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昼の点数:3.8
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 -
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柳ヶ瀬で100年続く、自家製ソース(絶滅危惧)の大老舗とんかつ屋。訪ねる事が出来て本当に良かった。
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最初はびっくり!黒いとんかつ。
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さすがの厚切り。肉は柔らかい。
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ご飯も美味かった。
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サービスでキャベツの千切りを頂いた。しかも自家製ソースがけ!
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昭和の味わい、絶滅危惧ソース?
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昔は、ウナギも出していたのだろうか。
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イベントのどまんなか。
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2025/05/19 更新
柳ヶ瀬には"老舗"といえるとんかつ屋が数軒ある。
他の店は味噌カツを看板メニューとしている中で
最も古い昭和元年創業(100周年)の「清楽」さん
だけは自家製ソースの店らしい。
商店街ではイベントだったらしく、マルシェや
路上ライブなどで賑やか。いつもより穏やかに
人が集まっていた。
「清楽」さんには14時前に到着。しかしカウンター
のみの店内は満席。しばらく外で待っていると、
足の悪そうな年配のご夫婦が店から帰られる。
店内には横並びで親子3代の家族連れが座っていた。
"厚切とんかつ"を注文。
「あと一組くらいいける?」
「いや、もうご飯が無い」
運良くランチタイム最後の客になれたらしい。
気が付くと店内は、店主達と自分だけになっていた。
歴史を感じる店内で、メジャーリーグの中継と、
カツが油の中で弾ける乾いた音がずっと響いてる。
そして、"サクッ、サクッ、熱っ…"カツを切る音。
「お待たせしました」 店主自ら届けてくれた。
目の前に現れた厚切りカツは、衣が黒っぽい。
まるで衣にしっかりと味付けられた唐揚げみたいな。
そこに自家製のソースがドロっとかかってる。
箸で掴み上げるとさすがの厚切り。
2〜3cmはあるだろうか。
衣は薄くしっかりと揚がっている。
たしかに香ばしいが焦げ臭い程ではない。
肉自体はとても柔らかく、噛むと甘みを感じる。
そして自家製ソースの旨み。ほんのりとフルーツ感。
これは幸せ。ご飯も甘く、赤出しは三つ葉の香り。
夢中で食べていると、ご主人達と話せる空気に。
「このソース、自家製なんですよね?」
「2日かかって作るのよ」と女将さん。
「この辺りは味噌が多いからねぇ。ウチのカツは
衣が薄いでしょ。肉を食べさせたいから。
味噌で食べるなら衣が厚い方がよく染みるからね」
しばらく話しているとキャベツの千切りに
自家製ソースをかけた物をサービスで頂いた。
「本当は100周年で区切りが良いから辞めたいけど
来年また来るっていうお客がいるからさぁ」
お二人共それなりの年齢。店内もそれなりの年季。
"これからも続けて下さい"、などと無責任には
言えませんが、出来るだけ続けてもらえると嬉しい。