2回
2024/10 訪問
ネパール酒におつまみにラーメン、ネワ屋を堪能!
クリーミー担々麺
海老入水餃子
手羽先
焼き卵(オムレツ)
おつまみ砂肝
アルナプレミアムビール
ネパールハイボール
ククリラム ストレート
クリーミー担々麺
新しくなったメニュー その1
新しくなったメニュー その2
新しくなったメニュー その3
ネワ屋オリジナルPOP
外観 夕日が差すネワ屋
内観 その1
内観 その2
内観 その3
全品テイクアウトOKです。
支払い方法は、現金とQRコード決済。QRコード決済は、店舗側が店頭に掲示しているコードを、利用者がスマートフォンで読み取るユーザースキャン方式。
2024/10/17 更新
2024/06 訪問
辛ウマ山椒担々麺&ラムハイボール、メンマ推し!
ネット検索で気になっていた「ネワ屋」さんへ伺った。
店内はカラオケスナックの居抜き物件らしいのだが、綺麗にリフォームされていて古い感じはしない。その内装も穏やかで、とてもよい雰囲気である。
店主は外国の方だが、滑らかな日本語を話されるので、オーダー等で困ることはない。
接客が丁寧で、注文方法も券売機ではなく、店員さんが注文を聞きに来る一般的なスタイルだ。これなら女性同士やカップル、ご家族連れでも落ち着いて食事ができると思う。
注文したのは、看板メニューの山椒担々麺。メニュー表にある「山椒のレベル」は2番のhotを選択。トッピングにチャーシュー4枚、メンマ、青ネギをプラス。
たっぷりミンチご飯も注文した。
山椒担々麺はネパールの山椒を使用。
あとからネットで調べたところ、この山椒は「ティムール」という希少なスパイスのようだ。
ネット上の説明文には「特有のピリピリとした強い刺激と柑橘系を思わせるような爽やかな香りが特徴」とある。
実際に食べてみると、柑橘系かまでは分からなかったが、確かにピリピリとした刺激だけではなく、爽やかなよい香りがする。
そのため、いつも口にする山椒や花椒より、上品なように思えた。
麺は硬めの細麺。パツパツとした歯切れ感が特長だ。スープによくからみ、麺自体も噛むほどに旨みを感じる。
これにピリピリ山椒と辛ウマスープが相まって、なるほどこれはクセになる味わいだ。
(麺の硬さは選べます。私が貼った画像を参照してください)
また、トッピングのメンマはスーパー等の「極太」と書かれているものより、よほど極太で食べ応えがある。シャクシャクと歯応えもよく、ほどよい味付け。
是非、トッピングにお勧めする。
ふと、店内の手書きPOPに目が行く。
そこには「ネパールのお酒はいかがですか」と書かれていた。
ひらがな、カタカナ、漢字がしっかり使い分けられていて、文法上の間違いがあるとも思えない。
これを外国の人が書いたのなら、非常に見事である。
そして、何よりも感心したのはその内容。
それは「いかにもネット上の商品説明文をそのまま写しました」という感じではなく、「自分の言葉でお客さんに伝えよう」という思いがひしひしと伝わってくるものだった。
私は思わず「これ、すごいですね。あなたが書いたんですか?」と店主にたずねた。
店主は「はい。いろいろ調べています」とマスク越しにも分かる明るい笑顔で答えてくれた。
ご迷惑になるので、それ以上の会話はしなかったが、せっかくなので「ラムハイボール」を注文する。
山椒担々麺をすすって、ラムハイボールで流す。
ああ、これは確かにお店が言う通り、スパイシーなものと合う。
例えば、生ビールが辛いラーメンと合わないとは言わないが、私の経験上、辛くしびれた口にビールを流すと、ビールの味が何だかよく分からなくなる。
それがこのラムハイボールだと、ラム酒の甘さが引き立つのだ。
炭酸も手伝って、お口がいい意味でリセットされる。リフレッシュという表現のほうが合っているかも知れない。
