レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/04訪問 2015/01/27
先の週末、伊勢までドライブの目的地は、外宮前食堂洋食の1店、グリル片山。
「洋風料理」をうたっていて、メニューにはビーフシチューやカニクリームコロッケも。
でもこちらでいただきたいのは、やっぱり伊勢エビ、アワビ、松阪肉などの贅沢素材をメインにした、すてきなフランス料理たち。
今回も、サイトの写真を見た子だぬきはアワビ、アワビとすっかりその気に〜。
グリル片山のランチのコースは、予算 ¥4350から。
しかし、アワビを食べようと思ったら予算は ¥8200 になります。
ちょっとぉ、中学生になったばかりのオトコには、贅沢すぎるんじゃないのぉ〜!?
・・・とか言いながら、結局全員でアワビを選択しちゃいましたよ。
まずは、春の色あいが美しい冷製オードブル。 トリガイ、クルマエビ、ヒラメのサラダ。
黄色いドレッシングはリンゴ、緑はバジル、赤はトマト&パプリカ。
とってもカラフルで美しい。 テーブルに花が咲いたようです。
スープはコンソメ、コーン、カボチャ、といろいろ選べますが・・・ワタクシ達は全員、迷いなく伊勢エビのスープをセレクト。
スープがテーブルに運ばれてくると、ふわ〜んとエビの美味しそうな香りが。
つい味も濃厚な甲殻類の旨味を想像していたら、意外にも上品であっさりした感じ。
ブー・タン・トランで食べたスープ・ド・ポワッソンと、見た目は似てるのに全然風味が違う〜。
パンは、外側がカリッ内側がフワッとした焼き立てを、幾種類もおかわりしました。
ココット卵は洋風の茶碗蒸しで、上にめかぶ、中にユリ根が添えられています。
そしてお楽しみのメイン、鮑のグリーンピースソース。
鮮やかな緑のグリーンピースのソースと、優しい黄色のオランデーズソース。
軽やかな色彩の取り合わせが、春に似つかわしくて美し〜い!
わくわくしながらソーススプーンにたっぷり掬ってクチに運ぶと・・・
わあ、グリーンピースって、こんなに美味しいものだったのね!
アワビの肝はより濃い味で煮付けられていて濃厚〜な旨み。
小さなプチトマトは、フルーツトマトでしょうか、とても甘かったです。
そしてアワビは、とっても肉厚で予想以上に柔らか〜。 子だぬきはもっと噛みごたえのあるイメージを持っていたらしい。
実際には、ふわっくにゅっとした食感、じわんと広がる旨み。
いやいや、刺身や水貝のコリコリとは、全然違う味わいですわ〜。
パンをたくさんおかわりしたせいもあって、この段階でお腹は八分目。 さあ、最後はデザートでシメだわ!
奥は、クラシックショコラとシフォンケーキの薄切り。 シフォンはもちろん、チョコレートケーキも軽めの味わいです。
こってり濃厚なクレーム・ブリュレ。 アイスクリームには練乳が使われているとかで、こちらも濃厚〜。
子だぬきはとても気に入った様子で、途中でワタクシにクレームブリュレとのトレードの申し出がありましたよ。
無事取り引き成立〜。
帰り際には若いシェフが、気さくにおしゃべりしつつも、ていねいにお見送りしてくださいました。
今回のメニューと同様のものを志摩観光ホテルでいただくと、予算は倍以上、 ¥20,000 は必要なんですよね〜。
良い素材を使った美味しいコースを、ゆったり食するにはぴったりのお店だと感じました。
ウェディングも可能だそうですよ。
2位
1回
2014/12訪問 2018/07/01
この週末、恩師に会いに、急遽紅葉の京都へ。
せっかく行く&泊まるんだから、夜の会合までに久しぶりに会う友達ともいっぱいしゃべりたい!ので、リッツ・カールトンでアフタヌーンティー!
でも、でもね・・・シャンパン&アフタヌーンティー ¥7933 !
