10回
2025/11 訪問
圧巻の一杯、極上の一皿。W主役の「improv. 」
原点回帰中華蕎麦 平成元年【Premium Tamari醤油】 2,000円
“味変ギミック”盛りだくさんの絶品チャーハン
原点回帰中華蕎麦 平成元年【Premium Tamari醤油】
麺は細ストレート”香味油をまとって麺がキラキラと輝いている”
大村式黄金チャーハン(大SP) 1,500円
国産牛テールの煮込み、その上はニラ醤油。中央には生姜の醤油漬け
本日のメニューボード
先にオーダーを取って頂いたので助かりました!!
当日メニューはインスタでも公開
午前中と仕様が若干変わったのかな?
2025/11/17 更新
2025/10 訪問
五郎×”和牛テールとTomato”──『improv.』
本日は『improv.』へ。
待ちに待った「五郎シリーズの日」
ラインナップは
□五郎[大吟醸和牛味噌SP]
□五郎[和牛テールとTomato]
の二本立て。
向かう道中から悩みに悩んだ末、今回は
▪ 五郎[和牛テールとTomato]
▪ ネギ塩よだれ鶏丼
をオーダー。
久しぶりのカウンター席へ。立ち上る香りに自然と食欲が刺激される。
▪五郎[和牛テールとTomato]
目の前に置かれた瞬間、そのボリュームと仕立ての美しさに自然と頬が緩みます。
メインの和牛テールは、ホロホロになるまで丁寧に煮込まれ、味噌ベースのギミックへ昇華され全体に深みを加えている。
トマトは予想に反してベースのスープではなく、上から重ねており、酸味と甘味が立体的に広がる。
麺は平打ちの太麺で麺がしっかり存在感があるので濃度の高いスープにも負けない味わい、食感で食べ応えもあり満足感を高めてくれる。
食べ進めるごとに味の印象が変化していき、濃い味なのに最後まで飽きのこない『improv.』らしい多段的な構成に。
トッピングのチャーシューも圧巻。
〈煮豚の直火炙り・ローストポーク一日熟成直火炙り・地鶏のコンフィ直火炙り〉の三種。
いずれも力強いスープに合わせ、直火で香ばしく仕上げられており、食感はそれぞれ異なるが噛むほどに旨味があふれ出す。
さらに中に潜むもやし・紫キャベツは、強火で炒めシャキシャキの食感に加え、しっかりと味がついており全体に味の奥行き、食感のアクセントをプラスしてくれている。
仕上げには目の前でパルミジャーノチーズをふんわりとかけてくれ、全体をまろやかにまとめてくれている。
中央に盛られたニンニクの醤油漬けやレモンバターなど、味変のギミックも秀逸。
複雑に絡み合う素材と香り。終始“美味しさが渋滞”しており、気づけば夢中で完食しておりました。
▪ネギ塩よだれ鶏丼
レア気味に仕上げられた食感の良いよだれ鶏に、酸味の効いたネギ塩だれが絶妙にマッチ。
ご飯との相性も抜群で、箸が止まらない美味しさ。
隣で同僚が頂いていた”五郎[大吟醸和牛味噌SP]”も、香り・ビジュアルともに魅力的でした。
毎回、新しい驚きをくれる『improv.』
本日も心から堪能いたしました。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
五郎[和牛テールとTomato]
五郎[和牛テールとTomato]
ネギ塩よだれ鶏丼
五郎[大吟醸和牛味噌SP]
Aedama[Premium Tamari和牛アブラ]
Aedamaも細麺ではなく五郎と同じ平打ちの太麺を使用
外観①『improv.』
本日のメニュー
2025/10/23 更新
2025/09 訪問
進化を遂げる一杯 『improv.』で再び頂く"Aの意志[味]"と特製Aedama
本日もまたまた『improv.』へ予約を取り再訪。
お目当ては先月”醤油の集大成”とならぶ感動をした絶品の”Aの意志[味]”
もう一度味わいたく、足を運びました。
今回オーダーは、
□ Aの意志[味] 2,000円
□ Aedama Ordermade / せっかく命名頂いた名前を忘れたので..「痛風爆弾(仮)」 1,000円
◆Aの意志[味]
