amanogawanoyukiさんのマイ★ベストレストラン 2011

地下鉄御堂筋線心斎橋駅下車、歩いて5分程の距離にあるクリッターズバーガー。
マイレビュアーさんが教えて下さったこのお店に友人と2人で行ってきました。

タイトルにも書いたように、シンプルなのに単調ではない深みがあって、バランスの
取れたハンバーガーを頂くことができました。

今回頼んだのは、チーズバーガーとコーラゼロ。一緒に行った友人はモッツァレラ
マッシュルームバーガーを注文しました。ハンバーガーが出てくるまで結構時間が
かかるので先に出てきたドリンクを飲みながら待っていると、ハンバーガーをはさむ
ためのペーパーを持ってきてくれます。

そしていよいよハンバーガーの登場。 バンズは色が濃く、上の部分は少しずらした
形で出てきました。バンズの間には下からレタス、トマト、オニオン、パティ、そして
チーズがのっていてボリュームたっぷり。これを先に出てきたペーパーにはさんで
まず一口。

うん、いいですね！

バンズは外側が硬めでカリッとした食感。少々硬めのバンズが好きな自分にとって
いきなりポイントアップですね。パティには余計なソースがかかっていなくてお肉の
味が前に出ているタイプで、これまたポイントアップ。これに野菜とチーズの香りが
合わさって1つの味を構成するバーガー。美味しいじゃないですか！それにパティが
柔らかすぎないのがいいですね。ふわふわ感があるよりも少し硬めのパティの方が
自分は好きです。

濃い味のソースなどがかかってない、シンプルなつくりでマスタードとケチャップを
好みに合わせて加えるチーズバーガーこそが最高のハンバーガーだと思う自分に
とって、これこそが「ハンバーガー」です。

さらに、このバーガーはパティとトマトの間に細かく刻んだピクルスをはさんでいて、
そこからほんのりとした甘味が出ています。この独特の甘味こそがチーズバーガー
全体に深みを与えていて、シンプルなのに飽きない味を出していたんですね。

これに価格がもう少し手頃だったら（お得なランチ セットはウィークデイのみです）
最高なんですが、不満はありません。

足を運んだ日はゴールデンウィーク中。混雑するであろうお昼時を避けて13時半に
店に入ると、中は自分たちだけで大正解。でも程なく混み始め、14時過ぎには家族
連れやカップルなどで大分席が埋まりました。それと、意外だったのはこのお店が
「街のハンバーガー屋さん」として利用されていること。店の混み具合と店員さんが
デリバリーに頻繁に出ていく姿をみると、街からもビジネスマンからも愛されている
お店なのかもしれません。

ハンバーガーショップは数あれど、味、店の雰囲気、アクセスなどから、多くの人に
おすすめしたくなるお店です。ハンバーガーが苦手な人も大丈夫、サンドイッチや
スイーツなどもあります。

このお店を教えてくれたマイレビュアーさんに心から感謝です。

愛すべき我が街枚方。
その交通要所である京阪本線枚方市駅を下車、東側にしばし歩いた
場所に位置するイタリアンがamico amicaです。食べログでも評価が
高くて前から気になっていて、訪問しました。

この日は予約なしで伺いましたが、11時半の開店前に着いたことも
あって利用することができました。

ランチタイムのメニューはパスタランチとライスランチの2種類のみで、
この日はパスタランチが娼婦風パスタ、ライスランチがとりむね肉の
カツレツビネガーソースという内容。友人と自分とでそれぞれを頼み、
シェアしました。

鶏のカツレツはびっくりする程柔らかくて、むね肉なのにパサついて
いません。チキンのジューシーさや旨味は薄いですが、カツレツに
しているので衣の味・油分と上手く絡んでおり、酸味が楽しいソースと
相俟って大変美味しく仕上がっています。

それに、緑色が鮮やかな野菜が添えられているのが嬉しいじゃない
ですか。葉物、豆、緑黄色野菜がバランスよく組み合わせれており、
味も見た目もよかったです。

パスタの方は娼婦風（ブッタネスカ）で、ブラックオリーブとアンチョビ、
ケッパーのトマトソースで味付られています。オリーブとケッパーの
香りが程よいソースで、アンチョビは隠し味になっている感じ。トマトの
旨味が活かされています。使われているパスタのチョイスもソースと
合っていますね。