そこからまた新たに、辛みを帯びた麺をズルズルと味わい直すのである。
その旨さに、堪らず私は替え玉を注文した。
ここのお店の看板メニュー、山椒担々麺の替え玉だけは10円で注文できる。
それでいて、替玉は結構な量が盛られて出て来る。
また、スープの量は一般的なラーメン店のそれよりも多いと思う。
これまでラーメン店で替え玉をする予定があるときは、なるべくスープを減らさないよう、その量を調整しながら食べ進めてきたが、今回はスープを普通に飲みながらも、替え玉1つに対して十分な量のスープが残った。
ここで、コスパ面について言及させていただくと、これらの点を考慮に入れ、またこの物価高で「ラーメン1,000円の壁」(「ラーメン1杯の値段は1,000円を超えないほうが好ましい」というラーメン業界にある通説)が崩壊しつつある今、山椒担々麺1190円が特に高いとは感じなかった。たっぷりミンチご飯も300円という安さである。
さて、替え玉をスープに入れてほぐすと、再び食べ進める。
辛ウマの麺をズルズル。そこに八丁味噌などで仕込んだ甘辛ウマミンチの飯をかっこむ。辛ウマとよく合う。
次に、また辛ウマの麺をズルズル。辛ウマスープをズズッと飲んで、また甘辛ウマミンチ飯を頬張る。
そこへ、甘ほろ苦ラムハイボールをグビビっと。
さほど量を食べられない私だが、ラーメン1杯に替え玉、ライス(しかもたっぷりミンチご飯)を最後まで美味しく完食した。
お腹もいっぱいで、大満足の昼食となった。
レジで清算する際、店主に「辛くなかったですか?」とお気遣いをいただいた。
帰宅後、お店のことについてネットで調べてみた。
ネワ屋のSNSによると、店主はネパール人で7年前(投稿当時)に留学生として来日。将来的には日本でお金を稼げたら、と思っていたようだ。
しかし、日本で暮らしているうちに、お金を稼ぐことよりも「自分のお店を持ちたい」という夢を持つようになり、昨年(2023年)7月に念願であったこのお店をオープンさせた。
私のイメージでは、これまでネパール人の進出業態と言えばカレー屋さんだった。
だが、このお店の主力商品は、店主の好きなラーメン。「日本初ネパール麺屋」(ネワ屋SNSより)の誕生である。
このお店は、ネパール人先駆者が敷いた「インネパ」というレールの上には乗らず、「自らの夢に向かってチャレンジする」という新たな道を選択した。
そして今、その道を模索し、進もうとしている。
もしかしたら今後、それがまた新たな流れを生み出して行くことになるかも知れない。
今回、実際にお店に訪れてみて、それがとても斬新なことのように思えたし、その気概をもしっかりと感じた。
店主が来日当初、日本語を話せず、バイトもままならなくてよく泣いていた頃から、ここまでこぎ着けるには並々ならぬ苦労と努力があったはずだ。
そして、今もその努力は続いている。SNSで確認すると、開店当初からいろいろなイベントを企画したり、動画を投稿したりと、店主はウィットに富んでおり、また努力家でもある。
どこまで書いてよいのか分からないが「1周年を迎える日までに黒字月を達成したい」と頑張っておられるようだ。
開業資金の問題で、駅から少し離れた場所にある小さなお店。
ですが「一度チャンスください」。
SNSには、そう綴られていた。
少し余談になってしまった。
「カラオケスナックの居抜き物件で、ネパール人が担々麺を提供する」という、端から見れば少し奇妙な光景。
そこに見ることはできないが、確かに存在するその「背景」を、どうしても書き記しておきたかった。
どうかご容赦をいただきたい。
退店時にいただいたポイントカード。
近いうちにこれを持って、夕方ゆっくり飲みに行こうと思う。
ごちそうさまでした。
山椒担々麺。チャーシュー4枚、メンマ、青ネギをトッピング
山椒担々麺。2辛の「hot」は、私にとって、スープが普通に飲めて辛さを楽しめるレベル。
