2回
2024/01 訪問
相変わらず美味しい。でも・・・。
スープ：牛蒡のスープ
フリット：しいたけの天ぷら
サラダ：24種類の温野菜サラダ
前菜：たちのムニエル
魚料理：ほっきのリゾート
御開帳
口直し：レモンティのシャーベット
肉料理：蝦夷鹿肉の炭火焼
デザート：モンブラン
デザート：オレンジのソルベ
外観
2024/01/27 更新
2023/01 訪問
さすがはモリエール！北海道で1番のフレンチレストランです
北海道のフレンチレストランの雄と言えばモリエールさん。実に6年ぶりの訪問となりました。
このお店、ミシェランで三ツ星を取ったレストランですが、だからと言って気取る感じではなく、すごくカジュアルに、でも優雅な趣もある素晴らしいレストランです。
今回は、ニューヨークの友人（外国人）が、日本の美味しいフレンチを食べたい！とリクエストされたので、ランチに予約をしました。1か月前に予約しましたが、残り一席だったのでギリギリセーフです。さすがは人気店。
さて、今回はMenu Molière（8,600円）のものを注文しました。
・スープ：牛蒡のスープ ★★★★☆
エスプレッソカップに入っています。これをコーヒーのように飲みます。すりおろした牛蒡の香りが素晴らしく、また、上に乗っている泡がクリーミーで美味しい！アツアツで提供されるのがまた素晴らしいです。これ、ちょっとぬるくなるとまた味の感じ方が変わるような気がします。最初の一品で、札幌の冬の寒さを吹き飛ばされました。
・パンとバター ★★★★
中は柔らかく、周りはカリッとしているフランスパンです。焼き上がりに20分程かかるそうです。パンはさすがにお店では焼いていないようで、ドンクのパンだそうです。ドンクのパン、旨いですよね。
・フリット：ふきのとうのフリット ★★★★
ふきのとうの中に、ホタテ（すり身？）が入ったフリットです。こちらは、手でつまんでいただきます。私のイメージでは、ふきのとうは苦み（えぐみ）があるイメージですが、このふきのとうは苦みはほんのりでした。どうも、雪のない地域では1月～2月位が旬なようで、その時期に収穫されたものは、苦みやえぐみがほんのりで、食べやすいのだそうです。北海道では雪解けになる3月～4月位が旬ですが、雪でストレスを感じることで、苦みが出てくるのかな、、なんて考えながら、食べてました。
中のホタテの甘さとふきのとうのほんのりとした苦みが合わさって、こちらも素晴らしい一品でした。
・季節野菜：15種類の温野菜とジャガイモのニョッキ クリームソース和え（レモンペーストを添えて） ★★★★★
これは素晴らしいですね。15種類の温野菜一つ一つの個性を生かしつつ、ジャガイモのニョッキの柔らかい舌触りが花を添えています。レモンペーストがほんの少しだけ一部の野菜の下にあって、それがさっぱり感を演出しています。私の好みです。
・前菜：カキのフライ ★★★★☆ 演出がニクイ！
さぁ前菜。カキのフライです。大きなカキのフライがお皿に鎮座しています。カレー粉が振りかかっているようで、ほんのりカレーの風味がします。カキにナイフを入れると、非常にジューシーです。
非常にジューシーな牡蠣で、旨いなぁと思いながら食べると、なんと2個目が登場。揚げたてを楽しんでほしいからということで、時間差で持ってきてくれます。こちらのカキフライは、カレーではなく山葵が乗っています。こちらも旨い！ やっぱりジューシーです。
1点だけ気になったのは、添えてあったタルタルソースです。少ししょっぱいかなぁと思いました。私はタルタルソースが大好きで、たっぷり添えたいのですが、ここのタルタルソースは私には塩味が強かったです。なので、半分くらい残してしまいました。ちょっともったいないかな。
※一緒に来たメンバー全員、しょっぱさを感じていたので、多分普通のタルタルソースよりはしょっぱいのかもしれません。
