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夜の点数:4.3
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 4.3
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|雰囲気 4.3
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|CP 4.3
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|酒・ドリンク 4.3
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[ 料理・味4.3
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| サービス4.3
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| 雰囲気4.3
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| CP4.3
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| 酒・ドリンク4.3 ]
居酒屋行きました♪
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2025/12/01 更新
門前仲町の通りを歩いていると、夕方でもないのにふっと“黄昏”の気配が差し込む瞬間がある。店名を知ってから訪れると、その理由が少しだけ分かった気がした。富岡一丁目のこの店は、時間の流れをほんの少しゆっくりにしてくれる。
扉をくぐった瞬間、明るすぎない照明がまず目を休めてくれる。木の色味と影の落ち方に、どこか懐かしさがあるのに、居酒屋の“くたびれ感”は一切ない。静かに整った空気のなかに、ほどよく温度がある。初訪問でも肩の力がすぐ抜けた。
スタッフが忙しそうに動いているのに、こちらには雑さが一切伝わってこないのが印象的だった。声をかけるタイミングや間合いが、妙に心地いい。店として“人の気配の扱い方”が上手いのだと思う。料理が届くたびに、手間を惜しまない丁寧さがそのまま皿にのっていた。
味について一言でまとめるのは惜しいほど、どれも輪郭のある美味しさ。派手ではないが、ひと口目で「これは外さない店だ」と確信できる類いの味だ。盛りつけだけでごまかさない、本当にちゃんと作っている料理。食べ進めるほど信頼が積み重なる。
そして不思議なのは、店全体が“夕陽の時間”みたいな落ち着きをまとっていること。騒がしさが嫌いな人でも、自然と深呼吸したくなる。同行者と話していても、食事していても、心の速度が落ち着く。店名に引っ張られているだけかと思ったが、滞在してみると納得する。
門前仲町という街の懐の深さと、この店の柔らかい空気がうまく混ざって、気づけば帰り際には少し気分がやわらかくなっていた。
「また来たい」というより、「またこの時間に戻りたい」と思わせる店。そんな場所はそう多くない。