ぷくいぬさんが投稿した富岡一丁目の夕陽(東京/門前仲町)の口コミ詳細

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富岡一丁目の夕陽門前仲町、越中島、木場/居酒屋、日本酒バー

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

夕陽みたいに、じんわり心に残る和食

門前仲町の路地を歩いていると、ふいに灯りがやわらかく漏れる小さなお店。「夕陽」という名前のとおり、どこか懐かしくて、胸の奥がじんわり温まるような和食を出してくれる一軒だった。丁寧だけれど気取らず、肩の力がふっと抜ける。そんな“素直なおいしさ”が続いていく時間だった。

最初に出てきた握りは、光沢の美しい身と清涼感のあるお皿の色が美しい対比をつくっていて、思わず見とれてしまった。口に運ぶと、しっとりとした食感と優しい甘みが広がり、ネタとシャリの温度が自然に溶け合う。これだけで、今日の料理が間違いないと確信できるほどの一貫。

続いての皿は、茄子と鮭を炊き合わせたような一品。出汁がしっかり染みた茄子の柔らかさと、香ばしく焼いた鮭の旨みが共存していて、口の中がほわっと落ち着く。和食ならではの“じわっと沁みるおいしさ”が、ゆっくり湧き上がってくるようだった。

箸休めのように出てきたタコと青菜の和え物は、みずみずしさが心地よく、少しの塩気が素材の味を引き立てる。重さがないからすうっと入ってきて、料理の流れに爽やかな風を通してくれる存在。

炙った鶏肉は、表面の香ばしさと中のふっくら感が絶妙で、レモンを絞ると脂の甘さが際立つ。素朴だけれど“ちゃんと焼きの技術がある”ことが感じられる一皿で、この店の誠実さが表れているようだった。

そして最後に運ばれてきたのが、せいろに入った炊き込みご飯。ふわりと立つ香りだけで幸せになれるほどで、米ひと粒ひと粒が立っていて、噛むほどに旨みが広がる。派手ではないのに、やさしくて、心を整えてくれる締め。

全体を通して、奇をてらうのではなく、和食の“良さ”を丁寧に積み上げた料理ばかり。お皿の選び方や盛り付けもやわらかな世界観で統一されていて、名前のとおり夕陽のように静かで温かい余韻が残る食事だった。

一人で静かに過ごしたい夜にも、大切な人と落ち着いて食事をしたい時にも寄りたくなる、そんな素敵なお店。

2025/11/19 更新

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