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【噂の昆布水つけ麺初体験】 栃木県小山市近郊にある「横倉ストアハウス」は、一見するとカフェのようなおしゃれな佇まいながら、提供されるラーメンは驚くほど本格的。今回いただいたのは、店の看板メニューとも言える「昆布水つけ麺 塩」。シンプルで繊細な構成ながら、一口ごとにじわりと感動が広がる一杯でした。 麺はやや細めのストレート。昆布水に浸された状態で提供され、器の中で静かにとろみをまとったその姿は、まるで一品料理のような美しさ。麺だけをまず一口。とろりとした昆布の旨みがやさしく舌に広がり、塩ダレがなくても成立するのではと思えるほどの完成度。これだけでもすでに満足度が高い。 塩ベースのつけ汁は、動物系と魚介の出汁がふくよかに効いた深みのある味わい。透き通るような塩ダレに、昆布水の旨みが加わることで、複雑でありながらも非常にスッキリとした口当たりに仕上がっています。つけるたびに麺のとろみと塩の出汁が交わり、口の中で完成する味のレイヤーがとても印象的です。 トッピングのチャーシューは低温調理でしっとりと柔らかく、脂の甘みと塩気のバランスが絶妙。味玉やメンマも丁寧な仕込みが感じられ、どれも主張しすぎず、この繊細なつけ麺にしっかりと寄り添ってくれます。 食べ終わった後は、残ったつけ汁に昆布水を注いでスープ割りを楽しむのがまた格別。最後の一滴まで飲み干したくなるほど、じんわりと身体に染み入る味でした。 店内は落ち着いた雰囲気で、BGMやインテリアのセンスも良く、ラーメン店というよりも“ちょっとした食のサロン”のような趣き。スタッフの対応も丁寧で、心地よく過ごすことができました。 昆布水つけ麺というジャンルにおいて、素材の良さと丁寧な仕込み、そしてバランス感覚が光る一杯。小山エリアを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてほしい一軒です。静かな感動に包まれる、そんな食体験が待っています。
2024/05訪問
1回
【老舗食堂の味!!】 那須塩原駅から車で10分ほどのところにある「こばや食堂」。地元の方に長年愛され続けている老舗の名店で、名物のスープ入り焼きそばを目当てに訪問しました。 店構えはどこか懐かしさを感じる昔ながらの食堂スタイルで、暖簾をくぐると穏やかな空気が流れています。店内はテーブル席が中心で、地元の常連さんや観光客の姿もちらほら。土日には行列ができることもある人気店です。 お目当てのスープ入り焼きそばは、見た目からしてインパクトあり。香ばしく炒められた焼きそばの麺が、あっさりとした醤油ベースのスープにたっぷり浸かっています。一見ラーメンのようでもあり、でも口にすると確かに“焼きそば”。このギャップがクセになります。 スープは脂っこさがなく、ほんのり甘みもあってとても優しい味わい。炒めた麺の香ばしさとスープのあっさり感が絶妙にマッチしており、食べ進めるほどに味が馴染んでいく感じが心地よいです。トッピングにはもやしやネギ、豚肉などが入り、シンプルながら飽きのこない構成。 焼きそばなのにスープで啜るこのスタイル、はじめは戸惑いつつも、気づけば箸もレンゲも止まらない不思議な魅力がありました。熱々のスープが体を芯から温めてくれるので、特に寒い時期にはぴったり。 那須塩原に来たら一度は食べておきたい、地元発のソウルフードともいえる一杯。観光ついでの立ち寄りにもおすすめですが、わざわざこの味のために来る価値も充分。素朴で温かい、まさに“食堂らしい良さ”が詰まったお店でした。
2025/04訪問
1回
【宇都宮の夜に見つけた肉の誘惑!】