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魚弥長久 日吉町、新静岡、音羽町/海鮮、居酒屋、寿司
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夜の点数:4.4
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
静岡に伺った時には是非とも立ち寄りたい店が、また一つ増えてしまいました
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刺盛り
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お通し
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利き酒三種飲み比べ
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プレミアム・モルツ
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2018/10/06 更新
静岡鉄道の日吉駅から徒歩2分ほど。駿府城公園の東側にあたるこのエリアは、徳川家康が夢中になったという鷹狩りを担った鷹匠が住んでいたところで、今でも「鷹匠」という地名が当時の様子を偲ばせます。
ここは静岡を中心に様々な業態の飲食店を手掛ける「なすびグループ」が運営する居酒屋さん。初夢の縁起ものと云われる「一富士二鷹三茄子」から採ったという「なすび」に「鷹」まで加わった縁起の良い店ということになりますね。
こじんまりとした落ち着いた感じの店舗は、フラッと入るのには丁度良いサイズ感。安さがウリの大型店とは違って、とても静かに過ごせるのが良いところです。
ただ、運よく予約なしでもカウンターの片隅に席を確保することがてきましたが、ほかのお客さんを見ているとほゞほゞ予約して来られた方ばかりの様子。基本的には予約が必須の店のようです。
まだまだ暑い一日だったので、とりあえず「生ビール」を注文。ほどなく「プレミアム・モルツ」が運ばれてきました。
お通しは「南鮪の皮の酢の物」「地魚の押し寿司」「鮪の角煮ペースト」の三種盛り。清水港に水揚げされる南鮪や地場の魚などが得意の店のようですが、メインの料理では使われない部分を余すことなく上手に使ったちょっとした一品です。しかも、これが旨い! 「南鮪の皮の酢の物」はサッパリしながらもビールにはピッタリでしたし、「地魚の押し寿司」はお替りしたいほど。お通しで終わらせるのは勿体ないくらいです。
ビールの次は日本酒にしようと、静岡の地酒を物色していると、「少しずつ飲み比べも出来ますよ」と教えていただいたのが「利き酒三種飲み比べ」。なんと、メニューにある日本酒の中から好きな銘柄を3種類選べるという嬉しいシステムです。
板さんにオススメを聞きながら、焼津の磯自慢・特別本醸造と清水の臥龍梅・純米吟醸を決定。残りのひとつは…と話していると、後ろから店長さんが「ひやおろしが入ってますよ」とメニューにはない銘柄を教えてくれました。
洞爺湖サミットで供されたことでも有名な磯自慢は、本醸造とは思えないほどの円やかさ。臥龍梅はスッキリとした甘さと芳醇な果実の香りが魅力的です。店長オススメの藤枝の杉錦・生酛純米ひやおろしは、生酛造りらしいキリッとした辛口で、キレの良い後味が印象的でした。
さて、日本酒のアテに刺身が欲しいと思ったのですが、メニューに載っている刺盛りは「2人前から」となっています。どうしたものかと板さんに相談すると「大丈夫、(一人前でも)お作りします」との快い返事。こういう柔軟な対応はホントに嬉しくなりますね。
特別に一人前で作っていただいた「刺盛り」は、南鮪の赤身、大トロ、中トロのほかに、ブリ、鰹、鯵、サワラ、甲イカ、太刀魚という豪華キャスト。
南鮪は言うに及ばず、駿河湾近海の魚たちも新鮮でキレのある美味しさです。目の前でおろしていただいた安倍川上流産の本山葵が良いシゴトをしてくれて、この上ない美味しい刺盛りをいただくことがてきました。
適度な距離感でさりげなく話しかけてくれる板さんにしろ、優しい笑顔で気を配ってくれるホールスタッフにしろ、この店はホスピタリティも高レベル。居心地の良さという意味では、私の知る居酒屋さんの中でもかなり上位に入る店だと思います。
料理や酒の美味しさもさることながら、板さんをはじめホールのスタッフまで、気の利いた心遣いがとても魅力的な居酒屋さん。静岡に伺った時には是非とも立ち寄りたい店が、また一つ増えてしまいました。