あんずゆずさんのマイ★ベストレストラン 2017

2017/6/20(火)19:00
先客多数、後客多数

吉祥寺の井の頭通り沿いにある隠れ家的な割烹のお店。
吉祥寺の地で50年弱続く超老舗で、吉祥寺で割烹といえばココというくらいの名店です。
客層も吉祥寺のお金持ちの常連さんが多いです。
歴史が深いだけに吉祥寺の飲食業界の同業者にも知られたお店で、レストランやバーのオーナーなど食通の方々も足しげく通われています。
この日は急遽吉祥寺同好会名誉会長との会食のため、飛び込みで来店しました。

お店自体は地下にあるため、表通りではあまり目立っていません。
地下の入口へと続く階段がポツンと佇んでおり、知らない人はここが料亭だとは分からないと思います。
千葉のとある小民家を移設したという店内は歴史を感じる年季の入った和のしつらえで、まるで大正時代のお屋敷に来たかのようなレトロな空間が広がっています。
完全個室、大部屋、カウンター席など、様々なシーンに対応してくれるお部屋がたくさんありますが、いたるところに飾ってある絵画や書、豪快なお花、年代モノの家具などが味のある趣深い雰囲気を演出しています。
かなり静かで落ち着いたお店なので、雰囲気も含めて美味しいお料理を楽しむことができます。
一方、ホールを担当されるお話好きでフランクな女将は、親切かつフレンドリーな接客スタイルで、そのあたりは吉祥寺らしさを感じるお店でした。

お料理はまずアラカルトかコースで選びます。
今回は10,000円のコースにしましたが、コースの場合は5,000～15,000円の間で1,000円刻みで予算に合わせて自由に設定できます。
ざっくり言うと、６月の10,000円のコースは、前菜、天ぷら、お刺身、鱧、和牛ステーキ、煮魚、ご飯、デザートでした。
どれも旬を取り入れた上品なお料理で、間違いない味です。
まず使っている素材が本当に良いものばかり使っていて、徳島県産最高級黒毛和牛の阿波牛のステーキや、鱧やのどぐろなどの高級魚など、料理長自ら足を運んでセレクトした豪華な食材を堪能できます。
お酒も日本酒から焼酎、ワインと幅広く、お料理をより一層引き立ててくれます。
各カテゴリーのバリエーションが大変豊富なので、お酒が大好きな方も満足いただけると思います。
初めてのご利用の場合は、コースにしておけばアラカルトより少しお得ですし、旬の和食も一通り楽しめるので、足りなければ個別に追加しつつというスタイルでよいかと思います。

利用シーンとしては、やはり昔から大事な商談や接待などで使われることが多いようです。
カップルの場合は熟年カップルの記念日利用が多いようですが、若いカップルでもこういうところがお互い好きな品の良いカップルならステキなお食事デートを楽しめると思います。
カウンターもあるので、お１人で来られる方も普通に多くいらっしゃるそうです。
アラカルトになると高いメニューばかりでもないので、癒しの隠れ家的な使い方で、全然１人でも来れてしまうお店ですね。

【このお店のキーワード】
割烹、料亭、和食、老舗、名店、高級、会食、隠れ家

2017/7/27(木)11:45
先客０名、後客５名

平日に有給休暇が取れたので、お昼に信頼と実績の「寿香苑あまつぼ」さんの姉妹店の「寿香苑あかつき」さんに行ってきました。
大好きなお店なのですが、お昼は平日しか営業していないので、こういう機会しか行けません(；ω；)
ぜひ土日もランチ営業していただきたい。
※その後、土日もランチ営業が始まりました(2017/10～開始)

なんとこの７月からランチメニューがリニューアルしたとのことで、「こぼれ肉まぶし」等の魅力的なメニューを開始されたようですが、気分がカレーだったので、あまつぼ名物の「あまつぼカレー」をオーダー。
あまつぼで帰りにお土産にもらえることがあるあのカレーですね。
ランチはサラダとスープとソフトドリンクがついてきます。
スープとソフトドリンクは調理場前に設営されており、おかわり自由。
ソフトドリンクはオレンジジュース、緑茶、コーヒーがあります。
スープはキャベツと玉ねぎとネギとしいたけのコンソメスープ。
ホテルの朝食のようなスタイルで好きです。

