6回
2017/11 訪問
ダイニングアウト宮崎の感動を再び
フロリレージュ
もう何度も通っているのですが、いつ訪れても、美味しく楽しい食事ができる素晴らしいフレンチレストランの一つです。
シェフはカンテサンス出身の川手寛康さん。
アジアベストレストランにも選ばれ、この日はテレビでも放映された「ダイニングアウト宮崎」でもチャレンジされた食材が出て楽しめました。
おなじみのとうもろこしの再構築。
サワガニのビスクでは調理前の生きているサワガニを見せてもらえました。
この日驚いたのは特別に出していただいた牛タン。今まで食べたことのないような、なんともぷりっとしてしっとりした食感。牛タンとは思えない一皿。低温調理の真髄の一角を見せていただけた気がします。
デザートにはシェフがアマゾンまで行って取り寄せたというカカオを使ったもの。
温度にこだわったシェフの料理と、ソムリエの中村さんの合わせる遊び心あふれるペアリング。
目の前で繰り広げられる調理風景のライブ感。
フレンドリーなスタッフ。
良心的な価格設定。
仕事でもプライベートでも誰とでもどんな状況でも楽しい食事になると思います。
ごちそうさまでした。
(写真は提供順逆2017夏)
珈琲
アマゾンカカオ
マンゴー
レモン
メインにはブルゴーニュをあわせて
NUITS SAINT GEORGES
NUITS SAINT GEORGES
鰹とシャンパーニュ
食中酒でシャンパーニュ
鰹
鮎の出汁
BANDOL
稚鮎
牛タン
牛タン
サワガニのビスク
さわがに
鮑
鮑
かわいいボトル
かわいいボトルの日本酒
分かち合う
枝豆
枝豆
おなじみのトウモロコシ
グランクリュのシャンパーニュ
グランクリュのシャンパーニュ
2017/11/14 更新
2016/04 訪問
記憶のタイムカプセル開く 温度と香気のマスター
フロリレージュ
毎回楽しいディナーなこちらのお店。なんといっても復活したフォアグラを使ったお皿。そして海老の火入れと温度、最高です。またそれに合わせるお酒もフォアグラには最近フレンチでよくみかける新政を。海老のお皿にはボルドーペサックレオニャンの白を。毎回お皿とのペアリングを工夫されるソムリエさんに感謝です。
ごちそうさまでした。
== 以下 旧レビュー ==
ちぃっとUpが追い付いてません。2月訪問時。
春の香りを感じるメニュー。ふきのとうのアミューズ、楽しかったです。そして13歳経産牛の美味しい事・・・
==以下旧レビュー==
再再再訪。相変わらず楽しい夜でした。
昔田舎で焼いた焼き芋を思わせる、落ち葉の中から掘り出すさつまいも。落ち葉もお茶の葉でできていてもちろん食べられます。ほんのり香りがうつって面白い。
とてもしっかり取ったコンソメスープをかけた牛肉(高齢の牛さんでで味が濃い!)のお皿と国産のピノノワールの組み合わせもよかった。
目の前で作ってもらえるカクテル、牡蠣のお皿にChateauneuf-du-Papeの赤と白どちらが合うか!?など、ゲストを飽きさせない接客はお見事。
ゲストに楽しんでもらいたいという気持ちがうれしいお店ですね!
次回の訪問が楽しみです。
ごちそうさまでした。
==以下旧レビュー==
15年7月訪問 夏の食材を楽しみに再訪しました。
今回さらに美味しく楽しかったです。反芻してうっとり。
特に鹿の火入れ、車エビの温度管理・・・素晴らしかったです。
前回少し気になった、メイン食材とソースの距離が、一つ間に共通のものを入れることで繋がる、融和しやすくなっていた気がします。
見ていると、作り手さん達の気持ちも前よりさらに一致しているように感じました。
全席の料理プロダクションコントロールを若い方に任せ、シェフはもっとも難易度の高い調理をしながらその上から全ホールにちらりと神経を飛ばす。
ホールのサービスはキーのメンバーがしっかり回遊しながら押さえていく。歯車が噛みあっていて気持ちが良いですね。
今回ワインはペアリングで全お任せし、お皿に合わせて変えていってもらいました。
途中でとても不思議なお酒が出てきて、発見色々ありました。我々の顔を見て「ヨシっ」と静かに心の中でガッツポーズな様子が
こちらのサービス、ホスピタリティーの素晴らしさを物語ります。
五感がすべて満たされて最後の方、寝落ちしそうでした。
ごちそう様でした。またお願いします。
*オシボリもキンと冷えて良い匂いのものが出てきました。きちっと改善されて来ますね。流石です。
(点数上方修正)
***以下初回時****
楽しい夜でした。
地下にある店舗。外階段を降り、重厚なスチールの扉を開けるとウェイティングスペース。
テーブルの客が揃うまで席に通さないのはレフェルヴェソンスと同じスタイル。
コの字カウンターに座り、コロッセオ的に中心が下がった配置の
調理盛り付けの大きなキッチンを見下ろしながら期待が高まります。
全体的にスタッフは若い。平均年齢27-8歳という感じ。皆さんやる気とサービス精神をしっかりにじませて
フレンドリーです。とても気持ちが良い接客。
コースはすべてお任せの14品。