それに、ここのお店はパンが抜群！
この日のパンはローズマリーのパンだったのですが、香りがとっても
良くて、本当に美味しかったです。自家製パンを出すお店の中では、
出色の味だと感じました。


これだけ素晴らしいメインに、これまた美味しいパン、スープ、サラダが
ついて、パスタランチで787円、ライスランチで892円なんて、俄かには
信じがたいCPじゃないですか！

こんなイタリアンレストランが我が街にあったんですね。12時過ぎには
店内はお客さんではいっぱいになっていましたが、この内容にこの価格
なら高い人気も納得です。今度はディナータイムにも伺いたいですね。

納得の料理、納得のサービス、納得の雰囲気、納得のCP、ハンバーガー
専門店以外では初の総合☆4.5としました！

【2013年10月訪問】

「“ベーコン”とは如何なるものか、これまで知っていなかったんだ…」。
それを思い知った1日になりました。

食べログ更新はおろかハンバーガー店訪問さえ叶わない日々が続いた
この数カ月。 これではいかん、気分を一新しよう !! と思って時間を作り、
2年ぶりに北摂のハンバーガー専門店の雄、NICK & RENEEさんを訪問
しました。

今回注文するのはお店の方のおすすめでベーコンチーズバーガーです。
ハンバーガー専門店ではいつもチーズバーガーばかり頼んでいるので、
専門店では初の注文。さてさて、お味や如何に？


ドリンクのペプシコーラが先に出されて待つことしばし、出てきた品を見て
びっくりしましたね、ペーコンの存在感の大きさに！

ここはやはりベーコンをまず一口…おお、「肉」です。
パティとは違う、これもまた肉の味。口の中に広がるベーコンの旨味…！
まだ本体に到達していなのにこの幸せは一体何なのでしょう。

で、いよいよベーコン、バンズ、パティ、野菜、タルタルソースの競演です。

これは、自分の拙い文章ではとてもとても文字に出来ないですね。具材
それぞれの旨味がぎゅっと一つになって、そかもそれが共存しているのが
「体験」できます。

ハンバーガー専門店であれば、パティもバンズも野菜も、いずれも単体で
充分美味しさを感じられる品を使っています。それをいかに組み合わせて
1つのハンバーガーにするのかがそれぞれのお店の特徴になるのですが、
今回は今までのハンバーガー体験の中でも屈指の美味しさでした。

食事の後、マスターとお話しする機会があったのですが、前回の訪問した
ことを覚えて下さっていました。こういうことって、嬉しいですよね！

それと、今回は関西の超有名ハンバーガー専門店の社長さんが来られて
いたのですが、マスターのご紹介で御挨拶させて頂く機会を頂きました。
実は自分はまだそのお店に伺ったことがないので、時間をつくって行きたい
と思います。


いや～ホント幸せな気持ちになれましたよ。
とても美味しかったです！ご馳走様でした！！


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【2011年7月訪問】

TITLE : 「タルタルソースが新鮮な感覚のチーズバーガー」


ずーっと前から気になっていたハンバーガー専門店の1つ、NICK & RENEE。

大阪府豊中市内にあるこのお店、6月末に吹田市内に用事があった帰りに
足を運ぶことができました。

今回もチーズバーガーを注文、ドリンクはペプシを選択（セットで1,080円）。
待っている途中から、お肉を焼くいい匂いが漂ってきてテンションアップ！
調理中の匂いが漂ってきてから実際にハンバーガーが出てくるまでのこの
時間こそはバーガー巡りをする際の醍醐味の一つですね。

ドリンクが出てきた直後にいよいよチーズバーガー登場、見た目はさほど
大きくはありませんが、高さは中々のボリューム。上からバンズ、ソース、
チーズ、パティ、オニオン、トマト、レタス、そしてバンズの順重なっています。
これを少し押しつぶし、下にしかれているペーパーに挟んでまず一口。

おお～っ　ソースとお肉とのミックスがいいぞ！

バンズは自家製ではなく北摂の有名店ア・ビアント製。外側が硬くて切り口は
しっかりカリッと焼かれているタイプで、固さは自分の好みにぴったりです。
パティは肉汁がたっぷりでさすが黒毛和牛。食べ終える頃には下のバンズに
しみ込んでバンズがふやける程でした（これは自分の食べ方の問題です）。
これにチーズとオニオン、トマト、レタスという3つの野菜が上手く絡み合って
更にお肉の味を引き出しています。うん、これぞチーズバーガーの理想形。