その後、５分ほどでカレーとサラダが到着。
あまつぼ25年の歴史を誇るカレーは、たっぷり和牛から滲み出る旨みとオリジナルスパイスが織り成す極上のカレーです。
焼肉屋の悩みである切り落としの部位を贅沢に再利用し、自慢の和牛がたっぷり入っています。
お肉はとても柔らかく煮込まれており、お肉から溶け出した旨みが凝縮されています。
お肉のカレーというとクドイようなイメージもありますが、酸味がけっこうあるので、大変バランスがよく、非常に食べやすい絶妙な仕上がりになっています。
もちろんサラダもスープも手を抜かずしっかり作られており、全部文句なしの美味しさでした。
さすが信頼と実績のあまつぼさんの姉妹店です。
開業２年経過とのことで、大変喜ばしいことで、今後もお世話になりたいと思います。

【このお店のキーワード】
焼肉、赤身肉、あまつぼ
2016/8/13(土)19:30
先客６名、後客２名

吉祥寺ヨドバシ裏の、赤身肉と美味しいお酒の焼肉屋です。
吉祥寺で20年以上営業している老舗焼肉屋「寿香苑あまつぼ」が昨年新規オープンした姉妹店になります。
まだ新しいお店なので、さすがに店内もキレイです。
薄暗い照明で、スタイリッシュな内装なので、あまつぼよりもデート向きな雰囲気です。
加えて最新型のロースターを全席に導入しており、ダクトで煙を吸うのではなく、煙自体が出ないので、服や髪に匂いがつきません。
快適な焼肉デートを楽しむことができます。

お肉の方は、「良いお肉を最高の味付けで」というあまつぼの提供スタイルを継承しつつ、脂の少ない赤身肉を重点的に品揃えされています。
どれを食べたらよいか迷う方は、とりあえず赤身のおまかせ盛りにしましょう。
その日にオススメの赤身肉３種類がピックアップされて提供されます。
単品注文よりお得ですし、３種類を食べ比べて楽しむこともできます。
全体的に肉の美味しさを最大限に引き出す味付けがされており、焼肉のタレもありますが、使わなくても十分美味しいです。
メニューも豊富で、定番から希少部位まで幅広く揃っており、まあそこそこいいお値段もしますが、それに見合うものが提供されていると思います。
さすが信頼と実績のあまつぼさんだけあり、こちらの新店も素晴らしいクオリティーでした。

なんか吉祥寺の焼肉屋って、名店扱いされている店も多いですけど、そのわりには味も言うほどでもなく、全然落ち着けないところが多いように感じますが、このお店はホントに良かったですねー。
やっと吉祥寺で、落ち着いて美味しいお肉とお酒に向き合えるお店を見つけたってカンジです。

2017/7/16(日)14:10
先客数名、後客１名

吉祥寺の末広通りをしばらく歩くと左手に見える白い建物にあるカフェ。
東京屈指の名店が揃うカフェ天国吉祥寺ですが、ここもかなり有名なお店です。

店内は白が基調のスッキリとした空間で、心静かにコーヒーを味わうのにぴったりです。
１階はテーブル２席、２階はテーブル４席のみと小さなお店ですが、テイクアウトもできます。
わたしは自宅から徒歩１分なのでもっぱらテイクアウトばかりですが、２階にはソファー席もあり、人通りも多くない場所なのでリラックスできると思います。

ここのコーヒーの特徴としては、単一の農園で収穫された各生産地トップクオリティーの豆をブレンドせず、シングルオリジンにこだわっていること。
産地はホンジュラスやコスタリカなど南米が中心です。
ケニアなどのアフリカ産のものもあります。
約１週間ごとに豆の種類は替わるので、毎週新しい個性豊かな豆との出会いがあります。
普段とは一味違うコーヒーを味わいたいなら間違いなくここです。

また、メニューにはケーキや焼き菓子など、コーヒーと相性抜群のお菓子もあるので、贅沢な午後の一時を堪能することができます。
ちなみにテイクアウトの場合は少しお安くなるのでお得。
あとテイクアウトの場合、容器に豆の産地が記されているのが面白いんです。
エルサルバドルとかグアテマラとか、産地となっている９つの国のどれかに印がつけられています。
価格も比較的良心的で、吉祥寺らしい良いカフェだと思います。