同じメニューながら、前回と比べても構成に微妙な変化が見て取れます。
ベースは節系が香り立つ、旨味強めでありながら、飲み口はあっさりとしたスープ。旨みの余韻が心地よく口に残ります。ここに牡蠣ペーストを少しずつ溶かすと、魚介感が一気に濃厚に。さらにフォアグラペーストや初遭遇の鶏ペースト、それぞれレンゲを入れる場所で全く異なるスープの味わい。さらに全体を混ぜ合わせていくと、初めの印象とは全く違う表情の味わいに変化していきます。混ぜ合わせても決して味はぼやけず、スープを昇華させている構成力は”お見事”の一言。
麺も前回のストレートの細麺から今回は平打ち中太麺へと変更。力強さがあり、濃厚に変化していくスープにしっかり寄り添う相性の良さを感じました。
チャーシューは〈熟成ローストポーク、地鶏の照り焼き、鴨のコンフィ〉の3種。それぞれ異なる食感・風味を持ちながら、全体をまとめ上げるバランスは素晴らしく、どれも絶品でした。
完成型に思えた前回の絶品のAの意志[味]が完全にブラッシュアップされた圧巻の一杯でした。
◆Aedama Ordermade/「痛風爆弾(仮)」
本日のメニューにあった“実質フォアグラボディブロー”と“特濃牡蠣”を同時に味わいたく、組み合わせていただいた一杯。
ペイズリー柄を描くように麺線を整え、別々でも一緒でも楽しめる仕様。『improv.』らしい細やかな心配りが光ります。濃厚さの中にも、しっかりと旨味があり、贅沢ながらバランスの取れた仕上がり。まさに至福のAedamaでした。
友人や知り合いなどと、ラーメンの価格についての語る機会がしばしばありますが、人それぞれの価値観だと感じますし、個人的には500円でも高いと感じる一杯もあれば、逆に2,000円でもその手間や食材、技術を思えば安いと感じる一杯もあると思います。
『improv.』の一杯は、まさに後者。価格以上の価値を感じさせてくれる、そんなお店です。
今回も素晴らしい料理を堪能させていただきました。
ごちそうさまでした。
Aの意志[味] 2,000円
Aedama Ordermade/「痛風爆弾(仮)」 1,000円
Aedama Ordermade/「痛風爆弾(仮)」 1,000円
本日のメニューボード
外観① 店舗入り口
2025/10/20 更新
2025/09 訪問
黄金色に輝く”唯一無二の生姜Ramen”「improv.」
本日は群馬工場での打合せ。昼食にて「improv.」を訪問。今週2回目の訪問となります。毎日提供するラーメンが異なる“日替わりスタイル”が特徴で、行く度に新しい発見があるのが楽しみのひとつ。
この日のメニューは
□金色淡麗Ginger Ale Ramen 2,000円
□黄金特濃Ginger Ale Ramen 2,000円
□濃厚生姜醤油釜玉マゼソバ 2,000円
の3本立て。淡麗系が好みですが、「improv.」は濃厚系も絶品なので決めきれず、今回はお店の方にオススメを伺って決めることに。結果「淡麗の方が好みかと…」との言葉に背中を押され
■金色淡麗Ginger Ale Ramen 2,000円
■ネギ塩よだれ鶏丼 500円
をオーダーしました。
黄金色のスープは、見た目は澄んだ清湯ながらしっかりと旨味が感じられる。さらに白髪ねぎ、揚げ生姜、生姜の醤油漬け、ニラ醤油といった“味変アイテム”が美しく整列したチャーシューの上に。ビジュアルも「improv.」らしい洗練された美しい一杯に仕上がっています。
まずはプレーンなスープを堪能。その後、生姜を少しずつ溶かすと旨味にキレ、香りが加わり、さらにニラ醤油を合わせればパンチの効いた表情へと変化。ひとつの丼の中で味の移り変わり、旨味がグラデーションのように重なり合い、”絶品の一言”。麺はスープとの相性の良い、ストレートの細麺で、しなやかな喉越しと絡み具合が絶妙です。
チャーシューは〈ローストポーク・煮豚・赤城鶏のコンフィ〉の3種。すべて一日熟成させた肉を使用しているそうで、特に煮豚はいつも以上にトロトロの仕上がり。口に入れると驚くほど柔らかく、すっと溶けていく極上の味わいでした。