加えて、このバーガーを特徴づけているのがチーズの上にのったソースで、
なんと！タルタルソースが使われています。細かく刻んだピクルスが入った
このソースは、マヨネーズ独特の酸味があまり強くなくてまろやか。パティと
絡んでまるでクリームのようにしっとりとした味を出してくれています。

このソース、マヨネーズをハンバーガーに塗ることを是とするか非とするかで
評価が分かれるでしょうね。酸味がきつくなく、バーガー全体の味を破壊して
いないことから、自分はプラス材料だと感じました。こういうソースならあり、
新鮮な驚きを感じることができました。


このお店は1年以上前から食べログでBMしていて、しかも2011年3月に大津の
アンティミーバーガーを訪問した際にマスターがおすすめのバーガー店として
ここを挙げて下さり、それ以降訪問希望候補の最有力として挙げていました。
その旨をマスターに伝えると、ハンバーガー談義が始まり、おすすめの店舗や
ハンバーガー専門店を開いた経緯などを教えて下さいました。

そしておもむろに、「コーヒーはお好きですか？」と尋ねられたので頷くと、
「アンティーミーさんの紹介なら」とエスプレッソのサービスが！提供の際に
「砂糖を山盛り2杯入れてよくかきまぜ、底に残った砂糖をデザートのように
して楽しんで下さい」と教えて下さったので、その通りに頂くと、苦味のある
香り高いコーヒーが実に美味。いいですね、ハンバーガーの後のコーヒー。
最後に底に残った砂糖をスプーンで掬うとカラメル状になったコーヒー味の
砂糖がこれまた抜群に美味しいじゃないですか。

まさに、至福の時。

店舗は千里中央方面から中国自動車沿いを走って南下して少しの距離に
あって、お店の外には星条旗がはためいていてすぐに分かります（駐車場は
店舗北側にあるので一度行きすぎてしまいました）。

店内は陽の光がしっかりと入ってくるつくりで、窓側は特に明るいですね。
壁には一面に映画のポスターが貼られていて、心地よい雑然さがあります。
映画好きにはたまらない空間でしょう。自分も気に入りました。

ハンバーガーチェーン店で15年働かれていたというマスターは人当りがよく、
色んなお話を聞かせて下さいます。自分が着いた11時45分頃には店内には
自分1人でしたが、12時15分頃から続々とお客さんが入り始め、ベビｰカーを
押す若いお母さんの姿もありました。

上にエスプレッソのことを書きましたが、このお店はカフェとしても十分使える
お店です。コーヒー以外にもソフトドリンク、アルコールも充実しているので
レジ横にあるア・ビアントのラスクとドリンクを楽しみながら時間を過ごすという
カフェ使いにもいいですね。

クリッターズバーガーと並んで、現時点では自分の中でハンバーガー店として
東西の横綱といえるこのお店、雰囲気がいいのでカフェとしてだけでもおすすめ
したいお店です。

宝塚での会議を終えてから西宮まで足を運びました。

自動車だったので事前に駐車場があるかを問い合わてみると、店の横にあります
とのお返事。 この時の対応が丁寧で行く前から好印象を受けました。

店内の雰囲気は素晴らしいですね。程良く抑制のきいた照明、洗練された調度品、
静かすぎず騒がしくないBGMなどが、バランスよく調和しています。

カフェということなのでまずカフェオレ、それからメインの品としてピザを頼みました。
コーヒーは美味しいです。濃過ぎず渋すぎず、自分の好みに合いました。

ピザはこの日おすすめの品だった「焼き豚とオニンのふわふわ卵のピザ」を注文。
たまごはフワフワですが半熟ではなく、しっかり火が通っています。

味も絶品。チーズやソースがたっぷりというタイプのピザではなく、オムレツを上に
のせているという感覚のピザで、濃過ぎない味付けが嬉しいです。一緒に出される
オイルやタバスコを付けて楽しむのもいいですね。フォークも一緒に出てくるので
それを使って食べることもできます。ピザはとても大きいので5/8を食べて、残りは
アルミホイルに包んでくれたのを持ち帰りました。


