと思われる。
麺がとにかく凄かった。人生でもトップ3に入るくらいの極細麺だと断言できる。私はこの極細麺を求めて九州系豚骨ラーメンを食べ歩いていると言っても過言ではない。それほどまでに自分の理想に近い麺だったので、嬉しさを感じずにはいられなかった。
トッピングはシンプルにネギ、チャーシュー、キクラゲの3種類。しっとり柔らかなチャーシューも美味しかったが、特に驚いたのはキクラゲだった。九州系豚骨ラーメンのキクラゲは千切りが定番だが、ここでは丸ごと1枚が入っている。この大胆なスタイルが極細麺との相性抜群で、新しい食感を楽しむことができた。また、上品なラーメンではネギが邪魔に感じることがあるが、ここのネギは美味しい。全ての食材にお店のこだわりが感じられる一杯だった。
九州系豚骨なら替玉は必須ということで1玉注文した。しかし、これは少し違和感があった。麺の茹で加減とスープが喧嘩している印象だった。ただ、冷静に考えると替玉した時にこう感じるのはどのお店でも同じだ。それだけ最初の一杯目のバランスが完璧だったのだろう。一つのバランスが崩れると、途端にイマイチに感じるラーメンの繊細さを再認識した。これもまた魅力の一つだと思う。
ベーシックラーメンで1000円は高いと思っていたが、この満足感なら1000円の価値は十分にある。さらに電子マネー対応という点も便利で素晴らしい。次回は明太ご飯を試してみたい。その他のサイドメニューが増えることにも期待したい。
<店名>
●豚骨拉麺大河
<住所>
●北海道札幌市中央区南二条西7-1 M'sスペース2nd1F
<最寄り駅>
●地下鉄大通駅より御越約3分
<駐車場>
●なし
<訪問日>
●2024/12/19
2024/12/20 更新
「豚骨拉麺大河」がおすすめな人札幌で本格的な豚骨ラーメンを食べたい人極細麺と替玉を心ゆくまで楽しみたい人海老ラー油やチャーシュー丼など個性あるトッピングを味わいたい人札幌中心部で人気急上昇の豚骨ラーメン店「大河」最近どうにも疲れが溜まっていて、気分転換を兼ねて「ラーメンでも食べに行こう」と思い立った。新店を開拓するか、お気に入りのお店に行くかで少し迷ったが、ストレス解消を目的にするならやっぱり“絶対に美味い”と分かっているお店がいい。そんなわけで、私の中で札幌豚骨ラーメンのトップ3に入る「豚骨拉麺大河」に足を運ぶことにした。オープンから8か月が経ち、夜の部が始まったばかりの時間でも店内はほぼ満席。すっかり人気店となった姿を見て、なんだか嬉しいような少し寂しいような気持ちになった。
注文したメニュー豚骨ラーメン(1000円)替玉(200円)海老ラー油替玉(300円)道産豚の炙りチャーシュー丼(600円)観光客のお客さんも増えた印象大通駅から徒歩7分ほど、街中にあるアクセス良好な立地。外観はシンプルながらも豚骨ラーメン専門店らしい存在感を放っている。店内は活気に溢れ、カウンター越しにラーメンが次々と出来上がっていく様子を眺めながら待つ時間も心地よい。オープン直後ながら満席に近い賑わいで、観光客から地元民まで幅広く愛されている様子がうかがえる。
ついつい注文しすぎる魅力のメニュー基本の豚骨ラーメンをしっかり味わいたかったのと、気になっていたチャーシュー丼がリニューアルしたと聞いていたので、それも一緒に注文することにした。さらにこの店名物とも言える替玉は外せない。普通の替玉と、ちょっと変化球な海老ラー油替玉の2種類をオーダー。どうしても食欲に勝てず、ついついサイドまで頼みすぎてしまった。
美しいラーメンと丼のビジュアル着丼した豚骨ラーメンは、見るからに濃厚でコクのありそうなスープに極細麺がしっかりと沈み、チャーシューが堂々と存在感を放っている。追加で頼んだ炙りチャーシュー丼は香ばしい匂いが立ち上り、見た目からして食欲を刺激する一杯。ラーメンと丼の組み合わせはやっぱり強い。
濃厚豚骨スープの味わいこの日の豚骨スープはやや軽めの仕上がりだったが、カエシのパンチが効いていて飲み飽きないバランス。レンゲを口に運ぶたびに豚骨の旨みが広がり、すりつぶしたニンニクを加えると香りが一気に立ち上がってさらに美味しくなる。濃厚さとキレのあるタレの組み合わせはクセになる味わいで、札幌で味わえる豚骨ラーメンの中でも唯一無二だと思う。
札幌では貴重な極細ストレート麺極細のストレート麺は相変わらず最高。茹で加減も絶妙で、硬すぎず柔らかすぎず、スープをしっかり持ち上げてくれる。替玉をすればするほど麺の旨さを実感できるのも、このスタイルの魅力だろう。札幌でここまで本場に近い極細麺を食べられるのは貴重だと思う。
トッピングのチャーシューが進化今回驚いたのがチャーシューの変化。以前はトロトロに煮込まれたタイプだったのが、肉質しっかりの焼豚風へと変更されていた。これがまた絶品で、噛むたびに豚肉の旨味が広がる。チャーシューメンでガッツリ食べたいと思える仕上がりだった。次回来店時はぜひチャーシューメンを注文したい。
海老ラー油替玉に感動チャーシュー丼は以前のコロチャーシューからスライスチャーシューに変わっていて、タレも甘じょっぱさが強めになっていた。個人的には前のスタイルが好みだったが、これはこれでご飯が進む。替玉はつい2回もしてしまった。特に海老ラー油替玉は香りが最高で、豚骨スープとの相性が抜群。ほんのり漂う海老の風味が豚骨の旨味に重なって、新たな中毒性を生んでいた。
他店では味わえない大河の魅力札幌で豚骨ラーメンを提供する店は少なく、さらに極細麺を使う店となると大河くらいしか思い浮かばない。他にも増えてほしいとは思うが、この唯一無二感こそが大河の強みだとも感じる。観光客にもおすすめできる一方で、地元民がリピートしているのも納得の一杯。
札幌で豚骨ラーメンを食べるなら大河で決まり今回もついつい総額2000円以上食べてしまったが、一口一口に満足感があり、後悔は全くなし。むしろストレス解消のために食べに行ったのに、気づけば次回は何を食べようかと考えている自分がいた。札幌で「豚骨ラーメン」「極細麺」と聞かれたら、真っ先におすすめしたいお店がこの大河である。
基本情報店名:豚骨拉麺大河住所:北海道札幌市中央区南二条西7-1M’sスペース2nd1F最寄り駅:地下鉄大通駅より徒歩約7分駐車場:なし訪問日:2025/8/17