たっぷりミンチご飯。そのボリュームの割に、かわいいネーミング。
色合いも美しく。ラムハイボール 450円
お気に入りのトッピング、メンマ。
この看板が目印です。
本日晴天。元気にはためくお店ののぼり。
外観。綺麗なお店です。
手書きのPOP。よろしければ、ご一読してみてください。
通常、お店で出している麺の硬さは、この表では「ふつう」に該当するそうです(汁なし担々麺などの平打ち麺を除く)。
たっぷりミンチご飯の断面図。お米自体もおいしい。
トッピングのチャーシュー。やわらかくておいしい。
山椒担々麺。麺リフトはもっと勉強します。
替え玉。ボリュームあります。
替え玉。こんなことしている間に麺がのびてしまうので、普段はやらない方がいい。
替え玉をジャポン、辛ウマスープにジャポン、麺ドインジャポン。
内観。この後ろに、もうひとテーブルあります。
内観。落ち着いた雰囲気のお店です。
内観。カウンター席もあります。
メニュー その1
メニュー その2
2024/12/21 更新
前回、お店に伺ったときに見たおつまみメニューが気になり、ネワ屋さんでお酒を飲んでシメにラーメンを食べようとお邪魔した。
ただ、居酒屋さんではないのでランチタイムや繁忙時間帯ではご迷惑かと思い、午後の部の開店時間17時に訪問。店主から元気に挨拶されて、気分よく入店。
「町中華で飲む」とか「蕎麦屋飲み」などが、テレビやネット上で喧伝されるようになった昨今ではあるが、私の経験上、そのスタンスはお店によって異なる。念のため、ラーメンを食べる前に何杯か飲みたい旨を伝えると、店主から「どうぞ。ごゆっくり」と笑顔で言っていただけた。
まずは手羽先と生ビールを注文。
大振りの手羽先が3つ。 こんがりと見事なきつね色である。皮がパリパリ、中のお肉はやわらかくてジューシー。 ふんだんに振られたゴマも香ばしく、暑い日でも食が進む。
溢れ出すジューシーな肉汁を生ビールで流して、最高の滑り出しである。
続いては、海老入り水餃子。
年齢とともに油っこいものを胃が受け付けなくなってきているので、焼き餃子ではなく水餃子というのが有難い。
これに合わせるのは、ネパール産アルナプレミアムビール。近頃、ネパールで流行りのビールとのこと。ホップの苦味が少なめ。スッキリとした味わいでキレがよい。
水餃子の美しさよ。
その食感は、ふわっ、もちもち、ちゅるんである。
ロの中でひゅーは一しながら噛み切れば、餡の旨味と海老のダシ、ラー油だれが舌の上で溶け合い、広がり、より味の輪郭を確かなものにしようとした瞬間、それは鮮やかに消えてゆく。
その余韻さえもなくなってしまう前に、アルナビールの泡で爽快に流す。
店内が混みだしたら、切り上げてシメのラーメンを注文するつもりでいるが、まだお客さんはまばらな状態。何だか許された気になって、もっと頼むことにする。
次に注文したのは焼き卵(オムレツ)。
だし巻き玉子でも甘い卵焼きでもない、香辛料風味のやさしいお味。パラパラと入った薬味がアクセント。
辛さはほぼ感じないので、お子様からお年寄りまで安心して召し上がれると思う。普通に旨い。
これに合わせるのは、ネパールアイス(ネパール産のビ ール)。
穀物の甘味とコクがしっかりと感じられるビ一ルだ。どっしりとした大地を連想させる。
先ほどのアルナビールとは対照的なので、飲み比べてみるのもおもしろいと思う。
そのネパールアイスを焼き卵と合わせてみると、どちらもほっとするような、どこか懐かしい味で相性が良いように思えた。
ラーメン屋で呑むのが「粋」だとか「通」だとか「エモい」とか。
そんなことを言うつもりはないけれど、このお店はカラオケスナックの居抜きである店内と、店主のお人柄も相まってやたらと落ち着く。
続いて、おつまみ砂肝を注文。