ホテルは鴨川沿いにありますが、入口が意外に小さくて分かりにくい。
ロビーへ入って、え?狭過ぎ! と思ったら、奥の壁が自動ドアでした。
プライベート感を重視したからなんでしょう、良い意味で閉鎖的な感じ。
ザ・ロビーラウンジも陰影に富んだ造り。 大邸宅のライブラリーみたい。
でもさすが外資、京都らしさというよりアジアンチックな雰囲気ですね。
予約はシャンパンのセットだったけれど、夜にまた飲むので・・・とお願いして、ホットチョコレートに変更してもらいました。
飲み物は、ものすご〜くたくさんの中から。 ワタクシはごくシンプルに、ヌワラエリア。
多様なフレーバーティーに惹かれるけど、今日はピエール・エルメが主役だし。
大きなリモージュのポットを一つずつウォーマーで温めてくれるのが嬉しい。
カトラリーはクリストフルで、華やか〜。
美味しい紅茶をカップ半分ほど飲んだところで、セイボリー登場。
左奥、帆立貝生姜とバニラの香りの焼茄子
右奥、サーモンとサツマイモオリーブ風味のサワークリーム
中央、マッシュルームのプチタルトレット
左前、洋梨とフォアグラのパルフェ
右前、ビーツ リコッタチーズ ローストビーフとレモンのコンフィチュールこのプレート
どれもとーっても美味しかったわ〜!
あ、でもベースになってるパンは、もっとカリッとしてる方が好みかな。
たくさんおしゃべりしながらゆっくり味わっているうちに、三段プレートが届きました〜。
銀のカバーは、スコーンのお皿にかぶせてあったものです。
写真を撮り忘れましたが、スコーンはレーズン入りとチョコレートの2種類。
添えられていたジャムとクロテッドクリームはちょっぴりだったけど、スコーン自体が美味しかったので、全然気にならなかったわ。
表面はカリッとしてるけど、中央はしっとりふわっ。
この焼き具合、これまで食べたスコーンの中で一番美味しいと思うわ!
スコーンを食べ終わった段階で、かなりお腹はいっぱいだけど・・・。
2段め、3段目は同じ内容で、噂のピエール・エルメのケーキたち。
マカロンが2種類。 さくっほろほろねっとりクリーム。 かなりあま〜い、でも美味し〜い。
もう相当お腹がきつくなってるけど、その右のイビザへ突入。
ピスタチオ風味のダコワーズ、オレンジ風味マスカルポーネクリーム、オレンジマーマレード、プラリネのムース、ヌガティーヌの取り合わせ。
なんというか・・・すっごく美味しいんだけど、こってり超濃厚〜なのよ。
アフタヌーンティーも終盤になってからこの濃厚なお味、お腹にくるわあ〜。
友人はひとくち味わって、う〜ん、GIVE UP。 ワタクシはどうにか完食。
さらに奥のバラのドームが、有名なイスパハン。
マカロンローズ、ローズ風味クリーム、ライチ、フランボワーズという取り合わせ。
ひとくち食べれば、鼻孔にバラの香りがぶわーっと・・・うーん悶絶。
イビザもイスパハンも、単独で食べればすっごく美味しいんだろうけど、アフタヌーンティーのシメとしては濃厚すぎて、お腹にWパンチを食らったよう。
ここでもワタクシ(だけ)は、完食に成功いたしましたよ。
しかも今回はまださらに、ホットチョコレートが登場するのよ〜。
クチはとっても美味しいと思ってるのに、お腹が受け入れを拒否する〜ぅ。
戦々恐々でしたけど、甘さをぐっと抑えてあったので、こんなにお腹いっぱいなのに全部飲めちゃいましたよ。
13時に到着したワタクシ達、しゃべり続け飲み続け食べ続けて、なんと4時間。
ポットには何度も足し湯がされて、このころワタクシのヌワラエリヤは、完全に開ききって、ごく薄い色になっちゃってました(笑)。
最終的には サービス料や税を足して ¥5500 。
美味しいもの&付かず離れずのさりげないサーヴィスのおかげで、とっても楽しい時間を過ごすことができました。
チャンスがあったらまた行きたいな。 今度はホットチョコ抜きで・・・。
3位
1回
2014/06訪問 2018/07/01
空中庭園の足元には、小さくて美しい緑地があります。
風が爽やかに通り抜ける、緑の木陰が涼やかなベンチ。
にぎやかに鳥がさえずり蛙や蛍も生息する水辺は、誰しもがほっとひと息つく、まさに都会のオアシス。