初めて頂いた”ネギ塩よだれ鶏丼”も印象的。弾力のある鶏肉にたっぷりのネギ塩ダレが絡み、まるで鶏刺しを食べているかのような食感。あまりの美味しさに夢中で食べ進めてしまいました。
毎日違うラーメンを提供するとなると、普通なら得意不得意や味のブレが出やすいはずですが、「improv.」ではそれが一切ありません。むしろ毎回が趣向を凝らした“スペシャリテ”とも言える仕上がりで、訪れる度に「今日はどんなラーメンに出会えるのか」と胸を高鳴らせてくれるのが魅力です。”発想力と組み合わせ”、その引き出しの多さには毎回感動させられます。
唯一無二のラーメンを提供し続ける、特別なお店。今回も大満足の一杯でした。
ごちそうさまでした。
金色淡麗Ginger Ale Ramen 2,000円
左から〈ローストポーク・煮豚・赤城鶏のコンフィ〉の3種
ネギ塩よだれ鶏丼 500円
金色淡麗Ginger Ale Ramen 2,000円
スープとの相性の良い、ストレートの細麺
”鶏刺し”のような食感
本日のメニューボード
外観① 入り口
2025/10/20 更新
2025/09 訪問
普通じゃない“ふつうのらーめん”──安中『improv.』で味わう唯一無二の一杯
本日は安中市にある『improv.』へ予約を取り、再訪致しました。9月の日替わりメニューの中でカレンダーが出たときから気になっていた絶対に普通なわけがない”ふつうのらーめん[醤油]”をお目当てに来店。
□ふつうのらーめん[醤油] 2,000円
□のちに伝説となりうるカレー 500円
をオーダー。
□ふつうのらーめん[醤油]
ベースのスープは、「百式観音【五掌六乃掌】」と同じとのことでベースは”五郎”をアレンジしたものとのこと。《牛・豚・鶏・鴨》といった動物系に、様々な魚介の出汁が重層的に重なり合い、それらを醤油で綺麗にまとめ上げています。口当たりはあっさりとこってりの中間。旨味は非常に強いのに、クドさは全くなく、ただただ飲み進めたくなる完成度の高いスープ。
麺はスープとの一体感が抜群のストレート細麺。啜るたびに香りと旨味を纏い、箸が止まりません。
トッピングは左から《煮豚、熟成ローストポーク、赤城鶏のコンフィ》そしてシンプルに海苔。どのチャーシューも手間暇を惜しまぬ仕上がりで、素材の個性と旨味が際立ちます。海苔も香りが豊かでスープとの相性が良く、美味しい。
□のちに伝説となりうるカレー
前回感動した”のちに伝説となりうるカレー” 。本日は前回の牡蠣ペーストのような魚介の要素はなく、洋食屋さんの本格ビーフカレーを思わせる仕上がり。ホロホロとほどける肉、無化調でスパイスを一から調合したというカレーは、甘みと旨味が口いっぱいに広がり、後からじわじわと追いかけてくるスパイスの余韻がクセになる味わい。今回はやや濃度が強めに感じられましたが、それでも十分満足度の高い一皿でした。
毎回異なるジャンルのラーメンに出会える『improv.』。この素敵なお店に出会い、自身のラーメン偏差値や味覚の基準もぐ――っと引き上げられた気がします。《あっさり・こってり、”醤油・塩・味噌”、家系や二郎系──》どんなジャンルのラーメンを食べても、比較対象は結局『improv.』になってしまい、美味しいと思うことはあっても「感動する」と思えるような一杯に出会うことが以前より確実に減った気がする。それだけ唯一無二の一杯を提供してくれる特別なお店です。
普通じゃない”ふつうのらーめん”笑
今回も素晴らしい一杯でした。
お子様めんめんも柔らかく仕上げていただいた麺を短くし、チャーシューはコロコロに。細やかな対応、心遣い本当に有難う御座いました。
ごちそうさまでした。
ふつうのらーめん[醤油] 2,000円
百式観音【五掌六乃掌】 2,000円
のちに伝説となりうるカレー
ふつうのらーめん[醤油] 2,000円
左から〈煮豚・熟成ローストポーク・赤城鶏のコンフィ〉
ストレート細麺
百式観音【五掌六乃掌】 2,000円
Aedama Ordermade/お子様めんめん[髭が生えすぎドラえもんver.]