ネパールの人気おつまみメニューなのだそう。鶏砂肝、ニンニク、にんにくの芽、生姜、赤唐辛子が入っており、見た目にも色鮮やかだ。
こちらは食べた後、ロの中が少しジ~ンと痺れるぐらいの辛さがある。スパイシーで辛ウマい。店主いわく「ネパールで食べるものはもっと辛い」のだそう。
砂肝はショリショリと適度な歯応えがあり、 噛めば噛むほど滲み出てくる旨味。
にんにくの芽や生姜もポリポリしていて旨い。この食感はどうやって出しているんだろう。
店主に「日本の方には少し硬いかも知れません」と言われたが、それほど硬くはない。
おそらくだが、日本人は外国と比べて肉やパンなど 「やわらかい=おいしい」という風潮があるため、その点をお気遣いいただいたのだと思う。
その意味では、ネパール料理としての歯応えをあえて残してあるのであろう、このおつまみ砂肝。
美味しいのはもちろんのこと、ネパール料理の入門編としても一度、食べてみてもらいたい。
また、インネパ店のネパール料理のように、油でギラギラしていない点にも注目したい。画像を見ていただけるとわかるが、日本のお惣菜のようですらある。 それらの点で、この料理は日本とネパールの間で「いい答えを出している」逸品と言える。
インネパ店にも居酒屋にもないこのメニュー。「ネワ屋名物」と呼べるかも知れない。
口に残った心地よい辛みを、ネパール産ウイスキー「OLD DURBAR」を使ったハイボールで流す。
このハイボールはウイスキー自体のクセや雑味が少なく、まろやかな味わいなので、食中酒としてとても飲みやすい。辛いものとの相性もよかった。
いよいよシメのラーメン。
クリーミー担々麺を注文。チャーシューをトッピングした。
胡麻の白とラー油の赤のコントラストが映える。まずはスープを一ロ。
「胡麻が濃厚」という感じではなく、穏やかでやさしい味わい。前回に食べた山椒担々麺とは違い、辛さも全くと言ってよいほど感じない。
最初の一口は、そのやさしさに拍子抜けしてしまうほどだ。だが、食べ進めてゆくうちに、やさしい味わいの先に広がる繊細で深い旨味に気づく。最初の物足りなさはどこへやらである。
聞けば、ラーメンに使う醤油は全て手作り。胡麻だれももちろん手作り。自家製ラー油は香り付けのためのスパイスを五種類以上使用(その他は企業秘密)なのだそう。旨いはずである。
この店の細麺が大好きな私としては、このやさしいス ープゆえに、麺のパツパツとした歯応えや小麦の風味、そのすすり心地をダイレクトに感じることができるのも嬉しい。 これは間違いなく、クセになる味わいのラーメンだ。
普段、ラーメンスープは残してしまう私だが、これは全部飲み干した。
特に辛いものが苦手な方には、このラーメンをおすすめしたい。
楽しくお酒も飲めるお店なのがわかったのはよいが、それにしてもお客さんの入りは少なめ。
「もっと繁盛していいお店なのに」と、義憤のようなものすら感じる。
最後の1杯はククリラム。もはや氷も入れなかった。
やはり、立地が問題なのだろうか。
お店の前の道は人通りも少なく、車はスピードを出して走り過ぎてゆく。
私はその車の流れを、おいしい料理を用意してお客さんを待っているお店の中から、ただ眺める。
ふと、車のライトがこちらを向いた。店の駐車場に車が入る。
ご家族連れのお客さんだ。その中のお一人が店主に手土産を渡して、親しげに話をしている。
おそらくは常連さんで、このお店の雰囲気と料理を気に入り、またこのお店を応援する意味でも通ってらっしゃるのだろう。
私はククリラムを飲み干し、店主にお礼を言って店を出た。
ああいうお客さんがもっと増えたらいい。
いや、このお店のことだ。少しずつでもファンを増やしてゆくに違いない。
そのときにはカウンターの片隅でいいから、ひっそりと飲ませてもらおう。
混み合う店内で、次の注文をしてもよいのか様子を見ながら。
そう思った。