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今月のワイン会は「まちのビストロ」にて行いました。
中村シェフのお店はこれで二度目。
食前・食中酒として鳥海山SPを用意。こちらの料理はワインはもちろん、日本酒も欲しくなるんです。
さて最初のペアリングワイン、シャンパーニュ・マルゲに合わせたのは、万願寺とうがらしのフリット・エビパウダー、パッションフルーツのソース。
マルゲらしい瑞々しいミネラルの波間に漂う複雑なアロマに癒されます。ワインは自然酵母による発酵、全ての醸造段階でSO2の添加はせず、個性を鮮やかに引き出すために、すべてのキュヴェでドザージュ・ゼロをつらぬくという拘りの造り手。
二品目はサーモン・白ワインのソースと粗く叩いた焼きナスのピューレ。ナイフを入れると切り口はレアな色合いで、ピューレと一緒に頂くと、より味わいが膨らみます。
ワインは南西フランスの「ル・ロック・ブラン」。4種類の葡萄を混醸して造る白ワインで、「ブルゴーニュのシャルドネを意識した樽発酵・樽熟成がコンセプト」。冷えた状態では凛とした酸とミネラルに支配され、大変美味しいが、液温が上がるとトロピカルな風味が豊かになって雰囲気が一変。長い時間をかけて料理と味わいたい一本。
三品目は、北寄貝をバターでソテー、桃ビネガーで軽くマリネ。シェーブル館のフロマージュフレのソースで頂きます。
ワインは、ドメーヌ ラウゲのパシュラン・デュ・ヴィック・ビル セック・タリオン。こちらも南西フランス産で、このエリアならではの個性を持ったキュヴェの逸品。葡萄を樽発酵、樽熟成させた非常に個性豊かなワインです。冷涼な酸とミネラルを感じつつ、樽の風味とのバランスが素晴らしく感じられ、余韻にグレープフルーツの皮を思わせるヴィターなニュアンスが、桃ビネガー&フロマージュフレのソースとリンクしていて、嬉しくなります。
四品目は、尾長鯛のバター、ベルモットソース。
ワインは、ブルゴーニュはパトリス・リオンのニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・テール・ブランシュ。
ニュイ・サン・ジョルジュの一級畑、レ・テール・ブランシュは、一級畑オー・ペルドリの上部に位置する好立地。赤、白共に一級畑に認められている、コート・ド・ニュイでは珍しい畑の一つ。 パトリス・リオンが手掛けるこちらのキュヴェは、そんなレ・テール・ブランシュに所有する自社畑のブドウを使用。1.3haの畑には、樹齢約20年のシャルドネとピノ・ブランが植えられています。
造りだされるワインは、豊潤な果実味とミネラル感、しっかりとした酸、控えめだけど、澱からのトーストの風味がバランス良く調和した見事な仕上がり。
芳醇さと旨みにおいては「タリオン」の方がインパクトがあるので、こちらをバター・ベルモットを使ったソースの魚料理に合わせても良かったかもしれませんね。ブルゴーニュの繊細さを体現した味わいは、シンプルに焼き上げて、塩とオリーブ、和柑橘位で食す方が合うでしょうか?
まあどちらでも美味しいので大した問題ではありませんけど(笑)。
肉料理は、昆布で〆たという子羊のロティ。柔らかく香ばしいラムの風味に旨みが加わり大変美味。
ソースは赤ワインと豚の出汁(ジュドコション)と鰹出汁を合わせたもので旨みたっぷりです。
南西・ラウゲのマディラン・アルビゾンをセレクト。
「アルビゾン」はピレネー山脈にある山の名称で、南西フランスのローカル品種「タナ」らしい大変濃い色調の、力強く複雑なアロマは、完熟した赤や黒の果実、カシスや桑の実のジャムの要素が感じられます。空気に触れると、かすかな木や香ばしさがあり、樽熟成による素性の良さが感じられます。口に含むと非常にバランスが良くスムーズで、よくこなれたベルベットのようなタンニンがあります。フィニッシュにはブラックペッパーのようなスパイスが感じられ、長く美しい余韻がいつまでも続きます。
柔らかく、乳のみ子羊のミルキーなニュアンスを持つ肉質の歯応えと、ソースの旨みがワインと混然一体となって得も言われぬマリアージュになりました。
お待ちかね! 〆の炭水化物は魯肉飯。醤油ベースに砂糖や香辛料(八角や五香粉)を加えた甘辛く濃厚な味わいが、上質な鉄観音茶の風味のあるオレンジワインによって、口中をさっぱりさせてくれます。
エミリア・ロマーニャの「マンサノ」は100%ソーヴィニョン・ブランで醸されたオレンジワイン。ドライアプリコットやオレンジの皮、アップルティーのニュアンスも感じられ、時間を経て熟した果実の旨味がのぞかせ、濃厚なルーローハンの良い伴侶になりました。
デザートにはシャインマスカットとジャスミンティーのアイス、白ワインのジュレ。
デザートワインは爽やかな柑橘系の香りにレモンピールのほろ苦さがアクセントになっている、イタリア産・レモン果汁入りスパークリング。 酸味と甘みのバランスがほどよく、滑らかで優しい泡立ちですっきりとした味わいで、ワイン会の余韻に浸りました。
今回も大変美味しく、かつ楽しい時間を過ごせました。