ミヤマヤさんが投稿したトマト(東京/荻窪)の口コミ詳細

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酒がなくても ご飯はおいしい

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トマト荻窪/カレー

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク -
1回目

2019/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

荻窪 トマトのカレー。やっと食べることが出来た。

荻窪に住んで34年以上になる。
食べログを始めて8年めになる。
なのに、カレー屋さんで日本一にランクされる地元のトマトへ行ったことが無かった。
それは、いつも並んでいて入れそうにないと思っていたから。

今日は昼を一人で食べることになったので、一念発起して行ってみようかと思った。
たかがカレーを食べるのに、一念発起しなければならないってところが、おかしい。
口コミを読んでみると、昼の部では10時までに並ばないと入るのが難しいという感じだ。
昼は2回転で、20人くらいが入れるよう。
どうせなら1回目に入りたい。
場所は荻窪駅南口から仲通り商店街を行き、コープとうきょうの先を左折した所で、分かりやすい。

ということで、歩いて店に着いたのは9時40分だった。
すでに3人並んでた。
でもこれなら1回目には入れると、安堵した。
暑さがぶり返したので30度超えで、ジリジリと太陽が照り付ける。
その後次々と人がやってきて、後ろに並ぶ。

10時前に隣のマンションの清掃のおじさんが出てきて、マンションの前には並ばず向かいの学校側に並べと言ってくる。
仕方なく、店の前の3人を残して移動。
いつの間にか列がかなり伸びている。

女性は日傘をさしているが、男も折り畳み傘を開いて日よけにしている。
おいらも傘をさして、日をよける。
並んでいるのは、比較的若い人が多い。
そして、カップルも多い。

代表での場所取りOKらしく、前の3人がいつの間にか5人になっている。
10時半頃に店から奥さんと思われる女性が出てきて、人数を数える。
後ろの方は見えなかったが、今日の昼の部に入れない人が帰されていたようだ。
後で見に行ってみたら、「お昼の営業は終了しました」という看板が出ていた。

それにしても、夏の日盛りの炎天下でじっと待っているというのは、つらく情けないものがある。
おいらのような年寄りは、こういうことは本当はやめておいた方がいいと思った。
時間の経つのが、長い。
スマホをいじっていても、時間は経たない。
それにしても、みんな辛抱強い。

11時半開店だと思っていたら、11時10分に店を開けてくれた。
やれやれ、有難い。
中は冷房が効いていて、オアシスだ。
カウンターに3人、テーブル席が4つで12人座れる、最大で15人がけの小さな店。
おいらは早かったので二人掛けのテーブルに座ることが出来た。
もう一人座れるが、相席はなし。
結局1回目に入店できたのは、11人だった。

奥さんの接客はとても丁寧で、順番に席に着かせ、順番に注文を聞いていく。
厨房の奥にいる旦那さんは、顔が見えなかった。

さて、なにを注文するか決めきれず迷ったまま来ていた。
メニューを見て、他の人の注文を聞いて、考えた。
一番人気はタンカレーらしい。
次は和牛ビーフジャワカレーらしい。
そして、野菜やチーズを追加する人が多いようだ。

おいらはタンは別に好みではないので、ビーフにすることにした。
野菜を追加するかどうか迷っていたが、奥さんに聞いたら野菜の量が多く300gもあるという。
そんなに多いということは普通じゃないので、食べてみるかなと思って野菜を追加した。
和牛ビーフジャワカレー(辛口) 2300円 + 季節の野菜 550円 を注文。
ご飯は少なめにしてもらった。

ちなみに、ビーフタンカレーは 3000円と、かなりの値段だ。
でも、すぐに売り切れてしまい、最後の方で注文した人は今日は無くなりましたと断られていた。
なかなか大変な世界だと思ってしまった。

店の中は、小ざっぱりした小さな喫茶店的な雰囲気。
天井からはシャンデリア風の灯りが下がっている。
静かにジャズが流れ、大きな声を出す人もなく落ち着いた空間だ。
なんだか、小さな船に乗り合わせたような感じで、変な一体感がある。

考えてみたら、たかがカレーである。
隣の西荻はカレーの町で、10軒近くの店で食べている。
でも高くても1000円で、3000円のカレーなんて知らない。
一体どんなカレーだというのだろうか。

