無料会員登録/ログイン
閉じる
携帯電話会社の提供IDはこちら
食べログ
猫のいる生活
メッセージを送る
denji-papa (60代前半・男性・神奈川県) 認証済
この口コミは、denji-papaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数:4.2
2017/02 訪問
アクセスの悪い七里ヶ浜の丘の上にとんでもないレストランがひそんでいる
このレストランが東京にあったらどうなっていただろうか。東京を引き合いに出した理由は後で説明するが、フレンチのフロリレージュのような状況になっていたのではないだろうか。創業当時まだ若かった川手シェフとソムリエの廣田氏のコンビネーションが生み出すハーモニーは食通を唸らせ、あっという間に予約が取れないレストランになってしまった。神奈川、特に湘南地方ではすでに名前がとどろいているこちらのお店も、そういう道を辿るのかもしれない。残念ながらお店の環境には恵まれていない。ちょっと安っぽいカフェと見まごうような店構えに、ダウンライトとは程遠い明るい照明、隙間風が吹く店内に、殆ど凝っていない家具。居抜きで出店したようだが、まだそちらにお金が回らないのだろう。お店に入ると、夜だというのに低学年を含む小学生の子供連れのグループが。小皿料理を得意とするこちらのお店では、案の定この子たちは途中で飽きてしまい、騒ぎ出して店内を走り回り・・・、これ以上書くと掲載禁止になってしますので止めておくが、ハンディキャップを多く抱えている。ただ、それらをすべて凌駕するだけの料理とワインのレベルの高さがこのお店にはある。お店の雰囲気に厳しい妻は、入店するとすぐに顔を曇らせる。「こちらは料理のレベルが高くてどうのこうの」と一生懸命説明して機嫌の悪い妻をなだめるのだが、その苦労は一皿目ですぐに不要となる。コースの最初の3皿は地魚を使ったメニューになる。マリネにしたり炙ったり、ソースと和えたりと繊細な仕事を施した主に青魚が地野菜と共に登場するが、見事においしい。盛り付けも美しい。そしてそれに合わせるワインも素晴らしい。こちらでは3杯と5杯のグラスワインのセレクションがあって、お皿に合わせて持って来てくれる。そしてそのワインも、見たことも飲んだことも無いような、けれども料理にはぴったりと合う見事なものだった。料理はその後パスタが2種にメインが魚と肉と続く。最初はお料理が始まる前に飲んだスプマンテと合わせて5杯でお店が組み立ててくれようとしたのだが、これだけ素晴らしいお料理とワインが続くとそんなことは言っていられず、結局スプマンテ1杯とワインをグラスで6杯いただいてしまった。お料理はデザートの1皿まで入れて8皿で7,500円。ワインは5杯のセットが3,500円(だったような)。リーズナブルだ。デザートはパティシエがいないようで、あまり高いレベルではない。藤沢のグリーチネもそうだが、こちらはカードは使えない。そういう部分もお金が回らないのだろう。創業当時のフロリレージュを思わせる若いシェフとサービスの方(ソムリエ?)が2人で頑張っている。スポンサーなどに頼らず、自分たちだけで頑張っているのだろう。お店はシェフとサービスの方が二人で回している。当日のお客さんは3組で、小皿料理を次々に出すスタイルだが、サービスレベルも申し分ない。手際よく料理が出てくる。ワインも多少時間差は有るものの、タイムリーに出してくれる。素晴らしいお店だと思う。さて始めの話に戻る。鎌倉・湘南地域では、ちょっといいレストランは夜は概ね閑散とする。お年寄りが多いせいか夜に出かける人が少ないのだ。ミシュランの星を取るようなお店でも、前日予約で充分な状態だし、満席とはならない。ランチは1か月待ちも普通なのだが。このお店も例外ではない。これだけレベルの高い料理をリーズナブルな価格で出す、食べログの評点も4.0近くのお店なのに、週末の夜でも半分くらいの入りだ。訪問客にはありがたいことだが、本当にもったいない。このお店が東京に合ったなら・・・。心配性の年寄りは、湘南にあったが故にこんなレベルの高いお店が世の中で認められないまま終わっちゃったらどうしようと思ってしまうのだ。
