4回
2020/03 訪問
ミシュラン3星おめでとうございます
茶禅華
閑静な住宅街にある、星付き中華。ミシュラン3星は中華というジャンルでは日本で初めてだそうです。
ますます予約困難になってしまいますね。今年は上海蟹の季節にも予約が取れず、、残念でした。
今回のレビューは緊急事態宣言前です。至高の上海蟹コースは私の前回のレビューをご覧ください。
おなじみの漢字のメニューからスタート。期待が膨らみますよね。
基本的には繊細な中華料理です。定番の雉のスープもしかり。お肉のメインなんて、フレンチのメインかと思うほどのとても良い火入れで毎回驚かされます。
この日は定番多めのコース。
その中でも唐辛子たっぷりの見た目のいかにも四川な手羽はインパクトあり。四川山椒の香りがまた抜群なので辛いのですがパクパク食べちゃいます。
そしてこの日はフカヒレの厚みがすごかった。こんなに一口一口が食べ応えあるフカヒレもあまりないですね。
インパクトといえば、ギャートルズで憧れのいかにもという骨つき肉も、遊び心満点。
そしてやはり今回も追加で頼んでしまった。麻婆豆腐が◯。何と言っても、土鍋で出てくる白ご飯がすごい!艶々の粒立っていて、その辺の和食の店よりもよほど美味いんじゃないかというほどの白ご飯なんです。それに奥深い辛味の麻婆豆腐。たまりません。私的にはどんなにお腹いっぱいでも追加麻婆豆腐は必須になってしまいました。
繊細なお皿と刺激的な辛さのギャップもとても良い。
退店時は必ず川田シェフ自らのお見送り。サービスも良し。味もお店の雰囲気も良し。ミシュラン3星も納得のお店なんじゃないでしょうか。また頑張って予約して伺いますね。
ごちそうさまでした。
2020/12/12 更新
2019/12 訪問
至高の上海蟹コース
茶禅華
予約困難なこちらのお店、幸運にも上海蟹の時期に予約が取れました。場所は坂の途中で不便なのでタクシー推奨。お店につくと入り口で丁寧なお出迎え。中は暗めの照明で、茶器なども飾られて雰囲気○。
おなじみの漢字四文字の中国語メニューに期待が膨らみます。
岩茶奇蘭からスタート。
お茶の出汁でいただく優しい温麺でお腹の調子を整えます。
黄金皮蛋
文字通りの綺麗な黄金いろの皮蛋。お皿には綺麗に盛られているので見本で皮蛋を見せてもらえます。
紅茶のジュレとともに。
蟹黄春巻
蟹の身のつまった春巻き◯。味付けも食感も良い。
酔大間蟹
酔っ払い上海蟹◎。これがねっとりと実にうまい。紹興酒とも相性抜群。蟹ミソと卵をじっくり味わいます。
その後ワンスプーンで取り出しにくい部位の蟹身もいただけます。
紫蘇海蜇
食感良い一品で箸休め。
雉雲呑湯
定番の野性味あるスープ。
四川鶏翅
コースに必ず一品入る、四川風の一皿。今夜はなんと鳥手羽に上海蟹の身が詰まってます。四川山椒の香り高く○手羽の中にいろいろしこむのは外人客に大人気の傳さんの傳タッキーを思い出しちゃいました。
上海蟹蒸
お口休めのいちごのあとはお待ちかねの上海蟹甲羅盛◯
蒸した上海蟹肉の甲羅盛り。タグ付で間違いなし。こちらの蟹身、オスとメスが混ざっていて、両方の身をいただくことができます。ん?身が混じっているということはこの甲羅はどっちの甲羅だろう。
蟹皇魚翅
上海蟹入りフカヒレスープ◎
圧巻の太い最高級のフカヒレにたっぷりとかかった上海蟹のミソや卵の旨味のつまったアンが最高。
最後は上海蟹おじや。蓋をしていてもただよう香りはまさかの、、特大白トリュフ!!