【このお店のキーワード】
コーヒー、カフェ、シングルオリジン

定食メニュー豊富でお一人様でも使える便利な居酒屋
2018/3/3(土)18:30
先客２名、後客３名

吉祥寺で聖地となっている渋い居酒屋さん。
これまでは定食メニューでお邪魔することが多かったですが、今回は本来の居酒屋として利用するために伺いました。
立地的にも雰囲気的にも、いかにも老舗の渋い小料理屋といったカンジですが、ここは意外にも全国的に有名なお店で、いつもお客さんで賑わっています。
というのも実は『SHIROBAKO』という武蔵野市が舞台のアニメに実名で登場しており、アニメファンの聖地となっているのです。
なので、こんな渋いお店なのに店内はアニメグッズがいっぱいで、お客さんもアニオタの若者がほとんどです。

メニューにはお酒のお供に最適な渋い和食の一品ものが主体で、やはり魚系が目立つところ。
となるとここは正攻法で、最初は焼鳥でルービーから始めて、ベースが仕上がったらお刺身などで日本酒というゴールデンルートが鉄板です。
どれも丁寧にしっかりと作られるところに安心感があり、本格さの中にも家庭的な味がするところが個人的にはグッときます。
具体的なところでは、今回注文した中でもチキンカツとサバの塩焼きが断トツで美味しかったということで連れとも意見が一致しました。
また、お料理もそうですが、特に日本酒は吉祥寺価格で考えると安い方です。
常時何種類かあるので、好みを伝えれば見合ったものを提案してもらえます。
お料理も店の雰囲気も温かみがあって、隠れ優良店だと思います。

ちなみに店内は喫煙可で、要望すれば灰皿をもらえます。
あとは老舗あるあるですが、お手洗いが和式なのでそこは要注意です。

【このお店のキーワード】
和食、居酒屋、定食、小料理屋、大衆割烹
2017/9/28(木)19:30
先客０名、後客１名

吉祥寺で聖地となっている渋い居酒屋さん。
吉祥寺駅北口を出て、五日市街道を西荻方面に歩いた通り沿いに静かに佇んでいます。
駅からはかなり遠く、徒歩15分ほどでしょうか。
まあ観光客はまず来ないような場所にあるので、外観からしても地元の渋い名店感が尋常でないほど醸し出されています。
レトロな雰囲気や立地面の関係もあり、吉祥寺では地元の人しか知らないようなお店です。
私も１年ほど前に散歩をしていたらたまたま通りかかって発見するまでは存在を知りませんでした。

しかし実はこのお店、意外なことに、ある意味全国的な知名度を誇っているようです。
2015年に放送されたTVアニメ『SHIROBAKO』で、登場人物の「ずかちゃん」がアルバイトしている居酒屋として実際にアニメ内に登場したため、ファンの聖地となっているのです。
アニメ自体も我らが吉祥寺が舞台となっていますが、それにしてもなぜこんな渋いお店がチョイスされたのかというと、このアニメの監督がここのお店の常連さんなんだそう。
アニメの放送期間中は大量のファンが押し寄せて、店内のTVでアニメを見ながらワイワイやっていたようですが、現在はそんな状況も落ち着いており、ぼちぼち営業しているようです。

とはいえ、小料理屋然としたレトロで味のある店内の雰囲気からするに、地元の常連さんが多そうなカンジはします。
ご夫婦でやられている個人店で、カウンター数席と座敷のテーブル席のみの非常に小ぢんまりとしたお店。
座敷席のところには壁一面に『SHIROBAKO』関係のポスターやサイン色紙が飾られていました。
カウンター席があるので１人でも利用しやすいのはもちろんですが、座敷席で４人くらいで飲みながらワイワイやるのが楽しそう。
メニューを見ると、まさに店の雰囲気通りの和食の渋い一品料理ばかりで、しかもけっこうお安い価格設定です。
本質は居酒屋なので、そういう飲み屋的な使い方が正攻法ではありますが、実はメニューには定食メニューもたくさんあるので、１人でお食事という使い方もできる便利さも兼ね備えているのです。
居酒屋兼お食事処といったカンジですね。

