5回
2025/11 訪問
季節を食べる夜|日本料理 久丹(新富町)
“定例・久丹(くたん)”。
今回は4人での会食。席に着いた瞬間から毎度の安心感がある。
この日の主役は カニ と 松茸。
久丹の料理は奇をてらわず“素材の最高値”で勝負してくる。
だからこそ季節が変わるたびに必ず訪れたくなる。
自然と手が伸びるのはやっぱり日本酒。
料理が良いと日本酒が進むというより「日本酒が必要になる」。
そんな組み合わせをいつも出してくれる。
静かに季節を味わい、語らい、気づけば満たされる。
今回も期待を裏切らない最高の時間だった。
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一言ログ
カニと松茸に日本酒があとを追う。久丹らしい秋の夜。
2025/11/17 更新
2025/10 訪問
松茸に鰻の肝に秋刀魚に。|日本料理 久丹(東京・新富町)
東京・新富町にある【久丹】で定例の食事会。
秋の風が心地よい季節店内ではまさに“秋づくし”の料理が並びました。
この日の主役は松茸。焼き、鍋、天ぷら…とさまざまな姿で登場し、香りと食感の妙を楽しませてくれる。
そして、個人的に感動したのは鰻の肝。ねっとりとしたコクと苦味のバランスが絶妙で地酒との相性も抜群。
締めのご飯は秋刀魚ご飯。ふっくらとした身の甘みとほんのり香ばしい脂が染み渡る。
料理一つひとつに手が込んでおり季節を感じさせる演出が心地よい。
こうしてまた次の会まで頑張ろうと思える時間でした。
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一言ログ
久丹は季節の味と共に心まで満たしてくれる場所。
2025/10/16 更新
2025/08 訪問
和の定例|日本料理 久丹(新富町)
今月もやってきた心を整える定例の食事会。
訪れるたびに季節の移ろいと丁寧な設えが迎えてくれるこの店。
久丹の魅力は料理の奥行きもさることながら流れる空気そのものにある。
この日の主役は伊勢海老。
甘みと弾力が共存する身質を焼きと煮で楽しむ贅沢。
濃すぎず、引きすぎず、まさに素材が語る味わい。
そしていつもの季節の鍋。
今回は出番なしだったがそれでも心は満ちる。
ひと品ごとに、「ああ、やっぱりここだよなぁ」と何度も思わされた夜だった。
やっぱり和食はここに帰ってくる。
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一言ログ
季節を味わうという行為は心を整える儀式に似ている。
2025/08/31 更新
2025/07 訪問
久丹のすき焼きと心ほどける一献を|日本料理 久丹(新富町)
定例の食事会。
今回で五度目?となるのが新富町「日本料理 久丹」。
訪れるたびに思うのは大将の人柄が料理に滲み出ているということ。
丁寧でやさしくて、でも芯がある。そんな味わいが続いていきます。
この日のメインはすき焼き。
濃すぎず甘すぎず。関西でも関東でもない、久丹らしい調和のとれた仕立て。
口当たりのやわらかさに、思わず会話もやわらぎました。
毎度テーマが変わるこの一品が密かな楽しみでありもはや芸術作品のよう。
そしてデザートは水羊羹と定番のアイス。
舌にすっとなじむ雑味のない羊羹に緩やかな余韻が心地よい。
また来たくなる。
それは味も空気感も含めて、人に会いに行っているようなものかもしれません。
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【一言ログ】
旬と人柄が、心をほどいてくれる。
2025/07/10 更新
定例の久丹での食事会。
今回は貸切というかたちでの利用。
この日のテーマはなぜかハイボール縛り。
ハイボールがやけに美味い夜だった。
久丹といえば日本酒という流れが多いが、
この日は珍しく日本酒は一切飲まず。
それでも料理の良さは変わらないしむしろハイボールの軽さが料理を引き立てていた気もする。
そして大将から教わった“夜”。
料理だけではなく、場の作り方、間の取り方、
そういうものを自然と学ばせてくれるのが久丹の凄さ。
酔いが回ってくると不思議と欲しくなるのが自家製アイス。
中盤あたりからずっと頭にあって最後にそれを食べてようやく整った感じがした。
今年最後の久丹。
静かにでもしっかり満喫できた夜だった。
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一言ログ
今年最後はハイボールと久丹で締め。