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夜の点数:4.1
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.1
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|サービス 4.1
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|雰囲気 4.1
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|CP 4.1
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|酒・ドリンク 3.3
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[ 料理・味4.1
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| サービス4.1
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| 雰囲気4.1
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| CP4.1
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| 酒・ドリンク3.3 ]
できればその思いを聞きながら楽しんで欲しい。本気のジビエ料理を出すお店。
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メニュー
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おまかせ前菜最初の3種
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飲み物コーナー
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おまかせ前菜お次の2種
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ワインリスト
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モンテプルチアーノ ボトル
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ウリボウ炭焼
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仔羊串焼
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雉ラグーのパスタ
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2023/08/02 更新
平日月曜日。午後4時頃にお店に電話して6時半から2席を予約してうかがいました。この日は富山の花火大会ということで最初の1時間は我々以外は誰もいませんでしたが、やがて2組、その後1組がきてほぼお店は満席になっていました。平日月曜日でこの状況ですから事前に予約してから行かれる方が無難だと思われます。
このお店は自分が知っている食べたい料理を作ってもらうというよりは、おまかせで出してもらった料理の美味しさと驚きを楽しむというお店だろうと思います。とはいえ、奇をてらったハードルの高い食べにくい料理がでてくるのではなく、どこか馴染みのある料理なのに「あれ?いつもより美味しい?」というところから、どんな工夫がされているのかを探る楽しみがあるという感じ。
加えて、今回のようにあまり人がいなければ(そういう時が少ないかもしれませんが)シェフがなぜ料理人でありながら狩人をやっているのかについての熱い思い、ジビエに関しての色々な蘊蓄やエピソードなどライブ感覚で楽しませてもらえるのも魅力です。
色々話した中で面白かったのはポインターという犬の名前の由来。シェフが雉を撃った時のYoutube動画をお店で見せてもらったのですが、同行するポインターは雉を見つけるとその方向を向いてピンと尾を立てるんですよ。狩猟の時に獲物を探り当ててその方向を指し示す(ポイントする)からポインターって呼ばれるんですって!同様にセッターも獲物の前でセッティングという伏せのポーズをとるからセッターと呼ばれているんですって。初めて知りました。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=W2oDoDWurSY&ab_channel=PEPE%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AB%E3%83%BCTV
<今回のチョイス>
自分で狩りをして料理して出してくれるイタリアンがあるとネットで知って。
<注文したもの>:2名
前菜5品(1名盛) \440~\880x5=\2000~\2500くらいかな?
水牛モッツァレラ フルーツトマト ルッコラのサラダ \1680
仔羊の肩ロースのスピエディーニ(串焼き) \1280x2=\2560
ウリボウ(仔猪)炭焼200g \5600
雉ラグーのパスタ ¥1100x2=¥2200
ハートランド瓶 値段失念
グラスワイン(白)シャルドネ \900
グラスワイン(白)ピノグリ \900
グラスワイン(赤)サンジョベーゼ \1000
グラスワイン(赤)ネッビオーロ \900
ボトルワイン(赤)モンテプルチアーノ \4800
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合計 \23,220
<お料理の感想>
〇前菜の盛合5種
・茹でタコと黒オリーブ(パプリカ)
・酢漬けイワシとジャガイモ(玉ねぎスライス)
・牡蠣のスモーク
・豚ほほ肉のテリーヌ
・シェフが狩った鹿と猪のパテ・ド・カンパーニュ
最初に魚介類3品、続いて肉系2品と2回に分けて持ってきてくれたので、最初は白ワインで楽しみ、肉系は赤ワインで楽しみました。お料理はヨーロッパ料理ベースの味付けですがどれを食べてもバランスが良くて美味しかったです。
タコは柔らかく茹でられて何かわからないけど出汁で下味がつけられていて、黒オリーブのコクがその旨味を引き出していました。酢漬けのイワシは定番の酢漬けニシンのイワシバージョンとは思いますが魚の生臭さがまるでなくてイワシの脂の旨味とじゃがいものバランスがいい。そのジャガイモにも粒マスタードが入っているなどひとひねりして味に深みを加えていました。牡蠣のスモークはほんのりとスモーキーな程度で生っぽく仕上げている塩梅がまた絶妙。
豚ほほ肉はセージやピーマンのみじん切りがあしらわれて、しつこさをハーブでブレーキをかけて旨さを引き立たせており、鹿と猪のパテカンは粒マスタードとピンクペッパーが獣特有の臭みを抑えていました。
メインの食材の臭みなどネガティブな要素を軽減する方法が、ここのシェフ独特なところがあって、そのクリエイティブさが存分に楽しめる前菜でした。
〇水牛モッツァレラ、フルーツトマト、ルッコラのサラダ
水牛モッツァレラは輸入品だそうなので恐らく冷凍物の解凍になるかと思いますが、冷凍させていない水牛モッツァレラの柔らかい旨味をうまくキープされていて、めちゃくちゃ甘いフルーツトマトと苦味とコクのルッコラとの相性が非常に良かったです。
〇仔羊の肩ロースのスピエディーニ(串焼)
金串にさした肉を炭火でじっくりとミディアムレアまで火を入れてくれました。仕上がりが非常に柔らかくて仔羊ですから臭みも強くない。これにミルクやバターを加えたマッシュポテトがまた赤ワインがすすみまくりました。
〇ウリボウ(仔猪)炭焼
ウリボウの肉の特徴はシェフいわく鶏肉のように柔らかくジビエ特有のきつい臭いがまだしない事だそうです。肩ロース、モモと異なるいくつかの部位を用意してくれました。肩ロースはさっぱりとして柔らかい肉、モモはジュワーッと脂が感じられて少し噛み応えのある部位でした。臭くはないですが食べ進めるとやはりジビエ特有の味が感じられるようになりました。
あまりジビエをがっつりと食べる事はないのですが、一度ジビエ特有の味わいに気づいてしまうと病みつきになっていくという予感が頭をよぎる。そんな味でした。
〇雉ラグーのパスタ
シェフが狩った30羽の雉のガラからとった出汁を使って具としても雉肉を使ったオール雉パスタ。雉を強く感じたいという我々の意向を汲んで、麺少な目で作ってくれたので、より強くその旨味を味わえました。イタリアではスーパーで買えるくらいホロホロ鳥がポピュラーで実際に買って自炊して美味しいと思っていたのですが、ホロホロ鳥もキジ科。雉は鶏や鴨にはない旨味がありますね。
〇飲み物
瓶ビールは自分で冷蔵庫から出してシェフに申告するスタイル、グラスワインも最初にシェフにマシンからグラスへの注ぎ方をレクチャしてもらったらあとは好きなのをグラスに注いでシェフに申告するスタイル。マシン脇にシェフが書いてくれたワインの特徴を読んだり、ワインボトルのエチケットの図柄を自由に楽しめるのでこのスタイルは結構楽しかったです。
とはいえボトルワインはグラス6杯分くらいなので、我々は途中からボトルへシフトしてしまったのでマシンで楽しんだのは最初のうちだけでしたが。
<お店の感想>
カウンター4席、4人掛け3卓のアットホームな広さの店内。最初のうちはお客さんが他にいなかったので、調理するシェフにテーブルから直接話しかけたり、シェフが雉を打って狩った時のYoutube映像を見せてもらったり、貸し切り状態で楽しませて頂けました。ま、その後にお客さんが入ってからも、かなり話しかけてしまったのですが。お料理だけでなく狩りの話などでも楽しませてもらっていい思い出になりました。