最初のヤングコーンの再構築は焼けたひげや皮の香も香ばしく、粒が残った甘くて優しい一品。
きりっと冷えた泡と合わせて楽しい序曲です。
ホワイトアスパラガスのムースにグリルと二種類を一つのお皿で。焼いたアスパラガスは言わずもがな、ムースからはふんわり甘いジュースたっぷりの味が。ほんの一瞬のアスパラのえぐみとあとはただただ甘い。
そして帆立の暖かいグリルとポテトのフライをフリーズさせたもの。
この帆立は恐らく天然で5年物ぐらいの大きな貝柱。そしてここで気づいたのがシェフの絶妙な火入れ。
貝の甘味を熱の加わった甘さとまだレアな部分からくる甘さ、両方感じられる。
このお皿とさらに驚いた火入れの料理があと2品。千葉の子豚のグリルと、鳩のロースト。
子豚のグリルは、中華でとる手法と同じで、ブロックのまま皮だけパリパリクリスピーにしたてたもの。
ただし、この赤身の弾力、ジューシーさは、外の全種類の料理、過去世界の何処でも味わったことのなかったもので
驚愕でした。その弾力具合は、風船のよう。歯を押し戻す柔らかい反発力。中心がまだうっすらピンクなのです。
血なまぐささはゼロ。凄い、の一言です。
もう一つが鳩。宮城の鳩との事、実はこの産地と鳩という掛け合わせに一瞬怯みました(なぜかは申し上げないが)
しかし心を決めて口に運びました。
手羽もモモも骨付きのままで、半身分供されていますが、小鳩なのでナイフとフォークで骨をよけることができません。
骨ごと口に入れると、お肉がしっとり繊維柔らかく、長時間調理された感じが全くしないのに、
舌で上顎に押し付けると殆どが軟骨のように食べれる骨で、つまんで口から出した骨はわずか数本。
これも凄い。
聞けばフランスなどから空輸せず、生産者を応援する意味でも国産の食材にこだわっていきたいとの事です。素敵。
なるほど鳩、ウズラ、ウサギなど、海外有名どころから輸入するよりも、国産の方が、生きた素材を使えるのだなと思いました。
もう一つの感嘆の要素、香りです。
烏賊と春菊を別々に調理して一つに練り合わせ、イカスミの衣をまとわせてカリッと焼き上げたお皿は、
レモンのフリーズを砕いて添えられていた。このレモンバターソース、口に入れた途端ジュっと香りがはじけて
ものすごく鮮烈なレモンの香りが駆け上がります。一瞬で学生の部活の後で仲間とワイワイ食べたレモンガムを思い出し、
夏の夕方のけだるい暑さと満ち足りた気持ちを思い出しました。
さらにすっぽんの料理。すっぽんのゼラチンがねっとりするまで調理されたものを身とゼラチン部分を纏めて外側をカリッと焼かれた塊に、緑茶の濃いパウダーとハーブ、野菜の芽が添えられていました。
この緑茶パウダーと野菜の芽を口に入れた時に、湿った野原が目の前に現れました。
子供の頃、鬼ごっこをして、友達に見つかるまいと低く地面のくぼみに伏せた時に香った、土と草のにおい。
ビックリしました。香りとはすごい力を持っているのだなと再確認した夜でした。
このほかのお皿や3品来るデザートもどれも楽しく美味しく頂けましたが、
主に驚いたお皿が火入れと香りのマジックで上記です。
一つ二つ気になった点もあります。一つは入店時、食事終わりに出して頂けるホットタオルの臭いが気になる事。
よい香りの食事を出されるのに、ここに気が向かないのは残念です。
もう一つは同一のお皿の中のお料理とソースの味の距離です。
中にはつなぎようのない距離の遠すぎる組み合わせがありました。味が変わって面白いというよりは、唐突すぎという感じ。
例えば白いアスパラムースのオランデーズソース。酢酸が立ちすぎていて、卵の黄身感が薄いためムースにもアスパラに寄り添えなかった。ちょっと残念。
勧めていただいたワインも的確で素晴らしく、とても楽しい滞在で、あっという間に3時間。
ご馳走様でした。
次にお邪魔する時の新たな驚きを期待して待ちます。
シャンパーニュでスタート
2016_4月 蕗の薹
2016.4 Chassagne-Montrachet 2013
2016_4月 稚鮎
2016_4月 ホワイトアスパラ
2016.4 骨髄のスープ
2016.4 テーブルで仕上げ
2016.4 骨髄
2016.4 分かち合う 鶏
2016.4 フォアグラ
2016.4 新政
2016.4 フォアグラ
2016.4 海老
2016.4 Pessac-Leognan Chateau Olivier 2006
2016.4 鱒
2016.4 オーストラリアの赤
2016.4 鶏
2016.4
2016.4 パッションフルーツ
2016.4 スペインの甘口
2016.4 落花生
2016.4 味醂
2016.4 よもぎ
2016.4 エスプレッソ
2016.4 イチゴ
2016年2月
2016年2月蕗の薹
2016年2月
2016年2月
2016年2月 13歳経産牛
2016年2月
2016年2月
2016年2月
2016年2月
2016年2月
2016年2月
2016年2月
2016年2月
2015_10月プルミエクリュのシャンパーニュ
2015_10月 投影 さつま芋
2015_10月 おちばのなかからさついまいもが!!