本日のメニューボード
2025/10/20 更新
2025/08 訪問
「improv.」”至高の一杯”──旨味のグラデーション“Aの意志[味]”
本日は打合せにて群馬工場へ。昼食は、いま完全にどハマりしている「improv.」さんへ訪問。Instagramで公開されるカレンダーを眺めながら、ずっと狙っていた“Aシリーズ”の日。期待を胸にお店へ。
この日のラインナップは
▫︎ Aの意志[味]
▫︎ 特濃牡蠣JENOVAマゼソバ
の二本立て。迷わず私は
■ Aの意志[味]
■ のちに伝説となりうるカレー
をオーダー。
まずは、
■Aの意志[味]
魚介をベースに据えながらも動物系の厚みをしっかりと感じる醤油スープ。ひと口含んだ瞬間に、深いコクと切れ味ある旨味が広がります。
本日のチャーシュー三種。
・赤城どりのコンフィ
・肩ロース煮豚
・熟成赤身肉
相変わらずの豪華な布陣。特に赤城どりは、いつものしっとり食感とは異なり肉肉しさが際立つ火入れ。赤身肉も3段階で異なる火入れを施す徹底ぶりで、手間のかけ方と毎回違う飽きさせない工夫に改めて「improv.」の本気を感じました。
さらに驚かされたのがトッピング。レバー(フォアグラ)ペースト、牡蠣のジェノベーゼペースト、半熟味玉、ほうれん草、揚げごぼう、海苔と彩りも綺麗で豪華。特に2種類のペーストを少しずつ溶かしながら頂くことで、スープは表情を変え、1杯の中で何度も違う美味しさを見せてくれる構成。今日も楽しませてくれる一杯でした。
以前投稿した《醤油の集大成》のレビューを見てくださっていたようで、提供時に「今日はその一杯を超える自信のある一杯です」と一言。お世辞抜きで、どちらも良さが違い1杯で何度も美味しい、甲乙つけがたい至高の仕上がりでした。
そしてもう一つ、
■のちに伝説となりうるカレー
まずは名前負けしない完成度に驚愕。完全無化調無添加で一からスパイスを配合し、作られたカレーは、〈牡蠣ペースト・とうもろこし・きのこ・野菜、さらにはお肉も5種類程〉を贅沢に使われているとの事。奥行きのある味わいで、甘味と旨味が先行し、あとからじんわりと辛味が広がる。ほんのりと漂う牡蠣ペーストのシーフード感も相まって、カレー専門店顔負けの逸品でした。
今回も改めて期待値を超えてくる“唯一無二のラーメン店”を実感。
ご馳走さまでした。
2025/10/20 更新
2025/08 訪問
「澄んでいる」のに「濃厚」──"透明な豚骨”
無性にラーメンが食べたくなったので、向かったのは、今もっとも信頼している一軒「improv.」
毎日違うメニューで楽しませてくれる店。
本日用意されていたのは、
▫︎透明な豚骨 2,000円
▫︎背徳の豚アブラマゼソバ 2,000円
の2本勝負。
今回のオーダーは、
▫︎ 透明な豚骨 2,000円
▫︎ 三種の炙り角斬り肉丼 500円
目の前に着丼した瞬間、そのビジュアルにまず驚かされる。豚骨とは思えないほどクリアなスープ。
肩ロースのチャーシューの上には、背脂が“別添え”で。さらにローストポークの上に添えられた“生姜”がキーポイント──〈醤油の集大成〉で味わっているパンチの効いたimprov.らしい調味技。
今回は早い段階で全体を混ぜてみたが、味の層が折り重なり、まさに「スープを味わうべき」ラーメン。
今日のチャーシューは
・肩ロース
・ローストポーク
の2種.それぞれ異なる火入れ、調理法、切り方で提供しているとのこと。ひと口ごとに異なる旨みと食感が押し寄せ、思わず笑みが溢れる。
麺は歯切れの良い細ストレート。やや固めの茹で加減で、濃厚なスープをしっかり持ち上げてくれる。
一杯の完成度、こだわり、接客──全てがトップクラス。
◆ 三種の炙り角斬り肉丼
今日の内容は、
・赤城どりのコンフィ
・熟成ローストポーク
・煮豚のバラチャーシュー
それぞれが別アプローチで仕上げられており、塩胡椒のみというシンプルな味付けながら、素材の旨み、脂の香ばしさ甘み、食感の違いを存分に楽しめる逸品。
ラーメン店とは思えないレベルの高さを、改めて見せつけられた。