ほぼ15分おきに、緑地のどこかから水の音が聞こえてきて、癒されます。
その、すてきな緑の小道を抜けた先にあるのが、ウェスティンホテル大阪。
ワタクシにとってのメイン・イベントは、このロビーでいただくアフタヌーンティーのセットです。
高い天井、大きな窓からは緑地だけでなく新梅田スカイビルの姿も。
グラスに入っているのは、ワインではなく、冷たい紅茶の1stティー。
ひんやりまろやかな口当たり、すーっとさわやかな香り。 贅沢な味わいですね。
ワタクシは2ndティーに、多くの選択肢から、アジアンティー『月光の騎士』を選択。
水色がとても美しいまろやかなお茶でしたが、フードの三段プレートがなかなか到着せず。
そろそろ2杯めに行こうかな・・・というころに、ようやくテーブルに運ばれてきましたよ。
一番下は、サンドウィッチのお皿。 カラフルで取りあわせも工夫されてる。
ほうれん草パンの卵サンド、南瓜パンの野菜サンド、ハムサンド、ライ麦パンのポテトサラダサンド。
次は、スコーンやタルトなど。 手前がバナナココナッツタルト。 これ、とっても好みの味だったわ。
オレンジブリュレも、さわやかで初夏の味わいにぴったり。
ピーチジュレと杏露酒のスープ、見た目にも涼やかで気分を盛り上げます。
そしてお楽しみのスコーンはプレーンとバナナ。 やや固めで表面はかりっとしてる。
クロテッドクリームとともに添えられた桃のジャムが、とにかく美味で・・・。
あ〜、もう一度食べたい、あのジャム。 ペストリーショップで探してみるべきでした。
もうこのころにはお腹いっぱいになりつつあるのですが。
美味しそうなものを見ると、また食べたくなってしまう・・・。
手前からディアマンココ、柚子とヨーグルトのムース、マカロン、梅のケーキ、そしてマンゴーティーのダコワーズ。
美味しかったのだけれど、このときにはもうお茶を飲みきってしまって。
お水は補充しに来てくれたけど、ポットにお湯は足してくれないのかしら?
仕方ないので、お水とともにお菓子をいただきました。
他の方の話では、さし湯はしてもらえたみたい。 自分で頼まなきゃダメだったのかしら?
呼ばなくても気づいてほしい気もするけど・・・無理かしら?
新梅田シティへの往復は、JR大阪駅からホテルバスを利用したので楽チン。
都会のオアシスで、ゆったりとした時間を過ごすことができましたよ。
4位
1回
2014/09訪問 2014/10/22
地元タウン誌つぅぴ〜すを見てから絶対行く!と決めていました(笑)。
8月8日がオープン日だったとか。 ムッシュコウノヤと一日違いね!?
つぅぴ〜すが初広告なんだって。 でも、店内はもうたくさんのお客でいっぱいだわ。 みんな情報早っ!
おひとり様のワタクシは、カウンターに案内されましたよ。
この席、オーナーシェフの仕事の様子もマダムの仕切りの様子もよく分かる。
つぅぴ〜すには、シェフの気まぐれワンプレートランチ ¥1450 の¥100割引券。
ドリンクとデセールがついた価格なんですって。 超お値打ち〜!
わ、ランチでもワインがOKなの? すっごい太っ腹。
子だぬきなら、自家製ジンジャーエールを選んでたでしょうね。
少し蒸し暑かったので、ワタクシはトニックウォーターでさっぱりと。
このワンプレートランチに、HIRO’Sのパンがお代わり自由。
海の幸のマリネに・・・鯛とサーモンのフィレとトマトがなにかで和えてあるんだけど・・・なんだろ?
この豚、バラの部分だよね? しっとりピンク色。
ソースは・・・何のソースだろ?
こちらのランチ、名前の通り、シェフの采配で内容はさまざま。
お隣のグループには、豚のパテがサーブされていましたよ。
その時々の判断で、隣のテーブルとはまったく違う内容になるかも。
ちょっとワクワクドキドキしますね!
この内容で、+¥200 !? のデセール。 そりゃ絶対頼むべきでしょ〜う!
珈琲味のパン・プディング、甘くてほろ苦くて、とっても美味しかったわ!
牛乳のブラマンジェ、って言ってたと思うけど、なんだか独特のスパイスの香り。
あれ? ブラマンジェから香ってるんだよね? 調理中の匂いじゃない・・・よね?