・魚料理：カスべのムニエル ★★★★☆
北海道の地魚、カスべのムニエルが出ました。もちろんゲストは食べたことがありません。カスべなので軟骨がありますが、もちろん軟骨は食べれます。でも、軟骨を避けて食べることも可能です。私は軟骨をそのまま食べました。レモンバターの風味がマッチして、こちらも美味しいです。
・口直し：紅茶とレモンのシャーベット ★★★★
子のシャーベットですが、これに洋ナシのリキュールをかけます・・が、私はこの日は運転手だったので、リキュールはかけれず、、、、。このシャーベット、美味しいのですが、やっぱり洋ナシのリキュールをかけた方が数段旨いです。今回はゲストを案内するために車でしたが、今度は地下鉄で来よう。
・肉料理：蝦夷鹿肉の炭火焼 ★★★★★ これは最高！
焼き方はミディアムレアがお勧めとのことでしたので、お勧めで焼いてもらいました。エゾ松の香りがとても香ばしく、食欲をそそります。
蝦夷鹿肉って本当に難しくて、下処理を間違えると硬くて癖のあるお肉になってしまいます。でも、こちらの鹿肉は全く癖が無くてしかも柔らかい！最高のお肉でした。赤ワインのソースにもマッチして、今まで食べた鹿肉の中で、ベストワンかもしれません。ビーツとリンゴのコンポートが添えてありますが、リンゴのコンポートが鹿肉と一緒に食べるととても合います。これは絶品かも。
・馬鈴薯：グラタンドフィノワ（馬鈴薯のグラタン) ★★★★★
ギャルソンがグラタン皿に入っているグラタンドフィノワを、人数分取り分けて、メイン皿にのせてくれます。どこの馬鈴薯なんだろう。産地を聞けばよかった。ベシャメルソースが絶品です。昔来た時も思ったのですが、このグラタン一皿全部食べてみたいｗ
・デザート①：オレンジのソルベ ★★★★★
超ウマイｗ。ジューシー過ぎなんだけど。普通のオレンジの数倍ジューシーな気がします。
オレンジの上4分の1程度で切られていて、残りの4分の3の上にソルベが乗っています。もちろんソルベも旨いのですが、ソルベの下にあるオレンジが絶品です。どうすればこんなにジューシーなオレンジができるんだろう。
・デザート②：モンブラン ★★★★★
私、モンブランはあまり好きではありません。栗のモッタリしたあの風味が苦手なのです、、が、ここのモンブランは旨いです。苦手な私でも旨いと思いました。一緒に来たニューヨーカーは、モンブランが大好きらしく、うまいうまい言って食べてました。さすがです。
・ティー：ハーブティ ★★★★★
アップルミント、レモンミント、スペアミント、レモングラッセの4種類をブレンドしたハーブティです。ミントも私苦手なのですが、このブレンドはウマイ。ミントの香りは少々ですので、苦手な人でもこれはいけるのでは。
・茶菓子：アーモンドのパイ ★★★★
茶菓子にはアーモンドのパイです。アーモンドの風味はあまり感じられませんでしたが、甘さ控えめで旨いです。
いやー、大満足。私、三ツ星レストランでこの価格はすごく安いと思います。
安くてクオリティが高い、、最高です。大衆的な価格でも、最高の料理を出せるお店。それがモリエールです。次はディナーで来よう。ごちそうさあでした。
スパークリンググレープジュース
牛蒡のスープ
ふきのとうのフリット 中にホタテ
パン
15種類の野菜とニョッキ
かきのフリッター カレー風味
かすべのバターソテー 長いも添え
紅茶とレモンのシャーベット
鹿肉 リンゴとアプリコットジャム ビーツ ポテトグラタン
オレンジのソルベ
モンブラン
ハーブティ
ハーブティ ポット
アーモンドのパイ
2023/01/10 更新
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1年ぶりのモリエール。北海道一のフレンチレストランと言っても過言ではないでしょう。今回も、アメリカから友人が来て、その友人の希望で訪問しました。