私個人としては別にアニメのファンというわけではなく、ただ単に以前から気になっていたお店の調査としてこの度来店してみました。
１人で行ったので、今回は定食メニューから「金目鯛煮付け定食」をオーダー。
金目鯛の煮付け、ロールキャベツ？、ご飯、味噌汁、漬物のセットで900円でした。
味はどれも良かったです。どれも手を抜かずしっかりと作られた本格的な味ですが、手作りの料理の安心感があり、日常使いもできそうな家庭的な一面も感じます。
お料理も店の雰囲気も温かみがあって、非常に良いお店だと思います。

ちなみに店内は喫煙可で、要望すれば灰皿をもらえます。

【このお店のキーワード】
居酒屋、定食屋、定食、レトロ、SHIROBAKO、聖地

2017/8/17(木)20:00
先客３名、後客４名

【いとよりの塩焼き定食】1,200円
前回より約１年10ヵ月ぶりの来店。
吉祥寺の老舗魚屋の魚初が手がける超有名な定食屋です。
吉祥寺で１番好きなお店ですが、しばらくごぶさたでした。
いつも超並んでますが、平日のこの時間ならさすがに並ばずに入れますね。
ただ、この時間は並ばずに入れる代わりに、売り切れのメニューも多かったので、一長一短でしょうか。

そんな中、普段はよく煮魚を食べていますが、今回はいとよりの塩焼きにしてみました。
やはり塩焼きだとシンプルな分、素材の良さがダイレクトに分かりますね。
甘さすら感じるとても良いお魚でした。
もちろん焼き加減も抜群で、単純に素材の良さだけでなく、それを活かす調理の技術もさすが魚のプロといったところ。
そして普段あまり食べられないような珍しいなお魚も食べられるのも大変ユニークなポイントだと思います。
定食には小鉢や汁物も付いてきますが、日によってそれらの内容も変わるので、いつ来ても楽しめるお店です。

そういえば今まで気づかなかったけど、よく見たら壁には手島優と彦麻呂とサンジャポのサインが。
彦麻呂とサンジャポはいいとして、てじーのサインに高まりました。
あと、久しぶりに来たら夜でも完全禁煙になっていました。ちょっと残念だけど仕方ないですね。

【このお店のキーワード】
魚、定食屋
2015/10/7(水)13:30
先客７名、後客６名

【金目鯛の煮付け定食】1,400円
里の宿は美味しい魚料理を堪能できる吉祥寺の隠れ超人気有名店です。
ドラマのロケ地にもなったり、様々なメディアで取り上げられるので、地元民だけでなく、わざわざ遠方から訪れる人多数です。
駅前から離れた南町の住宅街の一角にあるため、佇まいは隠れ家そのもの。
しかしながら人気店のため、休日はもちろん平日もご飯時は必ず並びができています。

ここでは魚料理をメインに食べることができます。
居酒屋というよりはご飯屋ですここは。
なので、定食にしていただくことをオススメします。
基本的な定食メニューもありますが、定食にしてくださいとお願いすれば、メニューにあるものはすべて＋200円で定食にしてくれます。
メニューはどれもハズレがなく美味しいですが、オススメは煮付けです。
金目の煮付けはこの店の定番で、雑誌にもよく登場します。
そもそも煮付けって、一人暮らしだと特に、自宅ではあまり作らないので、こういう機会に食べるに限ります。
ボリュームのある金目自体美味しいのは言うまでもないですが、甘さの中にもコクと品がある味付けが絶品です。

自分が南町贔屓だからかもしれませんが、個人的には吉祥寺の中でも１位２位を争うくらい好きな店です。
料理はもちろん、店内の雰囲気も落ち着いています。
客層を見るに、やはり家族連れや南町セレブご夫婦でのご利用が多いみたいですが、個人的には吉祥寺在住の社会人カップルのランチデートでのご利用をオススメしたい！
例えばお泊まり後の翌日に、何かうまいものでも食いに行くかーと言って、何気なくこんな渋い店に彼女を連れていける男性は慣れてる感が出てスタイリッシュです。
残念ながら自分は昔から家族や近所のオバサンとしか行く機会がありませんでしたが( ノД`)…

