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昼の点数:4.2
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奥深い正統派の醤油そば
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2025/07/29 更新
【味玉醤油そば】
九段下駅の3B出口から5分程歩くと専大通りの手前のタイ料理店の隣にある朱色の暖簾が目印の人気ラーメン店。連休の谷間だったので「今日は並んでないかも」と思い訪問。予想的中!待たずに入店できました。入ってすぐ左に券売機があり「味玉醤油そば(1,300円)」を選択。キーマ付きのランチと迷いましたが、それは次回のお楽しみに。
店内はメインのコの字型のカウンターと入口の厨房前のカウンターが3席。カウンター上にはミル付きのブラックペッパー、山形の大正館の一味、さらに黒七味も置かれており、薬味にもこだわりを感じます。BGMはジャズ、壁はコンクリート打ちっぱなしで、キレイでおしゃれな内装。出されたお水が驚くほど美味しい。もしかしてこれがパイウォーター?雑味が一切なく驚きました。スープにも使われているとのことで期待が高まります。こだわりがすごいなあ。注文からわずか3〜4分で着丼。濃いめの醤油スープに鶏と豚のチャーシュー。九条ネギが鶏チャーシューの上にふんわり盛られ、ほんのり色づいた味玉はおでん風の見た目。スープ表面には鶏油らしき脂が多めに浮かんでいます。白い丼の向こう正面の縁には金色で二階堂の文字が光ります。
スープは醤油の風味がしっかり。甘味は控えめで、鶏の旨味が主役。丸鶏を使っていそうな奥行きある味に鰹節など魚介系や昆布、キノコといった乾物系の風味が重なり、奥深い味わい。他にもいろいろと入っているんだろうなあ。素晴らしいバランス。鶏油も見た目ほど重くなかった。麺は中細ストレートでツルッと啜れるタイプ。パッツン系ではなく、中心はもちっとしていて美味しい。メンマはチャーシューの下に隠れていた。自己主張しすぎず、ほんのり酸味がアクセント。味玉は味付けもちょうどよく、ほのかに甘味があり、おでんのような優しい味。中心部のみトロトロでスープにもよく合っています。鶏のチャーシューでモモ肉を使っているのが珍しい。でも鶏本来の旨味がしっかり感じられ、プリッとした食感が魅力的。豚のレアチャーシューは、スープの熱で更にほんのり火が入り、二次的な丼内調理のような感じ。漬け込んだ豚の香りが引き立ち、これも美味。ネギも香りがよく、いいアクセントになっています。麺の量も意外とたっぷり。スープが残り半分になったところで味変。ブラックペッパーを加えると、ぐっと締まる味に。一味はしっかりと辛さが立ち、黒七味は山椒の香りが豊かで、どちらもスープと好相性。欲を言えば酢での味変もしてみたいと思いました。
あと接客もとても好印象でした。
なお、お店を出る頃には数名が並んでいました。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。