金曜日の夜の早めに行ったのですが、店内は自分1人で、素晴らしい空間を独り
占めすることができました。店員さんに尋ねるてみと、金曜の夜は混んでいない
時が割と多いそうです。ちなみにカウンターで対応してくれたのは男性店員さんで
とても爽やかな感じの良い方でした。

これで1,850円（コーヒー650円、ピザ1,200円）は高くないです。


お酒を飲んだり、スイーツを楽しんだりするのもいいと思います。また行く機会が
あれば、今度は誰かと連れ立って行ってみたいですね。


トイレまでちゃんと暖房しているという気の配りよう、上質の時間を過ごしたいなら
行ってみる価値ありのお店です。

箕面市役所から少し行った場所にある串揚げ料理のお店、「マルコポーロ」。
食べログで知って、友人と3人で夕食を頂きに足を運びました。

今回頼んだのは串揚げコースのAコース。これは、串揚げ10本に生野菜と
アイスクリームがセットになったコースで、2,100円。

まず生野菜が登場、それに瓶に入った揚げパスタも添えられていました。
この生野菜、美味しいんです。特に水茄子の味は抜群ですね。

生野菜や塩味が楽しい揚げパスタの食感を楽しんでいると、カウンター奥の
調理場から揚げ物を揚げる音が聞こえてきます。ワクワクする音ですね。

そしていよいよ揚げ物登場、その皮切りに出てくるのは豚ヘレです。
うっほ～　柔らかい！衣に使われているパン粉は粒が小さいもので、その
お陰で揚げている素材の味が引き出されています。

この後続々と出てくる串揚げの中で、特に印象に残ったのだけを挙げても、
サーモンは、身がほこほこでオニオンを使ったソースも最高。

チーズの串揚げは、普通のチーズを使っていますがとろとろアツアツで、
口の中にチーズのあの旨味が広がっていきます。

カリフラワーは、アンチョビソースにとんぶりかな、が添えられていて、
カリフラワーの甘味と海の香りがダブルで楽しめる逸品。

豚ヘレのように王道を突き進む品からカリフラワーのようにオリジナリティー
溢れるものまで、バランスよくコースの中に配されていますね。
それに、ここのお店で出される串揚げは、全ての品が食感も抜群。例えば
レンコンの串揚げなら、土浦レンコンのようなしゃきしゃき感と大陸系のホク
とした食感の両方を兼ね備えています。

これを支えているのが油。このお店、油が素晴らしいんです！臭味がなくて、
しかも油自体の美味しさは損なわれていなくて、何本でもいきたくなります。

Aコースの串揚げ10本でお腹は十分満足。でもせっかくなのでもう一品、
最後にグリーンアスパラを追加で注文しました。ジャンボサイズなのにとても
柔らかくて味も香りもしっかり。これは家では決して真似できないですね。
串揚げのラストを飾るにふさわしい美味しさでした。

コースの〆はアイス。アイスはバニラ、抹茶、コーヒーの3種類か、レモン
シャーベットから選べて、自分はシャーベットを、友人は抹茶とコーヒーの
アイスを頼みました。さっぱり酸味が爽やかなシャーベットは〆として最適。
大満足のうちに夕食を終えました。

ちなみに飲み物は3人とも都合があって今回は烏龍茶。自分は車なので
当然としても、後の2人は吞みたかっただろうな～。

この日集まった3人は、旧くからの仲ではないながらも非常に大切な仲。
今まで集団の中では何度も会っているのですがこの3人で食事に行くのは
初めてでした。お互いの近況を話し合い、あっという間に時間が過ぎて、
本当に楽しい夕飯となりました。

味は文句なしの☆4、店員さんも丁寧だし雰囲気もいいし、その他の項目も
☆4～3.5で、総合も文句なしの☆4。食べログ250レビューを素敵なお店で
飾ることができました。

揚げ物大好きな方はもちろん「揚げ物はちょっと…」という方にも是非足を
運んでいただきたい素晴らしいお店でした。おすすめです！

村上春樹作品を読んだ後にネット巡りしているとヒットしたのが、ここ「いるか喫茶バー」。
とても気になって、友人と足を運びました。

今回のお目当ての料理は「トマトチーズトースト村上レシピ風」。これは「村上氏が作家に
なる前に営んでいたジャズ喫茶で出していたものと同じようなものだと想像します」という
説明がある品で、トマトとチェダーチーズがはさまれたホットサンドです。村上ファンには
文字通り垂涎の一品ですね。このトーストと一緒にレモンスカッシュ、レタス海苔サラダ、
ミックスナッツ、生ビール頼んで、友人との穏やかな時間を過ごしました。

