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1回
夜の点数:5.0
2015/08 訪問
琉球伝承料理
古波藏登美が 1958年に羙榮を創業。登美さんの兄で「料理沖縄物語」等を著したエッセイストの古波藏保好が 2代目亭主。保好さんの義娘で現女将の古波蔵徳子さんが 3代目を継いでます。赤煉瓦と白漆喰の塀に囲まれた、風情漂う木造二階建です。数寄屋造でも琉球風でもない独特な意匠です。芭蕉布姿が素敵な女将さんと御挨拶。一階「帳の間」に通されます。黒漆塗のテーブル席です。「梯梧」のコース十三品に、いなむどぅち(猪擬)とあしてぃびち(足煮込)を追加して貰います。「でいこの花が咲き風を呼び嵐が来た でいごが咲き乱れ風を呼び嵐が来た くり返す悲しみは島渡る波のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ 島唄よ風に乗り届けておくれ私の涙」堆錦、花塗、沈金、箔絵、螺鈿、蜜陀絵。琉球漆器、やちむん(焼物)、見事な設と器です。オリオン壜で「花花」。甕で仕次してる久米島古酒 43°。からからに可愛いちぶぐゎー(小杯)でチビチビ、熟成香に長い余韻。・ごーやー(苦瓜)ジュース・んじゃな(苦菜)豆腐和 ピーナッツ、島豆腐、白味噌の白和です。・豆腐餻 ウン、優しくて甘い、佳い!・とぅんだーぶん(東道盆) 花烏賊(くぶしみ湯掻) 酢醤油、ぐるくん(高砂)蒲鉾 3種(カステラ焼、肉蒸、揚)、ぽーぽー(炮炮 熱々を真中迄一気に頬張ります。)、眼旗魚昆布巻、牛蒡豚ロース巻・中味吸物 本枯節とぐーやー{腕 ふぃさがー(脚)の赤身肉}の出汁。ぴばーち(島胡椒)を一振、ウン、凄く上品! 透通った味です。・いむなどぅち 千切した三枚肉、椎茸、蒟蒻を白味噌仕立。中味と出汁を違えてます。・じーまみー(地豆)豆腐 滑々粘々。甘味を控えた掛汁。ピーナッツの爽香です。・くーぶ(昆布)いりち(炒) 細い。昆布、椎茸、蒲鉾、三枚肉。・いもくじ(芋葛)あんだーぎー(油揚) 紫芋、火傷しそうな熱い内に、周がサクサク中がモッチリ 大好き!・みぬだる(蓑垂) 田芋素揚 島大根のじーじき(地漬) みぬだるが蒸立で温かいです。田芋素揚に砂糖醤油が絡んで甘いです。・らふてー(羅火腿) うじら豆腐(鶉豆腐 雁擬) ごーやー塩炒 らふてーが柔く、箸で持上げ様とすると自重で解れます。黒糖と泡盛の上品な風味が仄に漂います。・あしてぃびち プルプルで蕩けるめーびさ(前脚のひさ)。 ・みみがー(耳皮)刺身 耳軟骨、胡瓜、ピーナッツペーストを和えた梅風味の酢物です。海月より好い歯応です。・どぅるわかし(泥沸) 田芋、芋茎、椎茸、蒲鉾、豚肉を、出汁で煮潰してます。柔くて線維が一杯です。・とぅんふぁん(豚飯) 人参、椎茸、蒲鉾の微塵切を炊込んだ御飯に、三枚肉茹汁の煮詰を掛けて頂きます。・青パパイヤ漬 糠漬。・黒糖寒天香片茶。御馳走様でした。御腹一杯です。「豚肉と御芋斗りでしたでしょう」と。否々、色々楽しめました。琉球料理が大好きです。同じ食材でも、様々な調理法を用いて工夫してます。塩が薄い(脱水症?)が旨味が濃い。格調高く、繊細、丁寧で、手間を掛けてます。宮廷料理を復元して、行事料理、家庭料理と取合わせてます。「創業以来の原点を守る」をモットーとされてます。琉球料理は、日本料理と何処が違うんだろう。琉球料理は季節感が乏しく色彩が地味(だから器が華やか)、日本料理は旬と彩に拘る。琉球料理は淡い味を重合わせて足算・掛算、日本料理は削落としての引算。極論。Nov. ’23. 平川料理長、石川女将と御挨拶。2016年に「沖縄美ら島財団」が「琉球食文化研究所」を設立し、美榮の経営を引継ぎました。