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夜の点数:4.3
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料理・味 4.3
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|サービス 4.3
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[ 料理・味4.3
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| サービス4.3
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居酒屋
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2025/11/03 更新
赤坂見附の交差点からすぐという立地にもかかわらず、「九州料理と地酒 くら」は都会のざわつきとは別のリズムで時間が進んでいる。扉を開けた瞬間に感じるのは、九州の温度と東京の洗練がちょうどよく混ざり合ったような心地よさ。派手な装飾も奇をてらった演出もないのに、なぜか印象に残る。“落ち着く九州”をここまで丁寧に形にしている店は珍しい。
料理は、九州らしい力強さよりも“旨みの奥行き”で魅せるタイプ。鶏・豚・魚、それぞれの扱いが誠実で、塩気や出汁の使い方に無駄がない。濃厚な一品でも重くならず、軽やかな料理でも物足りなさがない。九州の味をそのまま持ってくるのではなく、赤坂で食べるからこそ成り立つバランスに仕上げている点が、ほかの九州料理店とは明確に違う。
店の空気を形づくっているのは、スタッフの距離感の良さだ。必要以上に介入してこないのに、少し視線を向ければすぐ応えてくれる。飲み放題の提供もテンポがよく、会話の流れを妨げない。その自然さが、料理の味までやさしく感じさせる。
個室・半個室が多いため、赤坂らしい落ち着いた夜にも、仕事終わりの軽い一杯にも使いやすい。賑やかすぎず、静かすぎず、ちょうどよい“余白”がある空間。九州料理というジャンルに抱きがちな豪快さよりも、「丁寧においしい」を積み重ねた先にある満足感が大きい。
赤坂見附で九州料理を選ぶなら、ここを知っているのはちょっとした強みだと思う。特別感よりも、安心して美味しいものが食べられる幸福感。
“また来よう”が自然に生まれる、そんな大人の一軒だった。