この口コミは、桑畑三十郎さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:5.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス3.5
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| 雰囲気5.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
聖地巡礼
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あついの小
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ひやいの小
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米屋
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秘境
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2015/07/30 更新
あれは忘れようとしても思い出せない、1997年の秋。
開店したばかりのジュンク堂池袋店2階実用書売場で、この本関西で結構売れてるんですよと薦められた本、それが、当時香川県でしか流通していなかった、ホットカプセル社の「恐るべきさぬきうどん」だった。
この本はのちに新潮社から全国発売され、さぬきうどんの全国ブームに一役買ったのだけれど、当時の関東エリアでは「知る人ぞ知る」局地的グルメ本だった。
椎名誠の「怪しい探検隊」を彷彿とさせるドタバタぶり、登場する店のマニアックさ、どれもツボにはまってシリーズを何度も読んだが、なかでも一番ココロ惹かれたのが当店。ものすごく美味しいのに看板がない。観光地でもなんでもない山の中。しかも米屋。
それから17年。これまで3回ほど「さぬきうどん巡礼」に訪れていたが、あまりにも辺鄙な場所なので訪問できずにいた。
4度目の今回はレンタカーなのでやっと行ける。
途中、同行者が急性腸炎にかかり医者で点滴を受けるというアクシデントに見舞われたが、同行者を見捨ててまで「谷川米穀店」を目指した。
聖地巡礼には脱落者が付きものなので仕方ない。
分かりにくい分かりにくいとは聞いていたが本当に分からない。駐車場からGPSを頼りにあちこちウロウロして行列を見つけた。店の裏は渓谷である。
メニューは大(280円)小(150円)ひや・あつ、卵(50円)のみ。潔い。1杯目はひやいの小、2杯目はあついの小に卵。
だしはない。青唐辛子と醤油をかけて食べる。
青唐辛子は本当に辛いので注意してほしい。1杯目で入れすぎて、正直味が分からなかった。
思ったよりも細く、しかしながら鮮やかにエッジの立ったうどん。うどんだけなら田村のほうが好みだったが、そんなことは問題ではない。自分は今、あの谷川米穀店でうどんを啜っているのだ。仮にうどんが糸こんにゃくであったとしても感動しただろう。
当店、ものすごく沢山のレビューがあるのでタイトルだけざっと見渡してみたが、激賞する派と、「なんでこんな店が人気なの?」と疑問を呈する派にハッキリ分かれているようだ。この違いは、冒頭にあるような「『恐るべきさぬきうどん』の事前学習、もしくは洗脳」をされているかどうかにかかっていると思う。アタシは洗脳組の最たるものだから、もはや店の前に辿り付いた時点で☆5は確定であった。
17年越しの巡礼が叶って満足。