ちなみに里の宿から西荻方面に少し進むと、魚初という魚屋があります。
実はこの里の宿は、その魚初が手掛けるお店なのです。
魚屋が手掛ける魚料理なのでおいしいのは当たり前ですね。
で、さらに鮮魚屋という居酒屋が吉祥寺の御殿山方面にありますが、ここも魚初のお店なのです。
鮮魚屋も、吉祥寺で魚を食べるならここというくらい人気のお店なので、興味のある方は行ってみてください。

2017/8/25(金)24:35
先客13名、後客10名

【チャーシューメン＋山くらげ】950円
吉祥寺のラーメンの中でもトップ３に入るくらい好きなお店なのでコンスタントに通っていますが、この日は久々に来店。
この日も金曜の深い時間ですが大盛況で、不変の人気ぶりが伺えます。
王道の家系ラーメンですが、この抜群の安定感を出せるお店はなかなか見当たりません。
累計100回以上は来ているお店ですが、ふと、そういえば毎回普通のラーメンで、チャーシューメンはあまり食べた記憶がないと思い、今回はチャーシューメンをオーダーしました。作り方は麺固めのみ。
ちなみに毎回言っていますが、有料トッピングの山くらげは必須アイテムです。

ラーメン自体は味がしっかりしているけど嫌らしい重さがなく、バランス感覚の優れた一杯です。
しかし以前とチャーシューがなんか変わった？
今回ちょっと久しぶりに来たのですが、前からこんなに肉厚で柔らかくて脂たっぷりのものだったかしら？
かねてよりここのラーメンは唯一チャーシューだけ気に入らないなと思っていたのですが、これに変わったのなら素晴らしい改善です。
たまたまですがチャーシューメンにしてみて良かったです。

【このお店のキーワード】
ラーメン、家系ラーメン、キャベチャー、六角家、武蔵家
2015/10/12(月)21:30
先客８名、後客14名

【ラーメン＋山くらげ＋キャベチャー】850円
今でこそ吉祥寺には家系ラーメンの店が多くできましたが、以前は武蔵家と洞くつ家のみでした。
吉祥寺を代表するラーメン屋の武蔵家で修業をし、独立したのが洞くつ家です。
店内はカウンター席と、テーブル２席で、広々としています。
木づくりの内装で、温かみを感じます。

入口にある券売機で食券を買い、提出する際に、麺の硬さ、味の濃さ、油の多さを選べます。
オススメは麺硬め、普通、普通。やはり家系と言えば硬麺が定番です。
スープは武蔵家より味の濃い、ずっしりくる家系です。
味がしっかりしているけど、重すぎず、バランスのとれた家系です。
卓上調味料にニンニクや生姜や唐辛子などありますので、好みの味に変化させることもできます。
麺は小麦の香りが味わい深い中太のストレート麺。
具にはほうれん草、海苔、チャーシューと一般的な家系の素材。
個人的にオススメするのは、有料トッピングの山くらげを追加してください。
というのも、昔は山くらげがデフォで入っていたんですが、時代の変遷、物価上昇に伴い、有料のトッピング(100円)に変わってしまったのです。
なので昔のままの一杯を味わうなら、山くらげは必須です。
なかなか珍しいトッピングですし、コリコリした食感が面白いので、ぜひ試してみてください。
キャベチャーは本家の武蔵家の方が味がしっかりしていて美味しい気がします。
キャベチャーとは、キャベツに刻んだチャーシューを加え、ごま油や醤油で味付けをしたおつまみのようなもの。
武蔵家や洞くつ家では定番のメニューです。

人気店なので、女性１名様のご来店もよく見かけますが、そういう方でも、ラーメン山くらげキャベチャーの鉄板コンボを使いこなしている方が多い気がします。
あと、深夜も営業しているので、夜中に空腹で眠れない時は非常に助かります。
昔は午前４時までやってた気がしますが、今は２時くらいになったのでしょうか。
時間帯関係なく、いつ見てもお客さんが入っている、人気のお店です。