照明が抑えられた店内は静かに会話を楽しみたくなるような空間。心から落ち着きます。
テーブルは四隅に置かれて、全面喫煙可でも分煙と同じ効果が出ていました。調度にも
細かなこだわりがみられるのがいいですね。窓の取っ手はスプーンの形で、テーブルの
形も無機質な長方形ではありません。お皿や箸置きなどには店のロゴマークが描かれ、
木目調の店内と白色のお皿に水色の店のロゴマークが浮かび上がっています。とても
素敵です。

トマトチーズトーストは、1995年に単行本化された『ねじまき鳥クロニクル』の中にも登場
しています。「冒頓で気のいい人」といった印象のマスターに村上春樹お好きなんですか
と伺うと、青春三部作など初期の作品をよく読まれていたとのこと。店内ジュークボックス
下の本棚にも、村上春樹の初期の作品が並んでいました。

あまりの心地よさに、カプチーノとジンベースのカクテル（ライムライト）を追加でお願いし、
閉店時間まで過ごしました。レシートの写真にあるとおり、2人でドリンク4点と料理3点を
頼んで計2,950円。驚きのCPですね。

美味しい料理とドリンク、素晴らしい雰囲気の店内、驚異のCP、素敵なマスター…この
いずれか1つだけを体感するためだけでも足を運ぶ価値ありの素敵なお店、文句なしに
おすすめできます。

バーですが、車の人も大丈夫。ソフトドリンクも充実していて、駐車スペースもあります。

京阪本線清水五条駅と清水寺のちょうど中ほどに位置するフレンチレストラン、メリメロ。
ランチタイムで6人で伺いました。

お店は東大路通（京都府道143号線）に面していて、扉を開けて店内に入ると抑えられた
照明の中にある小奇麗な空間が出迎えてくれます。

今回、自分はランチメニューのAコース（1,890円）を頼みました。内容は次の通りです。

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前菜盛り合わせ

季節のスープ

お選びいただいたメイン料理（6種類の中から「国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」を選択）

デザート盛り合わせ

コーヒーまたは紅茶

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なお、BコースはAコースに「温製オードヴル」が追加され（2,625円）、
CコースはBに「お選びいただいたお魚料理」が追加されます（3,150円）。

前菜の盛り合わせは三品+サラダで、それぞれ野菜、乳製品、魚を使ったもの。三品
全て、自分は生モノを禁止されているんですが…とお店にお伝えた際に、急遽作って
下さいました。ですので、三品ともしっかり火が通っているお料理です。

それぞれが違った素材、味、食感で、一品ごとの美味しさ・三品のバランスが楽しい
ですね。特に乳製品（チーズ）の柔らかい食感とほのかな良い香りが印象的でした。

スープはスタンダードなポタージュで、見た目に工夫が凝らしているのが嬉しいです。

次いで、お店の自家製のパンが登場。カリッとした外側とふんわりの中側の2種類の
味と食感を楽しめるフランスパンです。バターをつけると美味しささらにアップ、料理の
ソースをつけてもいいですね。しかもおかわり自由でした。

そしていよいよ本日のメイン国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込みが出てきます。さすが
メインの風格、見た目と香りが素晴らしいですね。店員さんがナイフを使わなくても
大丈夫という旨を教えて下さったのでお箸を使って頂きます。お肉は本当にトロトロ、
すぐに切り分けることができます。お肉とワインの旨味が凝縮された牛が口の中で
ふわったととろけて、その味はまさに絶品。これは美味しいですよ！こんな濃厚で
柔らかい味があるんですね。

デザートはプディング、ムース、アイスなどの盛り合わせ。しっかりとした味のお肉
料理を頂いた後にさっぱりとした爽やかな口当たりのデザートはとっても合います。
でもできれば焼き菓子も1つ欲しかったなあ。自家製パンが美味しいお店ですから、
焼き菓子を作ってもきっとおいしいのでは。

