グルメ専門医さんが投稿した三日月とほたる(福岡/千鳥)の口コミ詳細

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三日月とほたる千鳥/創作料理、パン、大福

1

  • 昼の点数:3.4

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:3.4

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

静かな古賀の昼に、そっと灯るほたる

どうも、グルメ専門医です。

玄関脇の紺色の幕が風に揺れていて、当直続きのぼんやりした目にもはっきりと「ここで一度、呼吸を整えなさい」と言われているようでした。砂利の音を踏んで中に入ると、小さな花器に生けられた野の花がテーブルに一輪。派手さはないのに、そこに置かれているだけで空気が整う。仕事場では見落としてしまうような、ほんの小さな変化に気づける自分がまだ残っていたことに少しほっとしました。

この日のランチは、魚と肉がどちらも楽しめる平日限定の5,280円のコース。紙のメニューに並ぶ品書きは簡潔で、必要以上の説明をせず、まるで「静かに始めましょう」と促すよう。冷前菜は、ガラス皿の上に小さな色が散らされていて、食べるというより季節をそっと撫でていくような一皿でした。

温前菜は、皿全体の静けさが印象的でした。カリフラワーや根菜の穏やかな甘み。どれも声を上げないのに、そばにいたくなる味です。医局のざわつきとはまるで別世界で、口に運ぶたびに自分の中のスイッチがひとつずつOFFになっていく感じがしました。

スープ、そして天魚鯛のグリル。焼き目の香ばしさのあとに、白いソースが柔らかく追いかけてくる。決して重たくないのに、身体の奥まで届く温度でした。魚料理の段階で、今日ここに来た意味がもう半分は満たされたような心地よさがありました。

肉料理は鹿児島牛シンタマのステーキ。ロゼ色の断面がそのまま語りかけてくるようで、噛み締めると静かに旨味が広がります。付け合わせの野菜の焦げ目がまたよくて、派手ではないけれど誠実な一皿。過労気味の身体にもすっと馴染むやわらかさでした。

デザートはりんごの香りが静かに立ちのぼる。最後のパフェ仕立ては思わず姿勢を正してしまうほどの美しさで、果実の優しい酸味とクリームの柔らかさが、食後の余白を整えてくれました。コーヒーがやってきた頃には、さっきまで感じていた肩の重さが不思議と薄らいでいました。

550円でパスタを追加できますが、このコースだけでも割とお腹いっぱいになるので、食いしん坊の人はパスタつけていいかもですね。

三日月とほたるは、派手さや奇抜さではなく、「今日の自分を静かに整えてくれる」場所でした。食事というより、生活に小さな余白を作るための時間に近い。そんな昼のひとときでした。

2025/11/25 更新

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