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夜の点数:4.3
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 4.3
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|雰囲気 4.3
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|CP 4.3
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|酒・ドリンク 4.3
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[ 料理・味4.3
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| 酒・ドリンク4.3 ]
静かな贅沢がひっそり息づく、ネオ和食の昼下がり
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2025/11/19 更新
西武新宿駅の雑踏を抜けて、エレベーターでふわりと上階へ。扉が開いた瞬間に広がる、洗練された“和モダン”の空間がまず印象的だった。決して気取っているわけじゃないのに、どこか余裕があって、昼なのに少し背筋が伸びる。そんな落ち着いた雰囲気の中でいただくネオ和食は、どれもひとつひとつの所作が丁寧で、静かに胸が高鳴るような時間だった。
最初に運ばれてきたのは、ウナギがちょこんとのった大ぶりのシュウマイ。見た瞬間のインパクトに思わず笑ってしまうのだけど、蒸篭の香りとウナギの甘い照りが合わさると、不思議と上品にまとまっている。ひと口かじると、肉汁のふくらみとウナギの香ばしさが重なって、新しいけど落ち着きのある味わい。遊び心と技術、どちらも感じられて嬉しくなる一品だった。
続いて、細い麺を巻き付けて揚げた海老。衣がカリッと軽やかで、中の海老はぷりっとふくよか。添えられたソースを少しつけると、揚げ物なのに重さがなく、太陽の光が差し込む昼のテーブルにぴったり。見た目は華やか、味はきれいめ──この店らしいバランスが光っていた。
そして、青椒の細切りにしらすをのせた和え物。これがまた、いい意味で肩の力が抜ける。シャキッとした青椒の青さと、しらすの塩気がちょうどよく、口の中が一度まっさらに整うような感覚。強い主張はしないのに、料理の流れに優しいリズムをつくってくれる存在だった。
全体を通して、派手さよりも“間”や“余白”を大事にしている印象。料理の盛り付けも皿選びも、お店のトーンに合わせて静かに統一されていて、食事が進むたびに気持ちが整っていく。歌舞伎町の上とは思えない落ち着きで、ひとりでも、誰かとでも気持ちよく過ごせる空間だった。
『ネオ和食』と聞くと身構えてしまいそうだけれど、この店はやりすぎず、でもしっかり“新しい”。そんな絶妙な塩梅が心地よい、印象に残る食事だった。