4回
2020/02 訪問
TVドラマ監修と岸田イズム
カンテサンス
昨年末、岸田さんがキムタク主演ドラマを監修したことは有名な話で大きな話題となりました。
あれだけ岸田さん自身が前面に出て、自分のスペシャリテをほぼそのままテレビドラマで使っていることに驚かされました。批判も覚悟でフレンチや次代のフレンチシェフの普及につとめてこられた岸田シェフには頭が下がります。最近露出が多いのもうなずけました。
この日はドラマで監修したメニューを実際に食べることができました。ダイニングなので写真は撮れませんでしたので実際のメニューの写真は他の方の口コミでどうぞ。
比較用にドラマで実際に岸田シェフが監修されたお皿をいくつか。ドラマを見てない人にとっても、あ!カンテサンスで食べたあのお皿だ!ってわかるはずです。細かい中身の食材の構成は変わっていますが、美しい外観はそのままです。
定番の山羊のミルクのババロア。メレンゲの再構築アイスクリーム。
この二つはまさにカンテサンススペシャリテそのもの。器が違うだけですね。ドラマ中でも年間を通して出すメニューとされていました。
りんごのタルトのブータンノワールフォアグラのせ。
タルトとブータンノワールの比率が完璧なまま食べることができるように計算された一皿。左から食べ進むと、フォアグラの部分で味の変化が楽しめる。
クスクスのサラダ。ドラマではミッチーが作っていたこのお皿。この日は中に入る食材が異なったが美しい外観はほぼ同じ。
ドラマでのヒロインが作った魚のお皿もいかにも岸田さんの魚料理。トッピングや盛り付け、魚自体の火入れはそのもの。ドラマでの魚はハタや鰆でしたが、この日実店舗では甘鯛。
ドラマでは架空の日本ワインを押してましたが、店舗では王道の間違いないワインがいただけます。
ワインと料理とのマリアージュが大事というメッセージは、カンテサンスでもいつも感じていることです。抜群のマリアージュとサービスが楽しめて、この価格というのは本当に素晴らしい。最近では突き抜けた価格設定のお店も増えているので特にこちらのお店の良さを感じます。
そのままでも楽しめますが、ドラマを見ておくと倍楽しめる、そんなお食事になりました。ドラマファンの連れにも大好評でした。ありがとうございました。
最後は必ず岸田シェフ自らお見送り。お客さんの反応も直に見たいという心意気。お店によってはお見送りに出てこないシェフもいる中、タクシーに乗るまで丁寧なお見送り。レストランを訪問するゲストにとっても嬉しいですね。
ドラマのセリフから、
「落ち着いたギャルソンが適度な距離感で席へと案内する。そして驚きのあるアミューズと冷えたシャンパンで心をがっちりと掴んで日常を忘れさえる。そこから料理人が生み出す数々の前菜とソムリエが選ぶワインのマリアージュで攻め立てる。魚料理で意識を飛ばし、渾身のメインでねじ伏せる。あとはデザートで夢心地。最後にシェフがいかがでしたかと声をかけ、その瞬間を一緒に楽しむ。それがフレンチのフルコースでしょ?」
今日も三つ星にふさわしいおもてなしでした。
ごちそうさまでした。
2020/04/12 更新
2019/07 訪問
いつ来ても間違いなし!
