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特製盛合せ~種類豊富♪どれから箸をつけようか。
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炊き加減最高のご飯。
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味噌汁もつけばもっとうれしい。
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かじきまぐろバター焼♪旨し!
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中身に嘘偽りなしの海老フライ♪
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メニュー。
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人形町A2出口裏手に、控えめにたたずむ。
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涼やかで品のある外観。
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隣はかの文豪、谷崎潤一郎の生家ですぞ!
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没後30年を機に設置された説明看板。
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名残惜しく、歩道の反対側から撮る。
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熱中症警戒アラートが連日発令されても、のこのこと外出。
目的地は、お初の地、人形町。
老舗の有名店が軒を連ねる地域。
好物の洋食店も然り。
行きたいお店が5~6軒あり、栄えある1軒めに選んだのが、こちら「小春軒」です。
創業はなんと、明治45年!山縣有朋のお抱え料理人が開業したのだとか。
手前にある「玉ひで」は、大行列!!すごすぎる・・・。
さいわい、「小春軒」は私が今日の1号の客でした。
建物の外見はそれほど古くなさそうですが、中に入ってびっくり。
昭和30年代の食堂そのものです。
すりガラスが嵌った木製の引戸。
テーブル、椅子も、厨房カウンターや物入れに至るまで、擦り切れた木製。
白壁がまたいい風情。
メニューを手に取ると、感じのいい女将さんが、「説明しましょうか」と声をかけてくれます。
名物はやはり、有名な「特製カツ丼」で、フライはメニューごとに盛合せが変わるようです。
密かに狙っていた、カジキのバター焼きが含まれる「特製盛合せ」に決めました。1500円。
「待ち時間に、よかったらどうぞ」と、さりげなく人形町界隈、日本橋界隈の観光マップとガイドを3種類持ってきてくれて、食べる前からもう、ノックアウト必至の好対応ですよ!
フムフム、やはり情報通り、狙うお店は人形町駅周辺に固まっているゾ。これは効率的に攻められるというもの。
ほどなく運ばれてきた盛合せとライス。
女将さん、ひとつひとつわかりやすくフライの中身を説明してくれます。
「お好みでお使いください」と、辛子の容器を。
「ソースはこちらです」と、取りやすい位置にソースを置いてくれて、料理への期待急上昇です。
内容が盛り沢山。どれから箸をつけたものか。贅沢なシンキングタイム。
おっと、冷めないうちにね。
全体にレモンを絞り、まずはカジキマグロのバター焼きから。
バーベキューみたいに、金属の串に角切りが刺さっていて、ワイルドな外観。
外はバリッ、中はしっとり感が残る素晴らしい食感。いきなり、うまい!!大当たり引きました!!
いかのソテー、いってみよう。これはスルメイカを短冊に切ったものが2切。
塩コショウが効いて、バターの豊かな風味も合わさって、ご飯が進む。
受け止めるご飯の炊き加減が、ちょうどいい。大盛って、できたのかな?お上品な盛りだから、即完食してしまうぞコレは。
適当に選んで、ちょいとソースを垂らしてかじったフライは、ほたて貝柱だったョ~。
貝柱の滋味がじゅわじゅわ。
ここのフライ、衣が薄くカラリと揚がって、軽い食感がイイね。
弾力も最高。揚げすぎていないから、ちゃんと噛みきれるし、ジューシー。花マルです。
お次は何だ?
オッ、白身魚のフライだった。しかも、ちゃんと生の鱈を使っているから、妙なクセがなく、あくまでふわっふわ、ほこほこと上品。いままで食べた中でベストの白身魚フライです!
一口サイズなのが、惜しい。だいじに食べました。
ごはんが、みるみる減っていくよ~。美味しすぎる、ここのフライ。
海老フライ、小ぶりだけど、嘘偽りのない海老フライだった。
ブラックタイガーを使っていて、ぷりぷりのご機嫌なお味。タルタルが添えられていたらもう、無敵だったナ。衣の厚さでゴマカシていないから、小ぶりでも食べ応え充分ですわ~。
コロッケは正統派の手作りじゃがいもコロッケ。牛ひき肉がいいアクセントでね。
じゃがいもが、甘い。ホンの少しゴロゴロ食感が残っているのがまた、妙にうれしい。
最後に残ったフライは、ヒレカツでした。これも他のフライ同様、加熱の加減が絶妙なので、柔らかくジューシー。しっとりとして、ほんとうにイイものを食べている実感が、体の端々に伝わっていくなァ。
自家製のポテトサラダにはシェル状のパスタも入っていて、コロッケ同様、甘みのある優しい味にグッときた。ハムサラダなんかもきっと、素晴らしく美味しいんだろうね。
千切キャベツと、きゅうり、櫛切トマトにはフレンチドレッシングがかかり、瑞々しいパセリと合わせて、残さずフィニッシュ。
すべてに、お客をもてなす愛情がこもっていました。満足至極!
「伝統の味を気取らずに」のキャッチフレーズは、本当でしたよ。
ごちそうさまでした。とても美味しかったです。
~Date~
【紹介194店目/ログ№.225】
【訪問;2021/8/5 食べログ評価3.75】