七篠さんさんが投稿した牡蠣と牛タン 波遊 新橋駅前本店(東京/新橋)の口コミ詳細

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牡蠣と牛タン 波遊 新橋駅前本店新橋、内幸町、汐留/居酒屋、牛タン、海鮮

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2026/01 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

新橋で囲む鍋の席

新橋駅前にありながら
食事の時間を切り分けてくれる居酒屋。

外の喧騒を背にしつつ、全席完全個室という構成が功を奏し、賑わいは感じながらも席ごとの時間はきちんと守られている。仕事終わりの集まりや会食など、用途を限定しない使い勝手の良さがあり、腰を落ち着けて料理と酒に向き合える空気が整っている。

料理は温度帯と味の振れ幅を意識した構成。主役となる牛もつ鍋は、卓に据えられた瞬間から存在感を放つ。もつは下処理が丁寧で、特有の臭みを感じさせない。煮込まれることで脂の甘みが引き出され、スープには旨みが静かに溶け込む。濃度は過度に寄らず、箸を進めるごとにコクが重なっていく仕立て。野菜との相性も良く、鍋としての一体感が保たれている。

牡蠣のアヒージョは、海の要素を加える一皿。オイルは重さを抑え、牡蠣の旨みを包み込む役割に徹している。加熱によって身はふっくらと仕上がり、噛むと内側から滋味が広がる。鍋料理とは異なる方向性で、食卓に変化をもたらす存在。パンや酒を自然と呼び込み、場の流れを緩やかに切り替える。

牛タンローストビーフは、肉の扱いの幅を示す一品。低温で整えられた断面は色味が美しく、舌に触れた瞬間に柔らかさが伝わる。赤身の旨さが前に出つつ、後味は軽やか。鍋の合間に挟むことで、味覚の方向が切り替わり、食事全体に奥行きが生まれる。

海老ワンタンは、小ぶりながら印象に残る存在。皮は薄く、口当たりはなめらか。中の餡には海老の甘みが凝縮され、噛み進めるほどに旨みがほどける。強い主張はせず、他の料理と並んでも調和を保つ位置づけ。こうした一品が挟まることで、食卓の密度が自然に高まっていく。

酒類は幅があり、料理に合わせて選択肢を切り替えやすい。鍋に寄り添う一杯から、肉料理に合わせるものまで幅広く対応でき、好みの異なる席でも困らない。提供の間合いも安定しており、会話と食事のリズムが途切れにくい点も心地よい。

全体を通して感じられるのは、温と冷、肉と海といった要素を無理なく織り交ぜる構成力。派手さに寄らず、一品ごとに役割を持たせることで、満足感が段階的に積み上がっていく。新橋という街の性格を受け止めながら、個室という安心感の中で食事と酒を楽しめる一軒。賑わいの只中にありながら、食の時間を丁寧に扱っている印象が残るお店。

2026/01/31 更新

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