2015_10月 落ち葉から出してお皿の上に
2015_10月
2015_10月 名残と走り 鮎
2015_10月 名残とはしり 鮎
2015_10月 要素 牛
2015_10月 コンソメスープをかけて
2015_10月 国産のピノノワール
2015_10月 Chateauneuf-du-Pape 白
2015_10月 ヨード 牡蠣 鮑
2015_10月 Chateauneuf-du-Pape 赤
2015_10月 分かち合う 塊肉
2015_10月
2015_10月 お茶のカクテル
2015_10月 目の前でしあげてもらえます
2015_10月 原点 仔うさぎ
2015_10月
2015_10月 到来 鰆
2015_10月 原点 仔うさぎ
2015_10月 リフレッシュ パイナップル
2015_10月 艶かしさ 黒糖
2015_10月 ウイスキーのカクテル
2015_10月 お似合い モッツアレラ
2015_10月 お茶菓子
2015_10月プルミエクリュのシャンパーニュ
2015_10月
2015_10月 国産のピノノワール
2015_10月 Chateauneuf-du-Pape 白
2015_10月 Chateauneuf-du-Pape 赤
2015_10月
2015_10月
2015.7 投影 茄子
2015.7 連鎖 キャビア
2015.7 連鎖 キャビア
2015.7 ヘテロ 牡蠣
2015.7 本質 海老
2015.7 海老の下にはまるで鮨のシャリのようにフォアグラと茄子が
2015.7 鹿の塊肉
2015.7 鹿に燻香をまとわせて瞬間薫製
2015.7 分かち合う 塊肉
2015.7 はしり 鮎 ソースには肝入り
2015.7 リフレッシュ 鰹
2015.7 鰹に粉雪状のガスパッチョを
2015.7 リフレッシュ 鰹
2015.7 原点 鳩
2015.7 薫り 花 チーズ
2015.7 再生 ミルク
2015.7 素朴 白いんげん豆
2015.7スイカの再構築
2015.7 こきあか 西瓜
2015.7佐藤錦とお茶
2015.7佐藤錦とハーブティー
2015.7蒸しパン
2015.7 最初のシャンパンはグランクリュ
2015.7 2008 POIILLY FUISSE
2015.7 お肉に合わせてビールが!
2015.7 鮎に合わせてなんとキュウリの入ったカクテルが!
2015.7 メインの鳩にはサンテミリオンの赤
2015.7 デザートにはソーテルヌの貴腐ワイン
子豚のロースト
トウモロコシの再構築
白アスパラ
烏賊と春菊
烏賊と春菊
烏賊と春菊
帆立貝とポテト
帆立貝とポテト
鮑と筍
蒸しパン
子豚のロースト 皮目パリパリ
ボタンエビとガスパチョ
鰹
鰹
すっぽんと抹茶
すっぽんと抹茶
小鳩と蕪
マンゴーとパッションフルーツ
金胡麻とチーズごま油
卵とお米
外観
2016/11/26 更新
川手シェフおめでとうございます。
サステナビリティでも評価を受け、素晴らしいですね。
辛い時も、嬉しい時も、間違いなく美味しいものを頂けて、間違いなく大切に接客頂けるこちらは、本当に我々にとっては離れがたい大事な場です。
是非これからも美味しく、嬉しく、ホッとする場、お願いします。
さて、ここ1年の変化と言えば盛り付けが縦になってきましたね。
そして食材に、沖縄のものが入ってきたところも新しいです。
沖縄ハレクラニのシルーを監修されているので、沖縄の島豚や果物、野菜などが出てきます。琉球、南西諸島好きな我々にとっては嬉しい限り。(そのSHIROUXにも先日行ってきましたので、どのように同じまたは違いがあるのか、ご興味ある方は、我々のフロリレージュとSHIROUXのレビュー見比べてみてください。)
また、デンクシフロリにサービスの方が行かれたのに伴って、ホールのサービスメンバーが変わったりと新しい風も吹いていますね。
コロナで海外旅行での客はぐっと減り、中長期ビジネス滞在の海外客少しと、このご時世でも安全なお店でしっかりとダイニングする客とで占められているので、何となく以前より落ち着いた感じがする印章です。
お料理は火入れやカットなど依然と変わらず精密で、素材の組み合わせやソースとの合わせなどは大胆で守りを感じません。あんなに忙しそうなのにどうやって創作の時間を確保しているのか、本当に不思議です。
各皿やワイン等は、他の方の書き込みを参考にしてください。