ミヤマヤさんが投稿したうなぎ 魚政(東京/四ツ木)の口コミ詳細

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酒がなくても ご飯はおいしい

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うなぎ 魚政四ツ木、八広/うなぎ

1

  • 昼の点数:4.7

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/05 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

いい日、いいうなぎ

今日は四ツ木の魚政へ予約して友達と行った。
東京で3位にランクされる名店である。
11:30過ぎ、京成の四ツ木駅で初めて降りた。
結構遠かった。

駅を出たらすぐ目の前に店があった。
まだ新しいきれいな店だ。
本日の昼の部は予約で売切れとの張り紙。
予約をしないと食べられないんだね。

暖簾をくぐって入ると、さほど広くないスペース。
小さなテーブルが4つ並んでいて、その一つに案内される。
他にも部屋があるのかもしれないが、どちらかと言うと狭い空間だ。
うなぎの名店というとしっとり落ち着いたたたずまいなものだが、こちらはどちらかというと下町の普通のめし屋さんという感じ。

予約時に注文してあるので、20分くらい待てば出て来るだろうと思い、ビールを飲みながら待つ。
どのテーブルにも「予約席」の札が立っていて、先客は一組。
ビールはキリンのハートランドの小瓶だった。
あまりお目にかからないビールだね。

メニューを見ると、うな重は
国産(上)    4815円
国産(特上)   5880円
坂東太郎(上)  5830円
坂東太郎(特上) 6880円
天然鰻      時価
となっている。

今日は坂東太郎(特上)を頼んである。
坂東太郎なんて、先月初めて食べたばかり。
要するに養殖うなぎの横綱ってことかな。
先日食べてとてもおいしかったのでつい頼んでしまったが、いい値段だね。

メニューを見ていて気がついた。
当店では丁寧に焼き上げるため、最短でも40分時間をいただくと書いてある。
では、ゆっくりと待ちましょう。
一人で来ると、ひまだろうね。

ビールのあてに、肝わさと骨せんべいが出た。
なんせ酒を飲まないので、普段はこういうものを頼まない。
骨せんべいも久しぶりに食べた。
肝わさはなんのくさみもなくすんなり食べられたが、おいしいかと聞かれたらよく分からない。
酒を飲む人はこういうのがおいしいのだろうか。
後で気づいたのだが、骨せんべいや肝わさは、うな重を頼んだ客には全部出るらしい。
特に酒のあてということではないのかも知れない。

40分待ったが、まだ出てこない。
そして、50分待ってやっと肝吸と新香が出てきて、うな重の登場間近と分かる。
待ちかねたよ、坂東太郎君。

立派なお重の蓋をとると、美しいうなぎが堂々と横たわっていた。
思っていたより浅い焼き上がり。
焦げ目もほとんどない。
大きさは、一匹分でほぼお重一面を覆っている。
かなり大きなうなぎだと分かる。

裏側を見ようと箸で持ち上げると、柔らかくて少し崩れる。
なるほど、かなり強く蒸してある。
裏皮の焼き目を見て、驚いた。
表と違ってとても良く焼いてあるのだ。
全面に焦げ目がついて、パリパリ。

横から見る身の厚さも、かなりのものだ。
これは期待できる。

早速 端からいただく。
うん、おいしい。
身が厚く、やわらかでふっくら。
坂東太郎の特長が出てる。
ボリュームたっぷり。
おいらの好みの焼き方ではないが、とってもおいしいのだ。

タレは、甘からず辛からず、とてもいい具合。
しかし、なんとも言えずおいしい。
同じ鰻でありながら、このようにおいしく食べることが出来るというのは、やはり調理法に鍵があるんだろうなあ。
焼き手の腕が違うんだろう。

皮がとても良く焼けていて、その香ばしさが食べているといいアクセントになる。
焦げた皮が本当においしい。
これは自分で食べてみて分かったのだろうか。
ここまで焦がす店は他にあまりないように思う。

ご飯も申し分ない。
肝吸も、あっさりとした味付けでとてもおいしい。
吟味された新香も、いいね。

それにしても、うなぎのうまさここに極まれりという感じ。
今までに食べたうなぎの中でも、まさにトップクラス。
見事な蒲焼というしかない。

もし、坂東太郎を頼まずに国産を頼んでいたら、かなり違うのだろうか。
同じ技術で焼けばきっとかなりおいしいうなぎになることだろう。
うなぎの大きさ、身の厚さなどは違っても、味はそんなに変わらないのではないだろうか。
50分待たされても、7000円払っても、このうなぎは全部忘れさせてしまう力を持っている。

うなぎの持つうまみがある。
そのうまみを引き出すのが料理人の腕。
このうなぎは完璧にうまさが引き出されている。
うなぎがおいしいとは、こういううなぎのことを言うのだと思う。

きれいな竹製の山椒入れがあったので、中を確認した。
さわやかないい香りの新鮮な山椒の粉が入っていた。
もちろんおいらは山椒は使わないけどね。

うなぎが好きだ。
うなぎならなんでもいいと思っていた。
でも、違うのだということが分かった。
うなぎの質もあるが、調理の仕方で大きく変わるのだと思う。

このうなぎを食べてしまうと、他所で食べるうなぎがみんな見劣りがしてしまう。
坂東太郎君、また食べたいなあ。
一人で来ても食べられるのだろうか。

葛飾の片隅に、こんな名店があるなんて知らない人も多いだろう。
今日はいい日だった。

  • 坂東太郎(特上) 6880円

  • 坂東太郎(特上)

  • 裏皮

  • 厚み

  • ご飯

  • 骨せんべい

  • 肝わさび

  • ハートランド

  • ごちそうさま

  • メニュー 2018年5月

  • メニュー 2018年5月

  • メニュー 2018年5月

  • メニュー 2018年5月

2018/05/22 更新

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