コースの最後は紅茶かコーヒー。普段なら紅茶を選ぶはずが、なぜかこの日は
コーヒーを頼んでいます。ミルクをたっぷり用意して下さるあたり、嬉しいです。

お腹も十分満たされて、友人ととっても美味しくて、素晴らしいランチタイムを過ごす
ことができました。

ところでこの日は、お店の方にご迷惑をおかけしてしまいました。上でにふれた通り、
自分は生もの禁なので、フレンチなど、料理を一品一品楽しむお店では、その旨を
訪問前にお伝えしてご相談に乗って頂きます。ところが今回はそれを注文直後まで
伝え忘れていました。ですがお店の方はすぐに対応して下さり、前菜は三品全てが
通常とは異なる火が通った品で、また、メインもどの品がしっかり火が通っているか
教えて下さいました。そのお陰で、素晴らしいお料理を、美味しく、安全に頂くことが
できました。本当に嬉しかったです。改めてお礼を申し上げます。

味、対応、CP、いずれにも優れた素敵なフレンチレストランでした。総合評価は☆4、
大変おすすめです！

20年来の友人と夕食に行くことになり、今まで足を運んだことがなかった
イタリアン、Racoltaに伺いました。料理は美味しく、雰囲気も応対もよく、
いいお店でした。

ここRacoltのディナーのコース（Corso）には、A、B、Cの3種類があって、
自分はA Corso（2,680円）を、友人はB Corso（3,180円）を頼みました。　　　　　　　　　　

A Corsoの内容は、前菜の盛り合わせ、スープ、パスタ or リゾット、パン、
手作りデザート、食後のドリンク。B CorsoはAにある前菜がなくて魚料理
or 肉料理がつき、C Corso（4,200円）はBに前菜も追加されるというもの。
また、Corsoとは別にアラカルトもあります。

本日の前菜の盛り合わせ合わせは6品、シンプルなものから手の込んだ
ものまであって色合いも鮮やか。特にグラスに入ったトマトは赤が映えて、
視覚的に食欲を増してくれます。味も全体的に淡白で、お腹を整えるのに
ぴったりでした。

フォカッチャはオリーブオイルや塩で楽しみます。香草の香りなどは強く
なくて、どんな料理にでも合いそうな味でした。

本日のスープはトウモロコシの冷製スープ。 こちらはしっかりと塩の味が
ついていました。でも決して不愉快な塩辛さではなく、トウモロコシの味を
上手く引き出して上品なスープになっています。

パスタは「サルシッチャと九条ネギのスパゲッティーニ」を選択。九条ネギ
という文字に惹かれてしまいました。バターの香りとサルシッチャの豚肉の
旨味が合わさった濃厚なソースがパスタに絡んだ一品で、美味しいです。
特にサルシッチャの食感と味が面白かったですね。

友人が頼んだ「白魚と春野菜のピーチ」は、見た目も華やかな野菜と白い
麺がきれい。店員さんが「うどんのような麺です」と説明されていましたが、
本当にそんな太さと色の麺ですね。友人は、食感が優しくてあっさりした
味なので女性から人気が高そうだと感想を言ってました。なお、この品は
コースで頼むとコース価格+300円となります。

B Corsoで頼んだお肉の料理は「和牛フィレ肉のソテー ポート酒ソース」。
和牛の色と添えられた野菜の色が美しい一品で、味は牛肉自体が持つ
美味しさが活きているという感想。なお、この品はコースは+600円です。

今回自分と友人が頼んだパスタと肉料理はに3種類全てに緑色の野菜が
入っていて、味としてはもちろん、見た目のアクセントにもなっていました。
ここのお店の料理は「目で味わう」ことを大切にしているように感じます。

最後のデザートは、アイス、ケーキ、ジュレなどの5種類の中から選べて、
自分は「カタラーナ フランボワーズ風味」、友人は「フォンダンショコラ」を
頼みました。カタラーナは2つにカットされた断面部分の黄色とイチゴの赤、
それに葉の緑がきれい。これも目で味わえますね。玉子の風味がしっかり
出ていて、炙られたカラメルの焦げ目の香りがアクセントになっています。
店員さんから「プリンをシャーベットにしたようなデザートです」とご説明を
頂いて、シャーベットとプリンの両方大好きな者として期待していましたが、
実際、期待以上の味と見た目の美しさでした。フォンダンショコラを頼んだ
友人も美味しいと破顔していました。