2017/03/03 更新
エリアから探す
開く
このエリアを地図で見る
ジャンルから探す
指定なし
ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
朝食
カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
このレストランが東京にあったらどうなっていただろうか。東京を引き合いに出した理由は後で説明するが、フレンチのフロリレージュのような状況になっていたのではないだろうか。創業当時まだ若かった川手シェフとソムリエの廣田氏のコンビネーションが生み出すハーモニーは食通を唸らせ、あっという間に予約が取れないレストランになってしまった。
神奈川、特に湘南地方ではすでに名前がとどろいているこちらのお店も、そういう道を辿るのかもしれない。
残念ながらお店の環境には恵まれていない。ちょっと安っぽいカフェと見まごうような店構えに、ダウンライトとは程遠い明るい照明、隙間風が吹く店内に、殆ど凝っていない家具。居抜きで出店したようだが、まだそちらにお金が回らないのだろう。お店に入ると、夜だというのに低学年を含む小学生の子供連れのグループが。小皿料理を得意とするこちらのお店では、案の定この子たちは途中で飽きてしまい、騒ぎ出して店内を走り回り・・・、これ以上書くと掲載禁止になってしますので止めておくが、ハンディキャップを多く抱えている。ただ、それらをすべて凌駕するだけの料理とワインのレベルの高さがこのお店にはある。
お店の雰囲気に厳しい妻は、入店するとすぐに顔を曇らせる。「こちらは料理のレベルが高くてどうのこうの」と一生懸命説明して機嫌の悪い妻をなだめるのだが、その苦労は一皿目ですぐに不要となる。コースの最初の3皿は地魚を使ったメニューになる。マリネにしたり炙ったり、ソースと和えたりと繊細な仕事を施した主に青魚が地野菜と共に登場するが、見事においしい。盛り付けも美しい。そしてそれに合わせるワインも素晴らしい。こちらでは3杯と5杯のグラスワインのセレクションがあって、お皿に合わせて持って来てくれる。そしてそのワインも、見たことも飲んだことも無いような、けれども料理にはぴったりと合う見事なものだった。
料理はその後パスタが2種にメインが魚と肉と続く。最初はお料理が始まる前に飲んだスプマンテと合わせて5杯でお店が組み立ててくれようとしたのだが、これだけ素晴らしいお料理とワインが続くとそんなことは言っていられず、結局スプマンテ1杯とワインをグラスで6杯いただいてしまった。お料理はデザートの1皿まで入れて8皿で7,500円。ワインは5杯のセットが3,500円(だったような)。リーズナブルだ。デザートはパティシエがいないようで、あまり高いレベルではない。藤沢のグリーチネもそうだが、こちらはカードは使えない。そういう部分もお金が回らないのだろう。創業当時のフロリレージュを思わせる若いシェフとサービスの方(ソムリエ?)が2人で頑張っている。スポンサーなどに頼らず、自分たちだけで頑張っているのだろう。
お店はシェフとサービスの方が二人で回している。当日のお客さんは3組で、小皿料理を次々に出すスタイルだが、サービスレベルも申し分ない。手際よく料理が出てくる。ワインも多少時間差は有るものの、タイムリーに出してくれる。素晴らしいお店だと思う。
さて始めの話に戻る。鎌倉・湘南地域では、ちょっといいレストランは夜は概ね閑散とする。お年寄りが多いせいか夜に出かける人が少ないのだ。ミシュランの星を取るようなお店でも、前日予約で充分な状態だし、満席とはならない。ランチは1か月待ちも普通なのだが。このお店も例外ではない。これだけレベルの高い料理をリーズナブルな価格で出す、食べログの評点も4.0近くのお店なのに、週末の夜でも半分くらいの入りだ。訪問客にはありがたいことだが、本当にもったいない。このお店が東京に合ったなら・・・。
心配性の年寄りは、湘南にあったが故にこんなレベルの高いお店が世の中で認められないまま終わっちゃったらどうしようと思ってしまうのだ。