レイレイ345さんが投稿しただいごみ(東京/神田)の口コミ詳細

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だいごみ神田、新日本橋、淡路町/居酒屋、創作料理、ろばた焼き

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

居酒屋

神田という街は、効率と実用でできている。だからこそ、この店の存在は少しだけ異物だ。エレベーターを上がった先に広がるのは、派手さではなく「煮続けること」を美徳にした空気。ここでは、料理が主役というより、煮込みが作る時間が支配している。

席につくと、まず鼻に届くのは静かな香りだ。主張しすぎない出汁の匂いが、服に染みつくほど近くにある。それなのに、うるさくない。店内の温度、音量、人の距離感——すべてが“煮えすぎない”ところで止められている感覚がある。

だいごみの面白さは、食べ進めるほどに「派手な記憶が残らない」ことだ。強い味、驚く演出、写真映え。そういったものを意識的に排除した結果、代わりに残るのは身体がゆっくり納得していく感覚。箸を動かすリズムが自然と一定になり、会話のテンポまで穏やかになる。

神田の居酒屋は、仕事終わりの解放装置であることが多い。でもここは違う。ここに来ると、仕事と私生活の間にあった“ささくれ”が、出汁でふやけていく。飲んでいるのに、なぜか疲れが抜けていく不思議な感覚がある。

「煮売屋」という名前はよくできている。料理を売っているというより、煮ることで生まれた余白を提供している。短時間でも、長居しても成立するのは、この店が“時間を管理しない”からだろう。

流行りの店でも、懐かしさだけの店でもない。
神田という街で、黙々と火を入れ続けてきた店だけが持つ説得力が、ここにはある。

2025/12/14 更新

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