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夜の点数:4.1
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.1
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|サービス 4.1
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|雰囲気 4.1
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|CP 4.1
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|酒・ドリンク 4.1
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[ 料理・味4.1
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| サービス4.1
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| 雰囲気4.1
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| CP4.1
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| 酒・ドリンク4.1 ]
恵比寿にある居酒屋
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2025/11/25 更新
恵比寿で飲む夜は、なんとなく都会的な余裕が漂う。
けれど、その余裕が時に距離を生むこともある。
洗練されすぎた街には、肩の力を抜く場所が必要だ。
そんな時、エビスリヨンビルの5階に灯る「うまかばい」の文字が、まるで救いのように見えた。
扉を開けると、博多の活気がそのまま転がり込んでくる。
照明はやや落とし気味で、木の温もりが心の“警戒心”をそっと解いてくれる。
恵比寿らしいスタイリッシュさはしっかりあるのに、どこか実家に帰った時のような安堵がある。
都会と九州のちょうど真ん中。そんな絶妙な空気感。
店員さんの声は明るいが、騒がしいわけではない。
客との距離の詰め方が上手い。「よか晩をどうぞ」とでも言われたような、そんな空気が漂う。
地酒のラインナップは、ただ九州を集めましたではない。
“物語を持った酒”だけが、静かに冷えたグラスを待っている。
一杯ごとに、知らなかった土地の風景が胸に立ち上がる。
料理の豪快さは、九州の誇りだ。
しかし、ただ力強いだけではない。
使われている食材や味付けには、きちんと東京の舌への理解がある。
「本場に寄せるのではなく、本場をこちらへ迎え入れる」
そんな柔軟さが、皿のうえに息づいていた。
恵比寿で九州料理と言うと、どこか無骨なイメージを抱きがちだが、ここは違う。
荒々しさと繊細さが同居していて、それが恵比寿に馴染んでいる。
決して選択肢の一つでは終わらず、「ここを目的地に飲みに来る」タイプの店だ。
飲食店を星や点数で測る時代に、
こういう場所がまだ息づいていることが少し嬉しい。
仲間と笑いたい夜でも、一人で静かに杯を傾けたい夜でも、
優しく受け止めてくれる。
九州と東京の距離が、ふとゼロになる。
そんな時間をくれる店だった。
また、恵比寿で迷った夜はここに来よう。
二度目でも、初めての気持ちにさせてくれるだろうから。