二階「貝の間」で「梯梧」のコースを頂きます。「海よ宇宙よ神よいのちよこのまま永遠に夕凪を 島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ 島唄よ風に乗り届けておくれ私の愛を」オリオン壜ビールとパッションフルーツ酒。・田芋のジュース・雲南酢・豆腐餻・とぅんだーぶん 花烏賊 胡瓜、蒲鉾 3種(青、カステラ焼、揚)、ぽーぽー、眼旗魚昆布巻、牛蒡豚ロース巻・中味吸物・じーまみー豆腐・くーぶいりち・いもくじあんだーぎー・みぬだる 田芋素揚 島大根地漬・らふてー うじら豆腐 ごーやー塩炒・みみがー刺身・どぅるわかし・とぅんふぁん・冬瓜蜜煮・赤肉ドラゴンフルーツ香片茶。御馳走様でした。レシピが確り受継がれてる様です。三献料理や五段料理* を食べられないかな。メニューが増えると、嬉しいな。幾度も伺うのは辛いかなぁ。* 清明(しーみー)茶と葛餅、一の膳(素麺の吸物、いなむどぅち、刺身)、二の膳{あしてぃびち 大根、豚の角煮、白飯、じーじき、いちむい(五盛飾)}、とぅんだーぶん(みぬだる、花烏賊、昆布巻、牛蒡巻、魚天麩羅)、ううふいら(大平 かすてら蒲鉾、白蒲鉾、二色肉蒲鉾、車海老、山芋、筍、椎茸、三葉)、泡盛(古酒 一盃)、三の膳{中味の吸物、らふてぇ、うから(御殻)いりち、どぅるわかし、十六寸豆、みみがー刺身、じーまみー豆腐、くーぶいりち、んすなばーうさち(みそ菜酢物)}、しーくーびー(西国米)等。
2025/10/14 更新
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古波藏登美が 1958年に羙榮を創業。登美さんの兄で「料理沖縄物語」等を著したエッセイストの古波藏保好が 2代目亭主。保好さんの義娘で現女将の古波蔵徳子さんが 3代目を継いでます。
赤煉瓦と白漆喰の塀に囲まれた、風情漂う木造二階建です。数寄屋造でも琉球風でもない独特な意匠です。芭蕉布姿が素敵な女将さんと御挨拶。一階「帳の間」に通されます。黒漆塗のテーブル席です。「梯梧」のコース十三品に、いなむどぅち(猪擬)とあしてぃびち(足煮込)を追加して貰います。
「でいこの花が咲き風を呼び嵐が来た でいごが咲き乱れ風を呼び嵐が来た くり返す悲しみは島渡る波のよう ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら 島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ 島唄よ風に乗り届けておくれ私の涙」
堆錦、花塗、沈金、箔絵、螺鈿、蜜陀絵。琉球漆器、やちむん(焼物)、見事な設と器です。
オリオン壜で「花花」。甕で仕次してる久米島古酒 43°。からからに可愛いちぶぐゎー(小杯)でチビチビ、熟成香に長い余韻。
・ごーやー(苦瓜)ジュース
・んじゃな(苦菜)豆腐和 ピーナッツ、島豆腐、白味噌の白和です。
・豆腐餻 ウン、優しくて甘い、佳い!
・とぅんだーぶん(東道盆) 花烏賊(くぶしみ湯掻) 酢醤油、ぐるくん(高砂)蒲鉾 3種(カステラ焼、肉蒸、揚)、ぽーぽー(炮炮 熱々を真中迄一気に頬張ります。)、眼旗魚昆布巻、牛蒡豚ロース巻
・中味吸物 本枯節とぐーやー{腕 ふぃさがー(脚)の赤身肉}の出汁。ぴばーち(島胡椒)を一振、ウン、凄く上品! 透通った味です。
・いむなどぅち 千切した三枚肉、椎茸、蒟蒻を白味噌仕立。中味と出汁を違えてます。
・じーまみー(地豆)豆腐 滑々粘々。甘味を控えた掛汁。ピーナッツの爽香です。
・くーぶ(昆布)いりち(炒) 細い。昆布、椎茸、蒲鉾、三枚肉。
・いもくじ(芋葛)あんだーぎー(油揚) 紫芋、火傷しそうな熱い内に、周がサクサク中がモッチリ 大好き!
