レイレイ345さんが投稿した青山鮨孝(東京/外苑前)の口コミ詳細

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青山鮨孝外苑前、表参道、青山一丁目/寿司、海鮮、日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

南青山にある寿司屋

南青山の夜は、派手さよりも“整った静けさ”が支配している。
その静けさの延長線上に、地下へ降りる小さな階段がある。
「青山鮨孝」は、その階段を一段ずつ踏みしめる時間から物語が始まる鮨屋だ。

扉を開けた瞬間、鮨屋にしては珍しいほど“余白”を感じる。
音が少ない。空気が濁っていない。
店内は華美ではなく、無駄が削ぎ落とされているのに、
冷たさは一切ない。
まるで“集中するための空間”として設計されているかのようだった。

カウンターに座ると、
目の前の檜がゆっくり呼吸しているように見える。
店主の動きは素早いのに、
ひとつひとつの流れが途切れない。
水を切る動作、包丁の軌跡、
指先でネタを整えるときのわずかな圧。
それらがすべて、店内の静けさを壊さないリズムで進んでいく。

鮨孝の鮨は、派手な演出をしない。
香りを煽らず、過剰に説明もしない。
ただ、目の前に置かれた瞬間に“その一貫の意味”が自然と伝わる。
仕事の細かさを声で説明する必要がないのだ。
ネタの温度、シャリの湿度、塩気の幅が、
こちらの呼吸に合わせるように調整されている。
食べ手を追い込まない、優しい緊張感がある。

印象的だったのは、店主の言葉の少なさだ。
沈黙ではなく、余白としての静けさ。
こちらが質問すれば答えてくれるが、
会話で埋めることを求めてこない。
その距離感が不思議と居心地よく、
食べているうちに自分の感覚だけが研ぎ澄まされていく。

この店の良さは、華やかさではない。
味だけを語る店でもない。
“落ち着いた精神状態で食と向き合うための場所”という、
今の東京では珍しい立ち位置を貫いている点にある。

食事というより、
静謐な時間を体験する鮨屋。
青山という土地の空気とも驚くほど調和していた。

店を出ると、地上に戻るだけで街の音が一気に戻ってくる。
その瞬間にわかる。
ここは“夜の余白”をつくるための鮨屋だと。

またあの静けさに身を預けたくなる。
そんな一軒だった。

2025/11/12 更新

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