本日は、「豚攻めです。」の言葉通り「improv.」らしくないシンプルな構成でありながら、スープ、チャーシュー、麺すべてにおいて真っ向勝負の“一杯”を堪能。改めて引き出しの多さに圧倒されました。
遊び心と本気を感じる一杯でした。
唯一無二の“即興系ラーメン”。また次のメニューが楽しみでならない笑
ご馳走さまでした。
2025/10/20 更新
2025/07 訪問
【唯一無二─『improv.』で出会った、《醤油の集大成SP(黒)》】
本日は、唯一無二の存在感を放つ『improv.』さんへ、3度目の再訪。最近はまさに"爆ハマり中"で、同僚に予約を取ってもらい再びの訪問です。
こちらのお店、最大の特徴は**「毎日ラーメンの内容が変わる」**こと。Instagramにて1ヶ月分の提供スケジュールが確認可能。本日は《醤油の集大成SP(黒)or(白)》と《濃厚 昆布水つけ麺》の二択から、迷いなく《醤油の集大成SP(黒)》を選択。そしてサイドには《Aedama:焼き海老Black》を添えて注文しました。
◆ 醤油の集大成SP(黒)
カウンター越しに供された一杯は、まずビジュアルから心を掴まれます。
今回は初のカウンター席だったため、店主から直接一杯へのこだわりや構成を伺いながら頂けたのも貴重な体験でした。
「スープは飲む箇所により味が変わるので、ぜひ変化を楽しんでください」との言葉を受け、まずは最もクリアな表層から一口。鶏など動物系の出汁に、煮干・節・昆布などの乾物の旨味が幾層にも折り重なった、奥行きのある味わい。このままで既に完成された一杯です。
さらに背脂を崩せば、そこにコクと甘みが加わり、よりふくよかな印象へ。
加えて〈揚げ葱・白髪ねぎ・青葱〉を絡めれば、香ばしさやシャキ感など異なる食感と香味油による風味が次々と現れ、味わいに厚みが増していきます。。
そして、チャーシューの上に添えられた“生姜”を終盤で溶かし込むと、スープの印象が一気に変化し、より力強くパンチのある後味へと昇華。一杯の中で明確に4度の変化を楽しめる構成には、ただただ驚かされるばかりでした。
麺は『improv.』さんでは初体験となる細ストレート麺。加水率と茹で加減が絶妙で、歯切れの良さと程よいもっちり感を両立。スープとの一体感も申し分なし。麺そのものにも風味があり、力強いスープにしっかりと寄り添っていました。
具材はシンプルに3種の葱と、4種のチャーシュー。
本日のラインナップは【鴨のロース・もも/熟成ローストポーク/赤城どりのコンフィ】の4種。
全てが異なる調理工程、火入れにてアプローチされているとの事で、仕上げの火入れも鴨は火が入り過ぎないよう香りのみを纏わせ、ローストポークは直火で仕上げなど、随所にこだわりが散りばめられています。どれも味・香り・食感の全てにおいて個性があり、それでいて一杯の中で見事に調和している。
◆ Aedama:焼き海老Black
こちらは固まる前に素早く和えて頂くのが推奨。
パツっと歯切れの良い麺に、底に敷かれたカエシがしっかりと絡み、香ばしい焼き海老の風味と、キリっと効いたブラックペッパーが相まって至極の一杯に。
……が、あまりに醤油ラーメンのスープが美味しくて全て飲み干してしまい、「スープにつけて食べても美味しいですよ」と店主に言われた頃には時すでに遅し…。唯一の心残りです。
今回で3回目の訪問でしたが、毎回驚きと感動の連続。
この《醤油の集大成SP(黒)》も、ただ“美味しい”で済ませてはもったいない。
“味の変化に楽しさと驚き”が詰まった、圧巻の一杯でした。
一口ごとに新たな発見があり、食べ飽きるどころか食べ進めるほどに美味しさが増していく。大げさではなく、そんな初体験の一杯でした。誠実な仕事の積み重ねが生み出す一杯に、心から敬意を表します。
私史上、これまででNo.1のラーメンです。
これからも間違いなく通い続けたくなる、唯一無二のラーメン店。
ごちそうさまでした。
2025/10/20 更新
2025/07 訪問
『improv.』再訪【唯一無二の冷製マゼソバ】
