秀ちゃんラーメンさんが投稿した菊乃井 本店(京都/東山)の口コミ詳細

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菊乃井 本店東山、祇園四条、蹴上/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

菊乃井 本店〜食の芸術〜

京都グルメ旅Part2東山編〜!八坂神社前を通り高台寺方面に向かう坂を登り、「ねねの道」を経由して左に曲がってさらに坂を登っていきます。こんなところにお店があるのかと思うような場所にそのお店は静かに鎮座しています。大正元年創業の老舗中の老舗「菊乃井本店」さんです。まず驚くのはエントランスのライトアップされたお庭の美しさです。まるで幽玄の世界に迷い込んだかのような錯覚すら覚えます。
お店に上がる際に「お履き物はそのままでお上がりください。」とお店の方から言われます。脱いだ靴を自分で揃えると高級店では失礼に当たる…というのを思い出し、そのまま脱いで上がらせていただきました。
【料 理】
●八 寸(約24cmの器で出てくる数種類の料理)
浦島太郎の玉手箱のような蓋の付いた器で運ばれてきました。ドキドキしながら蓋を開けると、そこは♫絵にも書けない美しさ♫色鮮やかなお料理が並んでいるではありませんか!彩りの美しさにお酒も進みます。八寸にしては一つ一つのお料理が大柄で、写メを撮るにはもう少し料理に隙間があった方が繊細で美しい写真が撮れたかなと思います。
●猪 口(ちょこ)
白子とトリュフの茶碗蒸しでした。独特のトリュフの香と濃厚な白子の食感が上手に融合した茶碗蒸しでした。
●向 付(むこうずけ)茶懐石で最初に出されるお膳の上で飯碗と汁椀の“向こう側”に置かれる器、もしくはその器に盛られた料理
その1 : 「てっさ」と「てっぴ」
厚めに包丁が入っており、フグそのもののお味をしっかりと味わうことができました。ぶよぶよした食感も楽しむことができ、とても美味でありました。
その2 : 寒鰤のお刺身
寒鰤の芳醇な脂でお口の中が満たされます。土佐醤油との相性もぴったりです。
●蓋 物
雲丹と山葵の共演はお見事の一言…雲丹の濃厚な味わいが山葵と一緒に鼻に抜けていくのがわかります。
●焼 物
柚子の釜焼きでした。柚子の香りと九条葱が冬の京都を象徴しているかのようなお料理です。柚子の皮の焦げ目が美しく入っており、料理人さんの美への造詣の深さが伺えます。
●酢 肴(すざかな)お酢を使った料理
親蟹の身の甲羅詰めでした。本ずわい蟹とはまた違った濃厚な親蟹の味を土佐酢ジュレでいただきました。蟹身の一本一本が丁寧に盛り付けられています。それから外子の筋もきれいに処理してあり、外子独特の食感を心置きなく堪能することができました。
●強 肴(しいざかな)(温物の意味で「魚」と限りません。強いてもう一品という意味もあります。)
鴨鍋でした。この時点ですでにお腹いっばいになっていましたが、これが「強いてもう一品」という「おもてなし」なんだと妙に納得した一品でありました。
●御 飯
フグの雑炊でした。柚子の香り立つあっさりとした雑炊です。
●水 物(みずもの)(水みずしい食べものの総称で、予測するのが難しいという意味もあります。)
「苺とチョコレートムースのパフェ」「お抹茶と柿のスイーツ」が矢継ぎ早に運ばれてきます。
柿のスイーツの美しさには心うばわれてしまいました。透明感と深みある色合いが混在しており、まるで宝石のようでした。お味のほうも柿の味を前面に出しつつもザクザクとした梨のような食感もあり、羊羹でもなければゼリーでもない不思議な食べ物です。確かに予測するのが難しい食べ物でした。

「菊乃井本店」さんのお料理は、伝統を重んじながらも新しい日本料理を追求した究極の和食でした。時として格調高く、時としてカジュアルで…緊張と緩和がもたらす食の芸術です。
「お腹いっぱいになって欲しい。」というお店の思いが細部に宿っています。寒い冬の京都でしたが、これらお料理の数々に身も心も本当にあったまります。「お・も・て・な・し」の意味が少しだけわかった「秀ちゃんラーメンIn冬の京都」でした。

2025/12/17 更新

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