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夜の点数:3.7
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 3.7
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|サービス 3.7
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|雰囲気 3.7
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|CP 3.7
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|酒・ドリンク 3.7
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[ 料理・味3.7
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| サービス3.7
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| 雰囲気3.7
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| CP3.7
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| 酒・ドリンク3.7 ]
やさしい和のつまみでほっとできる一軒
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2025/11/27 更新
川崎の雑居ビルの上階にある「彩維」。扉を開けた瞬間に感じる、静かな和の空気が印象的だった。派手ではないけれど、照明の落ち着いた明るさや木のテーブルのぬくもりがちょうどよく、肩の力を抜いて過ごせる。料理も雰囲気も、ちょっとひと息つきたい夜にぴったりの和食居酒屋だ。
まず運ばれてきたのは「とろたく」。粗挽きのマグロのとろりとした食感と、たくあんのコリコリ感。この対照的な二つが合わさることで、噛むたびリズムが生まれる。海苔の香りとごまの香ばしさ、青ねぎのアクセントも心地よく、スプーンでのせて巻いて食べると一気に幸せが広がる一品。お酒との相性も抜群だけど、単品で食べても完成度が高い。
続くホタテは、炭火で軽く炙られた香ばしさがまずふわっと香る。外側はきゅっと焼き目がついているのに、中は驚くほどしっとりしていて、噛むほどに甘みが溶けていく。添えてあるレモンを少し絞ると旨みが引き締まり、横の塩をちょんとのせると味がきれいに立ち上がる。余計な手を加えず、素材そのものの良さをそのまま届ける、和食の魅力が詰まった一皿だった。
そして締めの「黒蜜きな粉アイス」。見た目は素朴だけれど、黒蜜の濃い甘さときな粉の香ばしさがやさしく溶け合って、どこか懐かしい幸福感がある。濃厚な甘さなのにくどさはなく、口の中をふんわり包み込むような余韻が続く。強い主張はしてないのに、最後にしっかり満足させてくれる、静かに心に残るデザート。
全体を通して、ひと皿ひと皿の丁寧さがちゃんと感じられる店だった。派手な演出はないのに、気持ちよく過ごせる。ひとりで軽く飲みたい時にも、落ち着いた空間で誰かと話したい時にも寄りやすい、そんなバランスの良い和食居酒屋。自然とまた来たくなる、心地よい一軒だった。