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夜の点数：4.3
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￥3,000～￥3,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 4.3
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|雰囲気 4.3
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|CP 4.3
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|酒・ドリンク 4.3
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［ 料理・味4.3
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| サービス4.3
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| 雰囲気4.3
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| CP4.3
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| 酒・ドリンク4.3 ］
赤坂見附にある居酒屋
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2025/10/15 更新
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赤坂見附のビル3階。エレベーターの扉が開くと、思っていたよりも静かで、照明がやさしい。「地鶏 かけはし」という名に、最初は“焼鳥メインの居酒屋かな”と想像していた。けれど、一歩足を踏み入れればわかる。ここは単なる鶏料理店ではない。鶏を“素材”としてではなく、“主役”として丁寧に扱う空気がある。
最初に感じたのは、香りのきれいさ。炭火の煙が軽く鼻を抜けるが、重たくない。焼かれる瞬間の音が小気味よく響き、調理というよりも、儀式のような静けささえある。焼き加減も絶妙で、香ばしさのすぐあとに、鶏の脂の甘みが追いかけてくる。強調しすぎず、抑えすぎず、芯のある味だ。
料理は派手な盛り付けこそないが、出てくるたびに“間”がある。ひと皿ひと皿が呼吸をしているようで、食べ手にもその余白を委ねてくる。添えられた塩や薬味の温度までも計算されていて、すべてが“ちょうどいい”。
そして何より印象に残るのは、店全体に漂う「距離感の上手さ」。店員は親しすぎず、かといって無関心でもない。客との間に一本の糸が見えないように張られていて、そこに静かな信頼感がある。
赤坂には洗練された店が数多くあるが、「かけはし」はそれらとは少し違う。飾らず、媚びず、ただ誠実に“地鶏のうまさ”を届けることだけに集中している。気づけば、ゆっくりと箸の動きが遅くなっていた。食べ終わるのが惜しいと感じたのは久しぶりだ。