・みぬだる(蓑垂) 田芋素揚 島大根のじーじき(地漬) みぬだるが蒸立で温かいです。田芋素揚に砂糖醤油が絡んで甘いです。
・らふてー(羅火腿) うじら豆腐(鶉豆腐 雁擬) ごーやー塩炒 らふてーが柔く、箸で持上げ様とすると自重で解れます。黒糖と泡盛の上品な風味が仄に漂います。
・あしてぃびち プルプルで蕩けるめーびさ(前脚のひさ)。
・みみがー(耳皮)刺身 耳軟骨、胡瓜、ピーナッツペーストを和えた梅風味の酢物です。海月より好い歯応です。
・どぅるわかし(泥沸) 田芋、芋茎、椎茸、蒲鉾、豚肉を、出汁で煮潰してます。柔くて線維が一杯です。
・とぅんふぁん(豚飯) 人参、椎茸、蒲鉾の微塵切を炊込んだ御飯に、三枚肉茹汁の煮詰を掛けて頂きます。
・青パパイヤ漬 糠漬。
・黒糖寒天
香片茶。
御馳走様でした。御腹一杯です。
「豚肉と御芋斗りでしたでしょう」
と。否々、色々楽しめました。琉球料理が大好きです。同じ食材でも、様々な調理法を用いて工夫してます。塩が薄い(脱水症?)が旨味が濃い。格調高く、繊細、丁寧で、手間を掛けてます。宮廷料理を復元して、行事料理、家庭料理と取合わせてます。「創業以来の原点を守る」をモットーとされてます。琉球料理は、日本料理と何処が違うんだろう。琉球料理は季節感が乏しく色彩が地味(だから器が華やか)、日本料理は旬と彩に拘る。琉球料理は淡い味を重合わせて足算・掛算、日本料理は削落としての引算。極論。
Nov. ’23. 平川料理長、石川女将と御挨拶。2016年に「沖縄美ら島財団」が「琉球食文化研究所」を設立し、美榮の経営を引継ぎました。二階「貝の間」で「梯梧」のコースを頂きます。
「海よ宇宙よ神よいのちよこのまま永遠に夕凪を 島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ 島唄よ風に乗り届けておくれ私の愛を」
オリオン壜ビールとパッションフルーツ酒。
・田芋のジュース
・雲南酢
・豆腐餻
・とぅんだーぶん 花烏賊 胡瓜、蒲鉾 3種(青、カステラ焼、揚)、ぽーぽー、眼旗魚昆布巻、牛蒡豚ロース巻
・中味吸物
・じーまみー豆腐
・くーぶいりち
・いもくじあんだーぎー
・みぬだる 田芋素揚 島大根地漬
・らふてー うじら豆腐 ごーやー塩炒
・みみがー刺身
・どぅるわかし
・とぅんふぁん
・冬瓜蜜煮
・赤肉ドラゴンフルーツ
香片茶。御馳走様でした。レシピが確り受継がれてる様です。
三献料理や五段料理* を食べられないかな。メニューが増えると、嬉しいな。幾度も伺うのは辛いかなぁ。
* 清明(しーみー)茶と葛餅、一の膳(素麺の吸物、いなむどぅち、刺身)、二の膳{あしてぃびち 大根、豚の角煮、白飯、じーじき、いちむい(五盛飾)}、とぅんだーぶん(みぬだる、花烏賊、昆布巻、牛蒡巻、魚天麩羅)、ううふいら(大平 かすてら蒲鉾、白蒲鉾、二色肉蒲鉾、車海老、山芋、筍、椎茸、三葉)、泡盛(古酒 一盃)、三の膳{中味の吸物、らふてぇ、うから(御殻)いりち、どぅるわかし、十六寸豆、みみがー刺身、じーまみー豆腐、くーぶいりち、んすなばーうさち(みそ菜酢物)}、しーくーびー(西国米)等。