どんなお店か分からず足を運んで、予想以上にいい時間を過ごせたって
こと、ありますよね。このお店で過ごした時間は、まさにそうでした。久しく
会えていたなかった友人ともじっくり話ができて、素晴らしい時間と空間、
そして料理を提供して頂けたことに、感謝です。

京都市の南部、2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』で有名になった伏見にある
おでん屋さん、「べんがらや」。懇親会の場として利用して、14人で伺いました。

6月という蒸し暑い季節であっても、美味しいおでんって猛烈にいいですね！
お店のことは噂には聞いていたのですが、評判に違わぬ味と雰囲気とサービス。
それに、何といってもおでんそのものの味！

ここの主役はロールキャベツ。やわらかーい、でも崩れてはいないキャベツと
旨味しっかりの具のミックスって、口にすると幸せになりますね！ もちろん、
大根、ごぼ天、ゆで卵といった定番の具材の味も文句なし。

それに、シューマイやレタスなど、おでん以外のメニューも充実で、飽きが来ない
メニュー群が嬉しいじゃないですか。

お腹が満たされた最後は黄麺で〆。おでん出汁で頂く麺ってどんなだろ？と思って
いましたが、これが美味しいのなんの。麺自体もいいんでしょうね、おでん出汁で
煮込まれて旨味を十分つけた麺は〆としてこれ以上ない一品でした。

お店がある伏見は、灘と並んで西日本でも屈指の酒処で、ここ「べんがらや」も
酒蔵を改装して作られています。

店舗の外観も店内の雰囲気もなかなかのもので、付近の街並みもきれいですね。
それに、店員さんもノリがよくて楽しい方がたくさんおられます。この日、店内に
カメラのレンズキャップを忘れてしまったのですが、翌々日に連絡するときちんと
保管して下さっていて、更にその翌日に取りに伺うとすぐに渡して下さいました。
大変有難かったです。

こういうお店なら蒸し蒸しした6月におでんを食べても全く問題なし、とってもいい
時間を過ごすことができました。

伏見に来られる機会があれば、予約して足を運ぶ価値ありのお店です。

楠葉（樟葉）の東端にあるイタリアン、トリエンタ。家族と一緒に行ってきました。

このお店での一時を言葉にするなら「全てが初めて」。自分にとって初めての味
ばかりと出会えて驚きの連続を体験できました。

最初に頂いたのはモッツァレラチーズとフルーツトマトのカプレーゼ（1,600円）。
トマトは想像していたよりも甘くなくて旨味がストレートに感じられる種類のもの。
モッツァレラチーズはモチモチで、まるで粘性が強い白玉のよう。こんな食感の
チーズがあるのかと驚きを覚えるほどでした。ボリューム、味ともに、ぱっと見た
印象以上に満足感を与えてくれます。

フォカッチャは軽めのボリュームで、香高くて独特風味がありました。

このお店の売りのナポリピッツァは、マルゲリータを選択。この日頼んだ料理の
中ではこれが最も「想定内」のもので、生地はもっちり具はしっとりの美味しい
ピザですね。チーズ、バジル、トマトは、それぞれの味と香りが上手く引き出さ
れていて美味しかったです。

ピザに続いて出てきたのがポリ風ジェノベーゼのペンネ。この品は今回一番の
驚きと収穫を与えてくれました。黒板に書かれた「ジェノベーゼ」の文字を見て、
バジルの緑が鮮やかなパスタだと思い込んでいたのですが、実物は全く別物、
玉ねぎベースのソースを使うのがナポリ風なんだそうです。この日のペンネは
牛スネ肉と玉ねぎの煮込みで味付られていて、スジ肉の脂と玉ねぎから出て
きた濃厚な味がペンネと絡まった濃厚な味が楽しめました。

食事の締めはエスプレッソです。小さなカップに入った非常に濃いコーヒーに
驚きましたが（今回は驚いてばかりですね）、お店の方のご説明では、これが
イタリアンのエスプレッソなんだとか。


店内は広くありませんが、窮屈には感じない空間。コルクなどが使われている
インテリアが素敵です。お店の一番奥にはピザ釜があって、釜から見える炎が
ピッツァの美味しさを約束してくれているようでいい雰囲気ですね。

料理、料理・味、サービス、雰囲気、ドリンクともに☆3.5以上、総合も☆4です。

こんなイタリアンが楠葉にあったとは。駐車場もあるので、遠くから来られる方
にもお勧めのお店です。