・スープ：牛蒡のスープ ★★★☆
前回の時も出てきたスープです。エスプレッソのような感じになっています。ごぼうの風味たっぷりで美味しいのですが、今回は少し味が濃すぎました。濃すぎるため、少ししょっぱいです。また、まろやかさが少し落ちてます。味付けが少し失敗している気がします。モリエールにしては、かなり珍しいミスですね。
・フリット：しいたけの天ぷら ★★★☆
肉厚のしいたけを天ぷらにしています。山わさびがかかっています。素材の味を生かしており美味しいです。しいたけの臭みを消しているので、きのこが苦手な人でも食べれると思いますが、私としてはもう少しキノコの風味が欲しかったところです。
・サラダ：24種類の温野菜サラダ ★★★★★
これは素晴らしです。24種類の野菜が乗っているのもすごいのですが、ソースと混ぜて食べると、野菜の甘みとソースの風味がマッチして何とも幸せな気分になります。見た目も美しいです。
・前菜：たちのムニエル ★★★★
たちの絶妙な火入れで甘みが引き立っています。たちって火入れを間違えると硬くなってしまうのですが、こちらは絶妙です。ただ、味付けが少し濃いですね。これも珍しい。この日は、味付けが濃い傾向があったように思います。
・魚料理：ほっきのリゾート ★★★★☆
まず、見た目が最高！地元でもあまり見たことのないくらいでかいほっき貝の蓋を開けると、北寄貝が入ったリゾットになっています。これは旨いですね。
・口直し：レモンティのシャーベット
レモンの酸味が効いていて旨いです。いつもそうなのですが、私運転手なのでｗ、洋ナシのリキュールはかけれません。かけて食べてみたいｗ
・肉料理：白糠産蝦夷鹿肉の炭火焼 ★★★★★ やっぱりうまい！
本当にこれは最高！エゾ松で燻された状態で登場します。鹿肉ですが、当然臭みはありません。そして火入れが絶妙なので、完全な生ではないのですがほぼ生に近い感じに仕上がっています。めちゃめちゃ柔らかく、かじると肉のうまみが口の中いっぱいに広がります。
・グラタン：グラタンドフィノワ（500日寝かしたポテトのグラタン) ★★★★★
今回もギャルソンがグラタン皿に入っているグラタンドフィノワを、人数分取り分けて、メイン皿にのせてくれます。でも、今回は品種を言ってなかったな。「500日寝かしたポテト」を強調していましたｗ。旨いです。やっぱりベシャメルソースが絶品です。一皿食べたいわ。電話でお願いしたら出してくれるのかなｗ。
・デザート①：モンブラン ★★★★☆
私、モンブランは苦手なのですが、ここのモンブランはすごく旨いです。中にメレンゲが入っていて、食感もいいんですよね。
・デザート②：オレンジのソルベ ★★★★☆
やっぱり旨いですね。非常にジューシーです。
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さて、ちょっとだけ思ったことを書きます。タイトルで、「でも・・・」と書いた理由です。
① 味付けが濃いものがあった
今まで10回程度訪問しましたが、こういうのは初めてでした。どうしたのかなぁ？とちょっと心配になりました。
② コース内容がいつも同じ
これです。これが気になってます。前回のレビューと見比べて欲しいのですが、違ったのは「フリット」「サラダ」「魚料理」の3つのみです。他は全く同じでした。まぁ、鹿肉とか牛蒡のスープなんかはHPにはっきりと記載しているので、多分デフォなんだと思いますが、デザートまで一緒なのは一流店としてはどうかなぁ、、なんて思いました。おなじ1月訪問だからなのかもしれませんが、予約名を見れば前回何を食べたかはわかるはずなので、デザートの一品は変更するなどの配慮があるといいのになぁ、と思ったり。このあたりが、東京の一流フレンチとは異なる所でしょうかね。
今度は別の月に訪問してみます。