こーみグルメさんの行った（口コミ）お店一覧

光を纏う細麺と揚げたて天ぷらの競演

鳥栖市の隠れた名店

知る人ぞ知る中華うどん

佐賀県鳥栖市に店を構える「みの屋うどん本店」は、筑後うどんの発祥店としても知られる名店です。多くの客で賑わうこの店で、うどんと並んで愛されています！ カツ丼ハーフ定食980円 ちょうど良いサイズ感が魅力。揚げたてでサクサクの分厚いカツを、甘辛い特製ダレでとじた一品は、出汁の効いた優しい味わいのうどんと最高のコンビネーションです。 うどん店ならではの風味豊かな出汁がカツと卵にしっかりと染み込んでおり、舌を火傷しそうなほど熱々で提供されます。モチモチの自家製麺を使ったうどんとの相性も抜群で、満足感の高い一皿です。 地元の常連客だけでなく、遠方から訪れるファンも多い「みの屋うどん本店」。名物のうどんはもちろん、ぜひこの「かつ丼ハーフ定食」も試してみてはいかがでしょうか。

Udon Kyutaro の肉すだちうどん1100円 丼一面を覆い尽くすすだちのスライスが圧巻のビジュアル。冷たいお出汁から立ち昇る柑橘系の爽やかな香りが、食欲を刺激します。 喉越しの良さと讃岐のコシを兼ね備えた手打ち麺 機械を使わず、うどん作りの全工程を手作業で行うという麺は、その手間暇が味に如実に表れています。硬すぎず弾力のあるモチモチとした強いコシが特徴。不揃いな太さが手打ちならではの温かさを感じさせます。この艶やかな剛麺を啜る瞬間は、まさに至福です。 いりこの旨味と肉のコク、すだちの清涼感 うどんの美味しさを支えるのは、旨味がギュッと詰まった冷たい出汁。すっきりとした味わいの冷製出汁に、すだちの爽やかな酸味と香りが溶け出すことで、一口飲むごとに清涼感が口の中に広がります。 立ち食いスタイルながらも、そのクオリティは食べログ百名店に選ばれるほど。うどんのコシ、出汁の深み、そしてすだちの爽快感。すべてが高いレベルで調和した「肉すだちうどん」は、大阪にいながらにして本場讃岐の技術と季節の味覚を堪能できる、絶品の一杯です。

博多のソウルフードと言えば「やわらかいうどん」。その代表格である「因幡うどん」は、創業以来変わらぬ製法で「だし」を大切にしてきた老舗だ。 因幡の博多セット1,430円 まさに博多の粋を凝縮した一品。ふっくらとやわらかな自家製麺を啜ると、まずは羅臼昆布と数種の煮干しから丁寧に引かれた、芳醇で旨味濃厚なだしがじんわりと心に染み渡る。 セットの主役は、名物のごぼう天うどん。かき揚げ状のゴボウは香ばしく、だしを吸うとハラハラと崩れていく食感がたまらない。見るからに豪快な、これぞ明太とろろご飯の理想形！器から溢れんばかりにかけられた、真っ白なとろろの量に圧倒される。まるで白い滝がご飯を覆い尽くしているようだ。 まずは箸でその“壁”を崩し、たっぷりのとろろを大胆に掬い上げる。口に運ぶと、長芋の新鮮な香りと、驚くほどなめらかで強靭なネバリが舌に絡みつく。ご飯粒一つ一つが、分厚いとろろの層に包まれ、一気に喉元へ。 この豊潤なとろろの中にこそ、博多の粋が光る。プチプチとした食感と、濃厚な旨味を持つ明太子が、とろろと一体となって絡み合う。 博多うどんの魅力を余すことなく堪能できる。優しいだしが、旅の疲れも癒やしてくれる博多の味。この一杯は、何度でも恋しくなること請け合いだ。

北九州のソウルフード

創業以来変わらぬ製法で愛され続ける名物 かしわうどん　460円 駅利用客はもちろん、この味を求めて遠方から訪れるファンもいるほど。 かしわうどんの特徴は、何と言ってもその甘辛く煮付けられたかしわです。噛むほどに旨味が溢れ出す、この甘じょっぱい味付けが、まろやかな出汁に見事に溶け込み、深いコクを生み出しています。 麺は九州らしい、コシよりも口当たりの良さを重視した柔らかなうどん。この素朴な麺に、かしわの旨味が染み込んだ熱々のつゆが絡みつき、冷えた身体を芯から温めてくれます。わずか数分で提供される手軽さも魅力で、忙しい乗り換えの合間でも、さっと胃袋を満たしてくれる心強い存在です。 460円という手頃な価格ながら、長旅の疲れを癒してくれる懐かしい味わいは、まさに駅グルメの金字塔。鳥栖駅に降り立った際には、ぜひホームでこの伝統の味を体験してみてください。