5回
2025/10 訪問
今年も新そば粉を求めて
奥の駐車場で降りて来てあのちっちゃいムクゲの木はどうしたかなと探したけどアジサイばかり。処分されちゃったのかなと思ったけど目の前に立ちはだかる見覚えのない大きな木の葉っぱをみたら、ムクゲの葉だった。お前、立派になったなー^_^
店正面から左手に覆い被さっているもみじの紅葉はまだ始まっていない。店に入って見ると新そば始めましたの張り紙。やはりw
厨房にはあの名物マスターの姿はなく、給仕係のあのけたたましいお姉さんも居ない。別の店になってしまったよう。ソバは細切りで少し黒めの硬めになった感じ、天ぷらの衣は密着系になった。見た目に麺も天ぷらも盛り付け方が変わった。何というか、ざっくり偶然感がなく意図的。味が落ちたとも言えないけど、自分の知ってる那由多とは別の店だ。
今年も食べる前にそばに鼻をくっつけてクンクンクンカと嗅いでみたけど、特に新そばって香りはしなかった。実在しない幻の香りである可能性が高いw。
そば粉を500グラムぶん購入して帰る。
2025/10/22 更新
2023/11 訪問
新そばの香り
11時開店と思って来たら11:30だったので車内で待つ。同じように思い違いしてか、他にも2組の客が店の外で待っている。正面に新そばの張り紙。朝から冷たい雨で、今シーズン1番の冷え込み、お昼になっても外気温10℃前後。店内も寒いのか、マスターがシャツの襟を立てて蕎麦を切っているのが見える。
開店の時間になると外で待って居た人たちが、最初に来た人からどうぞと手招きする。これが日本人のマナー、モラルというやつだ。いや、こっちは車の中でぬくぬく待ってたしと思ったけど、せっかくの好意は受けなければと慌てて車から出る。エンジンを止めるのを忘れた事が後で分かった。
天せいろを待つ間メニューをめくると、そば粉おわけしますというページが^_^。これはぜひ買って帰ろう。
自分はそばの香りというのが分からない。この店のなら感じられるかもと期待して居たけれど、やって来たせいろをくんくんしても何も分からなかった。むしろ、普段は少し甘い香りがするのに今日のは無臭。口に入れて噛んだ時に微妙に何か違うものを感じた程度だった。
食べ終えて持ち帰りのそば粉の準備を待っていると、後から来たお客さんが食べ終えて先に出る。顔が合うと、おっと、知り合いのご夫婦と息子さんでは。こないだも知り合いの定食屋のマスターに会ったし、つくばは狭い^_^。
駐車場の周りのアジサイの葉は霜焼けしたような色になって切り戻されて居たが、小さい葉っぱのムクゲだけは夏に観た時よりさらに大きくなって居た。
追記
買って帰ったそば粉をぬるま湯でとくと擦ったヤマイモのようになり、ヤマイモのような香りがし、ヤマイモのような味がします。加えて微かにアーモンドのようなナッツ系の香り。そばの香りというのはこの事かと思いました。爽やか系ではなく香ばしい系ですね。弱い香りですし蕎麦切りにして茹でたらほとんど溶け出すか変質して残らないと思います。そば粉のデンブンは生でも食べられ、水の量と加熱具合でジェル状、モンジャ状、ムース状、お好み焼き状、ういろう状など様々な食感になるため、自宅でもそばがきに限らない色んな食べ方が楽しめると思っています。
2023/12/13 更新
2023/08 訪問
伝説のそば屋さんに来た
土浦学園線の花室交差点から入って九重小の隣りと言うことは地図で分かっていたけれど、噂通り看板もなくて一旦通り過ぎてしまい、変だなと思って地図アプリで見ると200m戻れと^_^。
ネットには11:00開店とあったけど、客が炎天下店の外で待ってる状態。待ってる客と顔が合ったら、ありゃ、クジラ食堂のオヤジじゃん。お久しぶりですーとなった。常連らしく、この店の人にも名前で呼ばれて居た。自分の店に出入りして居るのだろう学生を何人か連れて来て居た。最近はどこで飲んでるんだと詮索してくるから、いや近所のウエルシアの近くに安くて面白い欧州料理の店ができましてねと軽く売り込む。
開く前の店の中を覗くと、見覚えのある店主がソバをマイペースなと言うか心を込めたという姿勢で切っているところ。オズの魔法使い的にイメージが膨らまされてるけど、以前たまたまくいだおれの居酒屋のカウンターで隣の席になってお話ししたところでは、ふつうに物腰の柔らかくて人の話をちゃんと聞いてくれるおじさんだった。昔吾妻3丁目でそば屋さんされてましたよねと聞くと、今上の室に居ますとおっしゃったので、あー引退されて悠々自適なのかなと勝手に思っていた^_^
テーブルは6卓で開店後にすぐに埋まり、後から来た人はお断りになる。ぼっちで4人がけのテーブルに座ってると申し訳ないような得したような気分^_^
天せいろをたのんだら、天ぷらの巻き添えで出て来るのに時間がかかった。ソバは… 普通のちゃんとしたソバだった。まさにオーソドックス。何十年か前に話題になった頃にはつくば近辺には無かったかも知れない。ただ、香りがちゃんとした。新そばの季節になると人は蕎麦の香りガーとか言うんだけど、自分は感じた事がない。でもこれをクンクンして、あーこの匂いの事か、知ってると思った。
噂のバナナの天ぷら…は甘く、天ぷらと言う調理法で作ったデザートだなと思った。
店を出る時レジ前に意味不明な透明ビニールシートがぶら下がってたので何ですかこれ即刻撤去して頂けませんかね気持ち悪いから、と言って店を出た。
駐車場の周りには色んな植物が育って居て、ムクゲの「夏空」と思われる園芸品種のがこじんまりと、でもすごくみっしりと葉っぱをつけて、少し小さめの花を咲かせて居た。
2023/08/12 更新
今年も店に覆い被さるもみじが紅葉してる頃…と思って来たらなんて事だ…
そばは歯応えが増し、天ぷらはボリュームを増していた。お通しは脱力系になっていて、出さない方がいいと思った。