最初に水とナプキンとナイフ・フォークが出され、カレーが出る前になるとタマネギのマリネと福神漬けが出される。
水は、少し減っただけで追加してくれる。
なんだか儀式のような感じで進められていく。
カレーが出るまでには、また結構な時間がかかった。

最初の人のカレーが出るまで、約15分。
おいらのカレーが出るまで約30分だった。
ということで、店に着いてからほぼ2時間でカレーが目の前に出てきた。

おお、これがおいらのカレーか。
よくぞ出てきてくれた。
待ってたよ。

カレーはステンレスの足つきの円形容器に入って、ご飯は楕円形の陶器に入って、出てきた。
ご飯の上には干しブドウが3つ乗っかっている。
カレーは容器に収まり切れず、野菜類が上に盛り上がって乗っている。

さあて、どうやって食べようかな。
そもそも、何を使って食べるか、迷う。
カレーの入った器にはカレーをすくうスプーンがあり、手元にはスプーンとフォークがある。
カレーの上にある野菜をとるには、箸が一番使いやすそうだが、箸はない。
最初フォークでいくかと考えたが、結局スプーンでいった。
まあ、考えたらこれが普通だろうね。

まずは、カレーのルーの部分をすくって味をみてみた。
何十種類もの香辛料を使ったカレーは、さすがに奥の深い味でおいしい。
複雑な味と香りが、口いっぱいに広がる。
確かに今までに食べたカレーでも、ダントツにおいしいものだった。
もしかしたら、こういう味は日本人にしか分からないおいしさかも知れない。
辛口というほど辛くはなく、ちょうどいい辛さだ。

評論家じゃないので、どういうものが使われているかなんてどうでもいい。
おいしければそれでいい。
野菜をすくって食べてみる。
なるほど、一つ一つ吟味されて処理された野菜がおいしい。
そして、カレーをすくうと中から次々と色んな野菜が出てくる。
書くときりが無いので書かないが、かぼちゃとかブドウなどの甘みを感じるものがとても新鮮でおいしかった。

カレーにまみれた野菜を食べながら、時々ご飯。
一口一口が違う野菜の味を楽しめて、なるほどと感心する。
確かに野菜を追加で頼むのは、正しいかも知れない。
でも、量が多くて最後の方で少し飽きが来るのも確かだ。

ところで、肝心の和牛ビーフちゃんは一体どこに?
半分食べても、まだビーフが現れない。
なので探してみたら、底近くに数片隠れていた。

ビーフを食べてみる。
確かに柔らかくて、おいしい。
噛む前にとろけてしまう。
でも、ビーフは少なかった。
ちょっとがっかりだった。
野菜の量を見て、これはビーフも沢山入っているんだと思ったが、違った。

時々タマネギと福神漬けをとって食べる。
福神漬けがなかなかおいしい。

しかし、カレーの総量は多かった。
食べ進めるうちに、おなかがふくれてきてしまった。
ご飯少な目は正解だった。
追加野菜が無ければこれほどではないということだろうが、このおいしい野菜はぜひ欲しい。
となると、おいらには季節の野菜カレー1950円というのが、一番いいのかもしれない。

食べながら、いろんなことを考える。
外ではまだあの暑い中でまだかなあと思いながら待っている人たちがいる。
かといって、さっさとかきこめるようなカレーではない。
食べるのに時間がかかる。

こんなに味わってカレーを食べたのは、多分初めてだ。
他の客も同じように、黙々とカレーを食べている。
きっと、味をかみしめているのだろう。
そして、ほとんどの人が、このカレーはおいしいと思っているに違いないと感じる。

おなか一杯になってしまった。
支払いをすると、中からご主人が「ありがとうございました」と挨拶してくれた。
ご馳走さまでした。

調べたら、この店はおいらが荻窪に越してくるより前から営業していた。
もっと早く来ればよかった。

家から歩いて行ける場所に、日本一のカレー屋さんがある。
でも、長時間待たないと店に入れない。
とてもおいしかったけれど、また行くかと聞かれたら、もう行かないと答える。
さすがに2時間近く待つのは、もういい。

  • 和牛ビーフジャワカレー(辛口) 2300円

  • 和牛ビーフジャワカレー(辛口) 2300円

  • ライス 少な目

  • 付け合わせ 福神漬け+タマネギ漬け

  • タマネギ漬け

  • 福神漬け

  • ビーフがなかなか出てこない

  • メニュー 2019年9月

  • メニュー 2019年9月

2019/09/19 更新

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