本日は、安中市の名店『improv.』へ、同僚に予約を取っていただき再訪。7月の日替わりメニューの中でも特に惹かれていた《冷やしUmiマゼソバ 2,000円》を目当てに伺いました。
しかし当日、店内のメニューボードにはまさかの《Leviathan2025》の文字…。諦めかけたところ「一杯なら出せますよ」との神対応。迷わず《冷やしUmiマゼソバ 2,000円》と《三種の炙り角斬り肉丼 500円》をオーダー。
◆《冷やしUmiマゼソバ》
登場した瞬間、思わず笑みが漏れるほどのインパクト。丼の縁をぐるりと囲むのは、牡蠣をベースにした濃厚ペースト。中央には部位もアプローチも異なる複数のチャーシューが鎮座。紫キャベツ、紫カイワレ大根、刻み玉葱の彩りが美しく、麺はその下に隠れているがなかなかのボリューム。
太めの平打ち麺を下からよく混ぜ合わせていただくと、冷たい麺に絡むカエシと牡蠣ペーストのバランスが絶妙。まるで冷製パスタのような口当たりで、ラーメンというより創作料理として完成された一杯。玉葱、紫かいわれの辛味や清涼感がアクセントとなり、チャーシューは部位ごとに味・食感が変わるので、最後まで飽きることなく一気に完食。
◆《三種の炙り角斬り肉丼》 肉好きを唸らせるサイドメニュー
なんとラスト一杯とのことでしたが、特別に(肩ロース・煮豚・ローストポークのコンフィ)に加え、おまけで鴨もも肉を追加していただき“実質四種盛り”に。どの肉もすでに完成されており、味付けは塩胡椒のみという潔さがかえって素材の良さを際立たせていました。
◆ Aedamaからは《鰹ティラミス》《バジルジェノベーゼ》も初体験
同僚が【Aedama】のコンプリートでオーダーをし、《鰹ティラミス》と《バジルジェノベーゼ》が回ってきました。
《鰹ティラミス》は鰹節の旨味を凝縮したパウダーが主役。意外性に満ちつつも、味の輪郭はしっかり美味。対して《バジルジェノベーゼ》は、香り高いバジルとオリーブオイルが絡む、まさにパスタのような味わい。
今回の再訪で改めて感じたのは、“ラーメンにとどまらない〈料理センスの高さ〉”メニューの一品一品に驚きと感動があり、味・構成・演出、どれをとっても『improv.』でしかできない体験、味わえない味だと思います。
次回は、【Aedama】の《Ordermade》にもぜひチャレンジしてみたいと思います。
ご馳走さまでした。
冷やしUmiマゼソバ 2,000円
三種の炙り角斬り肉丼 500円
外観①
冷やしUmiマゼソバ 2,000円
三種の炙り角斬り肉丼 500円
【Aedama】鰹ティラミス 500円
【Aedama】バジルジェノベーゼ 500円
【Aedama】は温かいうちに良く混ぜて
本日のメニューボード
そして三種の炙り角斬り肉丼もSoldOutに
冒険の書
2025/10/20 更新
2025/06 訪問
『improv.』へ念願の初訪問…
念願叶って、ようやくこちらのお店に伺うことができました。Instagramから予約可能とのことで、私はアカウントを持っていないため、同僚にお願いして予約してもらいました。
『improv.』さんは、毎日メニューが変わるというユニークな営業スタイル。1ヶ月分のラインナップはInstagramでチェック可能です。本日は個人的に一番惹かれていた「鴨メニュー」の日。迷わずオーダーしたのはこちら
・極太モチモチ鴨ネギLv100【淡麗】黒 2,000円
・炙り赤城どりコンフィ親子丼 500円
《極太モチモチ鴨ネギLv100【淡麗】黒》
まず、スープの香りから圧巻。鴨の芳醇な香りと上質な醤油の香ばしさ、そこに鶏の旨みが深く重なり、まさに“旨味の押し寄せる”一杯。淡麗とありますが、軽さではなく、キリっとしたカエシの奥行きが際立つ、重厚な清湯スープです。
麺は名前通り極太の平打ちでもっちり感抜群。このパワフルなスープにしっかり寄り添っていて、食べ応え十分。
トッピングも抜かりなし。鴨肉はしっかりとした噛みごたえで、旨味が濃い。そしてその下からは、しっとりとしたローストポーク、柔らかな鶏胸肉。異なる食感と風味のチャーシューたちが現れて、食べていて全く飽きが来ません。