カンテサンス
今更言うこともないミシュラン三つ星レストラン。予約は困難ですが、いつ来ても最高の料理と最高のサービス、圧巻のマリアージュを楽しめます。
少し前回とスタッフは変わりましたが、サービスの質は変わりません。三つ星だからといって緊張する必要もなく、誰と来ても素晴らしい食事会となるでしょう。
最初のシャンパーニュがとても良い状態で美味しい!これ大事。
この日はいつもの山羊のババロアが私にはとても美味しく感じました。合わせたワインはいつもと同じものですので、季節による違いなのでしょうね。レフェルベソンスの定点観測もそうですが、何度も訪れてこそですね。
この日は馬肉のタルタルが食感も良くて美味しかった。ワイン進んじゃいました。
魚やお肉もあいかわらず素晴らしい火入れ。
大満足のディナーでした。この内容でこの価格は素晴らしいです。予約困難ですが年に数回はなんとか訪問したいものです。
ダイニングなので写真はワインのみです。
料理の写真は個室訪問の方のものをご参考ください。
ごちそうさまでした。
2019/08/08 更新
2017/09 訪問
圧巻のマリアージュ
カンテサンス
ミシュラン10年連続三つ星フレンチ。予約困難なこちらのお店、新しい場所に移転してからようやく行くことができました。
お店も広く綺麗になり、スタッフも新しい方が増えて文字通りいろいろなところがリニューアルされていました。
結論からいいますと、びっくりするほど居心地の良い素晴らしいレストランとなっていました。高評価なのを疑問視しながら訪問した旧店舗との違いにうれしい驚きでした。
まず新しいスタッフの明るく丁寧なサービス◎。ロビーの対応からテーブルの対応までとても気持ちよくすごさせてもらえました。
おなじみの白紙のメニュー。
こちらのお店は次に何が出てくるかわからないのでワインはソムリエさんおまかせのペアリングがベスト。
シャンパーニュ・ブランドブランからスタート。ビンテージのグランクリュが素晴らしい状態。エレガントな中にもコクがあって最高のスタートとなりました。
宮崎の豚
明石のたこ
甘エビとニラのサラダじたてなどの前菜が続きます。
そして、シェフのスペシャリテの山羊乳のババロア。今更ですが京都の山羊さんのミルクだそうです。臭み一切無し。オリーブオイルや塩をひきたてて素材そのものの良さ直球勝負の一皿。
ホタテとキノコのお皿にMuscadet Sevre et Maine は2006年◎。 シュールリー3年。普段飲んでいる若いミュスカデとは違います。爽やかな酸のイメージのミュスカデが10年熟成されてなんともうまい。
モンサンミッシェル産ムール貝のパイ包みにはChassagne-Montrachetはなんと2001年◎。
間違いない美味しさ。
今日一番のお皿、シェフがまるごと火入れして調理されたという甘鯛◎。中はほとんどレアな状態だが驚くことに決して生ではない。絶妙の火入れ。シェフも魚の火入れだけは人にまかせないそうだ。そして甘鯛の醍醐味の鱗の処理が見事。ぐじ料理というと鱗が主張しすぎる仕上げの店が多いのだが、こちらの甘鯛の鱗はサクサクだがいわゆるうろこを主張しすぎない。
このお皿に合わせるのはChassagne-Montrachet2015◎。あれ?さっきもモンラッシェ出たよっと思ったら、モンラッシェの飲み比べですと粋な演出○。先ほどの2001年に比べると若いだけにやや酸味があるのだが、この酸味がこのお皿のソースの酸味と呼び合ってなんとも合う。
羊肉のグリル○。お肉の火入れももちろん絶妙。柔らかいのにぷっくりと弾力もあり、最高の仕上がり。塩加減もちょうどよく、羊特有の臭みもやわらかい。赤ワインはボルドーSaint-Émilionのメルロー100パーセント○。
チーズはブリーにアルザスグランクリュ甘口◎。
デセールには大好きなイチジクも○。
圧巻でした。料理はもとよりワインとのマリアージュで何倍にも美味しく感じる、素晴らしいディナーとなりました。
ワインのペアリングもこの価格でこれだけのものを出してもらえるならとてもお得です。今回はダイニングということでエチケットの写真は撮れませんでしたが、ワインボトルを真ん中に置いてもらえるのが嬉しい◎。次回も是非合わせていただきたいですね。
また、最近のフレンチで流行している新政などの日本酒は一切でてこないストレートな構成にとても好感を持ちました。シェフのスペシャリテの山羊乳のババロアのように直球勝負。素敵です。
ごちそうさまでした。
(ダイニングなので写真撮影は無しです)
2017/09/16 更新
カンテサンス
不動の三つ星フレンチのカンテサンスさん。久々に席が取れて行けました。
何度も来ていますが実は暑い時期は初めて。夏の食材と共にコースをいただきました。ドリンクはブランドブランのシャンパーニュからスタート。定番の山羊のババロアには定番のワイン。定点観測では寒い時のよりも温度低めであっさりいただけます。合わせるのは同じワインでも提供温度などで微調整されているそうです。さすがですね。
途中、岸田さんがあまり使わないというキャビアが出たり、牛肉が出たりと季節違いのお皿を楽しめました。ワインも年代のこなれたムルソーのプルミエクリュなど間違いないものから、テタンジェのプレステージクラスのシャンパンを幅広グラスでいただいたりと面白かった。
サービスマンの方の顔ぶれは変わっても、確かなサービス。それでいて堅苦しいことは一切なく、フレンドリーに接してくださいます。三つ星ってこういうことなんでしょうね。
いつ行っても美味しい料理と美味しいワインを頂いて、気持ち良く帰ってこれる。そんな間違いのないお店です。
このご時世お値段は少し上がってますが、その分ワインの質も良いものでしたので納得です。
なかなか行きたい時にお席が取れないのですが、季節違いで通うことをおすすめします。
最後は必ず岸田シェフ自らどのお客にも分け隔てなくお見送り。いつも頭が下がります。
ごちそうさまでした。
コロナ対策安心度 4