贅沢に削っていただきます。1削りで数千円分、、、贅沢な一品をいただきました。
塩炒白菜
旨味と香りにやられたあとは、あっさり白菜でお口直し。
茶禅華鴨
メインの鴨◎。毎回その火入れに驚かされるメインのお皿。今回も素晴らしかった。
肉の火入れが最高なのです。表面はぷっくらとふくらんでいて、でも皮だけはパリパリになっていて香ばしい。強めに火が入っているはずの皮目の肉も火が入りすぎることはない。中華の技法なのでしょうか、本当にお見事ですね!見た目にもいぶすのにつかう藁を置いたり面白い。付け合わせの中華調味料さえなければフレンチのメインと言われても疑わないでしょう。中華調味料ついてますけど、塩だけの方が美味いです。
そして、このお皿にだけ合わせてもらったコートロティがまたうまい。定番の組み合わせですがやはり合いますね。
さらにオマケにつくねが登場!骨に肉がつけられているのが面白い。よく焼き鳥やさんででる月見つくねの茶禅華風といったところでしょうか。卵液付。
追加の坦々麺はゴマの香り豊か。
おなかの具合は満腹ですが、最後清麺もいただきました。上海蟹入りの特製XO醬がうまい。
デザートの杏仁豆腐は温と冷の食べ比べ。
そしてもう一品。
蒸した栗をけずってかけたデザート◎口の中に栗が広がります。
お酒は今回はペアリングはしないで紹興酒をボトルで。ソムリエさんおすすめの紹興酒でコースを通してぴったりでした。中華に紹興酒は間違いなし。まあどの日本料理にも日本酒が合うのと同じですね。中華ですので無理にワインを飲む必要もないのですが、メインの鴨だけは赤をお願いしちゃいました。(まあメインまでに紹興酒ボトルは飲み尽くしましたが笑)コートロティはやっぱり美味いですね、、。フレンチのお皿でもおかしくない茶禅華のメイン料理にはワインをピンポイントで合わせても楽しめます。紹興酒ボトルからのメイン料理で赤ワイン、お値段的にもこれオススメ。
上海蟹満喫の大満喫のコースでした。中国飯店グループ倶楽湾のような王道の上海蟹コースもいいけど、素材の価値を高める茶禅華さんのコースいいですね!また次のシーズンも来て見たいですね。
ごちそうさまでした。
栗きんとん
蒸した栗
かけちゃいます
杏仁豆腐の温冷食べ比べ
XO醬
清麺
担々麺
つくねのたまごたれ
鴨のつくね
鴨の焼き目
鴨
鴨
鴨
コートロティ2015
コートロティ2015
コートロティ2015
コートロティ2015
チビ白菜
トリュフかけ上海蟹ごはん
目の前でけずります
目のまえでけずります
目の前でけずります
白トリュフかける前
白トリュフ
ふかひれ上海蟹みそだれ
上海蟹蒸し
タグ付き
上海蟹蒸し
いちご
四川鳥蟹餃子
四川鳥蟹餃子
雉雲呑
くらげ
一口蟹身
一口蟹身
上海蟹
上海蟹
バーのようなまん丸氷
紹興酒
蟹春巻
蟹春巻
黄金皮蛋ジュレのせ
黄金皮蛋と見本
黄金皮蛋見本
2020/01/23 更新
2019/10 訪問
繊細さと四川の強弱の妙
茶禅華
人気のミシュラン2星中華、やっと予約が取れていけました。シェフは麻布長江や龍吟のご出身だそうで笑顔もすてきです。
暗めの照明で落ち着いた店内。
こちらのお店はお茶にも力を入れていて、お茶のペアリングやお酒とお茶両方のペアリングなどもできるので、お酒を飲まないパートナーやお酒を飲まない接待にも◯
まずは得意のお茶の出汁でいただく麺。お茶漬け麺のようなものですが、コースをいただく前のお腹の調子を整えてくれそう。空腹で来店しても大丈夫◯。
その後酔っ払い牡丹海老。ねっとり美味◯。あまり紹興酒紹興酒してない味付けなのが良い。
春巻き、焼豚などが続きます。焼豚は七輪の上であったかいままのプレゼンテーション。
そして四川唐辛子を使った豚のスペアリブの一品◎、見た目にもいかにも四川料理的な一皿。もともと辛子鶏は大好きな一品で、あると頼んでしまいます。
特徴的な四川唐辛子と鷹の爪の組み合わせですが、見た目鮮やかな唐辛子よりも刺激的なのが一緒に入っている花山椒。香りが鮮烈で強い。良いものを使っていますね〜さすがです。
ラム肉の火入れもとてもよかったです。これはフレンチのコースで出てもおかしくない一品でした。もちろん赤ワインとも相性抜群。
追加でお願いした、麻婆豆腐。一緒に提供された土鍋ご飯のまあうまいことうまいこと。お米の粒のたった炊き上がり、写真でご確認ください、最高の状態です◎。
繊細な料理が中心ですので、途中ではさむ四川のガツンとしたお皿のインパクトがあがりますね。
この強弱がさすがです。
ごちそうさまでした。
2019/12/09 更新
茶禅華
三つ星を獲得してますます予約困難になってしまった茶禅華さん。久々に行くことができました。
この日の序盤は貝、中華とは思えない構成が面白い。お馴染みの焼き豚から、またお馴染みの見た目も鮮やかな麻辣のお皿は今日は河豚。見た目のインパクトも良いが、花山椒の香り高いこと!
そしてフカヒレは極厚。噛みごたえ抜群。
メインのお肉はこの日は鳩。相変わらずの火入れ。基本的に紹興酒が一番なのですが、このお肉のお皿だけは赤ワインをいただきます。
ブルゴーニュの赤はプルミエクリュ。間違いない美味しさ。
来るたびに追加オーダーするのはもちろん土鍋麻婆豆腐。色々なところで麻婆豆腐食べますけど、ここが一番なんじゃないでしょうか。麻婆豆腐もいいのだが、土鍋ご飯の美味しいこと美味しいこと。つぶのたった見事なこちらのご飯、是非試して見て欲しい。その辺の和食屋さんより美味しいです。
最初の頃は落ち着かなかったサービス面も改善されてます。スタッフは丁寧かつフレンドリー。
お店を去る時は川田シェフが必ず挨拶。三つ星ってやっぱりこういうところですよね。
今夜も大満足でした。
また予約が取れますように。
ごちそうさまでした。