カネタケ青木酒店㈱主催の幻の酒造好適米愛山の酒を楽しむ会。今年で16回を数える会に、西から雨後の月(広島)、鳳凰美田(栃木)、日高見(宮城、石巻)、上喜元(山形、酒田)、くどき上手(山形、鶴岡)、出羽桜(山形、天童)、南部美人(岩手、二戸)、一白水成(秋田、五城目町)の9蔵が集まり、幻の酒造米で作った自慢の数十本の酒と9人の醸し人を送りました。更に、十四代(高木酒造)はテーブルに1本の播州愛山純米吟醸中取り1800ml純米吟醸酒を提供しました。
今年も愛山の酒を飲めたことに感謝します。愛山の酒はほとんど市場に流通しませんので、この会でしか飲めないのです。万が一居酒屋に置いてあって、しかも一杯千円程度であれば良いなと思いますが、現実としてはあり得ません。というのは、テーブルに無造作に置いてあった十四代純米吟醸中取りは、帰宅後ネットで調べると3.5万円でした。推して知るべしです。居酒屋では値が付かないと思います。
今年はスッキリ系のものが多かったような気がします。昨年以前はシッカリ系のものが多かったように思えるのですが・・・。気のせいかな、体調のせいかな・・・。ただ、挨拶の際に一人の醸し人がおっしゃっていましたが、最高の酒を造る酒米の愛山は同時に扱いが難しい酒米でもあるんだそうです。そんな思いをして作った酒を頂ける幸せに感謝して、味がどうのこうのなんていらないですよね。美味しかったです。2020年も期待しております。