はあ、美味しかった〜! お腹いっぱい!
これで¥1450 は、かなりお値打ちだと思います。
実はこちらのオーナーシェフ、東京のミクニで働いた後、在タンザニア日本大使館の公邸料理人として長く勤められたとか。
やりがいと重責と、おそらく制約の中でやってみえたのでしょうね。
自分のお店を持たれた今は、自由闊達に調理を楽しんでる様子。
デセールの皿を準備しながら「何にしよっかな〜」なんてつぶやいているのが聞こえてしまいましたヨ(笑)。
夜の再訪をマダムに約束して、お店を後にしました。 ごちそうさまでした〜!
5位
1回
2014/06訪問 2014/09/27
こちらも、これまでに 何度もフラれたお店・・・新町の Bistro Besoin ビストロ・ブゾアン。
初めて店名を見た時、ワタクシ 見まちがえてて、Poison プワゾン? レストラン名に『毒』? 状態。
正しくは、「大切な」「必要な」という意味だそうで、たいへん 失礼いたしました~。
この日はワタクシ、仕事の関係で かなり遅い時間にお店に行ったのですが、無事テーブルに着けました。
ランチは A ¥1650、 B ¥2400、 C ¥3200 。
ま、ここは 贅沢いわずに、 Aランチで決定ね!
A ランチは、前菜 3種から スタート。 お~、美しい。
左は、オレンジ風味のエスカベッシュ。 つまり、マリネね?
酸味がきつくなくて、オレンジの風味が爽やかで、イイ感じ。
真ん中は、南仏風 野菜の軽いトマト煮。 つまり、ラタティユね?
こちらも 夏野菜の旨味が ぎゅっと詰まってて 美味しい~。
お次が、真鯛のブランダード。 ブランダードって・・・ナニ?
マッシュポテトの真鯛入り、ってことで 合ってるのかしら。
優しい 味わいで、マリネや ラタティユとの 取りあわせも イイわ。
ぽつぽつ おしゃべりしながら ゆっくり味わっていたワタクシ。
ふと 前を見ると、子だぬきのお皿が もう空だ~。
気に入ったときは 無言で、しかも スゴイ勢いでたいらげるんだよな~、コイツは・・・。
このパン、か~なり美味しいわ。 もっと お代わりした~い、と子だぬき。
だけど、残念ながら お代わりは有料で、確か ¥150 。
この大きさで この価格・・・うーん、すごく美味しいんだけどね。
Aランチの メインディッシュは、プリフィクスでして。
若鶏の クリーム煮 とか なんとか・・・名前は忘れちゃったけど(笑)、すっごく 美味しそうじゃない!?
八幡巻きみたいな形に巻かれた 鶏肉の下に、旨みを吸ったリゾットが たっぷり。
このリゾットが、すっごく美味しかったのよ~、鶏より コメがメインだったわ。
クチの中に、クリームの甘みと旨みが ふわっと広がって・・・。
でも コメは いわゆるアルデンテ状態で、熱の入り方が 絶妙な感じ。
量もたっぷりで、この段階で 満足度は しっかり高まってます。
その様子を見て、「お腹一杯なら、お母さんの分も デザート もらってあげるよ」と、
子だぬきが 下心満載で 優しい声をかけてくれましたが、もちろん 「デザートは 別腹」 よねえ~。
左が アプリコットのムース、右がヨーグルトのソルベ。
どちらも さっぱりした酸味で、初夏らしい味わい。 子だぬきは、「紅茶とは 合わない~ 」と言ってました。
あとくちがさっぱりしてるからね、デザート単体の方が美味しかったのかな。
そこで ワタクシも デザートを先にいただき、その後でコーヒーをいただきました。
3時の閉店間際まで 食べていたのですが、少しも せかされることなく、ゆったりと 味わうことができました。
近隣のお店のランチと比べ、味は半歩 抜きんでてる感じ。
ネックは ¥1650 という、ビミョーな価格ですよね。
毎週末 通っちゃう~というには、ちと 気が引ける価格です。
ちょっと贅沢したい気分の日には、とってもイイお店だと思いました!
今年 新しく見つけたお店・・・ってけっこう少ないなあ。
いつも同じところに通ってしまう自分を再発見。