薬味使いも見事で、ネギは3種類。小口切りの焼き長ネギで甘みと香ばしさ、刻みの焦がしネギで香りとコク、小葱はやや長めにカットされていて、口直しのような爽快感を演出。そして三つ葉がふわりと風味を引き締める。この一体感のある構成、素晴らしかったです。
《炙り赤城どりコンフィ親子丼》
こちらも思わず笑ってしまった程の完成度。コンフィされた赤城どりはしっとりプリプリ、それでいてしっかりとした歯ごたえもあり、噛むたびに旨味がジュワリと広がります。卵はトロトロで、鶏の良さを損なわない絶妙な火入れ。あっという間に胃袋へ消えていきました。満足度がぐっと底上げされる一品でした。
「奇抜な名前のメニューとは裏腹に、非常に丁寧で奥行きのある一杯」料理に対するこだわりと構成力が随所に感じられ、丁寧に仕上げられていく一杯一杯の完成度の高さには驚きました。
再訪確定です。次回はどんなメニューの日に巡り会えるのか、今から楽しみです。
ご馳走さまでした。
極太モチモチ鴨ネギLv100【淡麗】黒 2,000円
炙り赤城どりコンフィ親子丼 500円
極太モチモチ鴨ネギLv100【淡麗】黒 2,000円
炙り赤城どりコンフィ親子丼 500円
外観①
店内黒板メニューにて先払い方式
予約客以外の記帳表
6月のメニュー表
2025/10/20 更新
今回は、以前より狙っていた“中華蕎麦の日”に合わせて「improv. 」へ訪問。そして初めてご飯ものメニューの中に“チャーハン”の文字を発見してしまい、これはもうマストでオーダー。気づけば、麺も飯も主役級の豪華二本立てとなりました。
◆本日のオーダー
▪ 原点回帰中華蕎麦 平成元年【Premium Tamari醤油】 2,000円
▪ 大村式黄金チャーハン(大SP) 1,500円
◆原点回帰中華蕎麦 平成元年【Premium Tamari醤油】
透き通る清湯スープと整った麺線。そして、海苔・メンマに加え、”赤城どりコンフィ・熟成煮豚・ローストポーク”という贅沢すぎるチャーシュー三種。まさに整った”美ビジュアル”。
スープをひと口。
見た目はクリアなのに、中身は動物系、魚介系の旨味が折り重なる濃厚な出汁感。深みと丸みがありつつ、Tamari醤油のタレがキレよくまとめ上げ「見た目は淡麗、味、濃厚」といった感じのスープ。
麺は細ストレートでスープとの相性が抜群。引き上げると香味油をまとって麺がキラキラと輝き、麺そのものの香りも良く、美味しい。
そして三種のチャーシュー。
すべて大ぶりで仕上げに炙りと燻しを施し、香りの余韻まで楽しめる手間のかけ方。“やりすぎ感”は一切なく、全てが一杯の完成度を引き上げているから本当に凄い。
久しぶりにギミック控えめの、真っすぐな“一杯” をいただきましたが、やはり抜群に美味しい。
改めて、improv. は“土台の一杯”が圧倒的に美味しいからこそ、数々のギミックが映えるのだと再確認しました。
◆大村式黄金チャーハン(大SP)
サイズは小500円、中1,000円、大1,500円。大にだけ“SP”と冠されている時点で、選択肢は一択。
黄金色にパラリと仕上がったチャーハンの上を覆い尽くすのは、厚切りの煮豚のドーンとした存在感。その横にはローストポークまでのり、さらに器を回すと 国産牛テールの煮込みが現れ、その上にはニラ醤油。中央には生姜の醤油漬けが控えるという、“味変ギミック”盛りだくさんの仕様。
まずはベースのチャーハン。
塩気の効いたシンプルながら完成度の高い味わい。そこに牛テール煮込みの濃厚な旨味とコクが合わさり、トロっとした煮込みのブーストで全体が少し食べやすくなる。
くどくなるか…というタイミングでニラ醤油と混ぜ合わせ、香りとキレが加わって一気に新しい表情へ。
最後に生姜を混ぜれば、風味がガラっと変わり、終盤に向けてもう一段階楽しませてくれる。
正直、チャーハン単体のためだけに来ても良いと思えるほどの好みの味わい。ボリューム満点なのに気づけば完食。SPの名にのとおり、まさに“スペシャル”な一皿でした。
今回も大満足の訪問となりました。
心から「ごちそうさまでした」