ぷるこわさんが投稿したラ・トゥーエル(東京/神楽坂)の口コミ詳細

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ラ・トゥーエル神楽坂、牛込神楽坂、飯田橋/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/06 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

新鮮に、上品に

長らく気になっていたこちらのお店。腕を振るう山本シェフは銀座レカンなどで修行された後、こちらのお店に来られたのだとか。ディナーで伺い、ムニュ パロール(19,800円)をいただきました。さらに追加注文できるというフォワグラと黒トリュフを使ったリゾットもお願いし、ワインのペアリング(5杯)も合わせて楽しみました。

食事はレモングラスのアイスを始めとする3種のアミューズから。どれも繊細ながらそれぞれに個性的で、期待感が高まります。
続くメリメロサラダは印象派絵画のような色彩感に目を奪われるだけでなく、30種以上入っているという野菜それぞれに異なる調理・調味が施されており、多彩な味の変化が一皿の中に凝縮されていました。

続いて魚料理。鮎を赤ワインソースでいただく一皿は意外な組み合わせが新鮮ながら、調和してもいる逸品でした。

追加したリゾットは、フォワグラと黒トリュフの芳醇な香りが立ち上りながらも、しつこさのないリッチかつ洗練された印象。

魚料理2品目のアイナメのポワレは、淡白な白身に凝縮感あるソースと香り豊かな野菜が重なり、上品ながら満足感のある味わいでした。

肉料理は仔牛のローストに桜エビを乗せたもので、優しい肉の香りとエビの旨みが合わさり、記憶に残る一皿。

その後デザート、ハーブティと小菓子をいただいて終了。

全体を通して、クラシカルなフレンチの重厚さとは異なり、香りや食感の多彩さ、酸味の織り交ぜ方によって、やさしい味わいの中に変化と奥行きが与えられているような気がしました。付け合わせの野菜や最後の小菓子に至るまで、行き届いたクオリティが感じられました。

お会計はひとり40,000円ほどと少し贅沢にはなりましたが、美味でした。ボリュームも思った以上にあり、リゾットなしでも満足できたかもしれません。

シェフの探究心の賜物なのだろうと思いますが、他でもなくこのお店だから、山本シェフだからこそ味わえる料理・食体験だったという気がします。次回はどんな料理を創ってくださるのだろうと、今から再訪が楽しみです。

ごちそうさまでした。

2025/06/15 更新

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