2017/9/1(金)19:00
先客９名、後客９名

前回より約１年ぶりの来店。
カレー激戦区の吉祥寺において最高峰の人気と実力を兼ね備える名店ですが、本日も絶好調。
並んでたらやめようと思ってたのに、結局30分も並んでしまいました。
ちょうど入店したときに、あと６人分で売り切れということで後続の一部は帰らされていたので、タイミングとしては良かったです。

いつも通り２種盛りカレーで注文。
本日のカレーはパクチーキーマカレーでした。
レギュラーメニューのチキンカレーの茶色と、ターメリックライスの黄色、紫キャベツの酢漬けの紫色、そしてパクチーキーマカレーの緑色のコントラストが鮮やかで、これはもはやカレーでありながら芸術の域です。
相変わらず味も抜群で、何種類ものハーブやスパイス、具材の旨味を引き出したダシが決め手のカレーは、小麦粉不使用なので全然重さを感じさせません。
ライスと紫キャベツの酢漬けも美味。
素晴らしいアイデアの数々が詰まったカレーは、いつ来ても楽しませてもらえます。

【このお店のキーワード】
カレー、独創的
2016/9/16(金)13:30
先客３名、後客２名

吉祥寺ハモニカ横丁の小さなカレー屋さん。
カレー激戦区の吉祥寺において、新星ながら名実ともに吉祥寺最高峰のカレーとの呼び声高い実力派です。
ハモニカ横丁の一角にあるため、店内は５席までという激狭の店ながら、昼時は長蛇の列ができる超人気店です。
この日は平日で少しだけ時間も遅かったので意外に並ばずに入れました。
しかしさすがに狭い。
すごく窮屈ですが、まあこれもハモニカ特有の味といえば味ですし、逆に名店感を醸し出しています。

メニューは定番メニューのチキンカレーと、本日のカレーの２種類のみ。
チキンカレーと本日のカレーの２種盛りもできます。
ちなみに本日のカレーはナスとレンコンのカレーでした。
２種盛りで注文し、10分程で提供。
ここのカレーはいわゆる日本的なカレーライスではなく、スパイスの効いた本場のカレーです。
ただコテコテの本場というわけではなく、マスターのアレンジを効かせた食べやすいオリジナルのカレーが楽しめます。
ルーはかなりサラっとしていて、液体度高め。
チキンカレーはゴロッとした柔らかなチキンが入ったインドカレー。
濃厚ながらカスリメティーの風味が爽やかで、スゴく食べやすい味に仕上がっています。
一方、本日のカレーのナスとレンコンのカレーは、パクチーとトマトの酸味が爽やかな比較的アッサリしたカレー。
パクチーに卓上調味料のナンプラーをかけると美味しさ倍増。
こちらもスゴく美味しかったです。
ライスの真ん中にはザワークラウトのような付け合わせもあり、これも酸味があるので、本格的なカレーでありながら爽やかなのでバランスがよく、食べてて重たくないのです。

ご飯は日本米とインディカ米をブレンドして使用。
スパイスを入れて炊くことで、インディカ米独特の臭いは感じず、パラリとした食感でルーとよく混ざります。
量はちょっと少なめなので、よく食べる人は間違いなく大盛にした方がいいと思います。
100円しか変わらないですしね。
お土産にカレーや手作りの生姜の佃煮もお持ち帰りできます。

2017/5/13(土)12:50
先客３名、後客０名

【じぃまオリジナルブラックカレー】950円
吉祥寺の井の頭通り沿いにある、隠れ家的名店の居酒屋さん。
土佐直送の鰹の藁焼きを売りにしている、かなりレベルの高いお店です。
(詳細は前回のレビューご参照)
自宅が近いのもあり個人的なお気に入りで、吉祥寺同好会でもよく利用しているお店ですが、今回は初めてお昼に利用してみました。
実はちょっと前からランチ営業も始められて、お得なランチメニューを食べることができるのです。
ランチに関してはずっと気になっていつか行こうと思っていましたが、今回満を持して初ランチ来店を果たしました。
居酒屋のランチセットって何か良いですよね。
何かよく分かりませんがワクワクします。

この日の吉祥寺は土曜日ですが雨が降っていたからか、先客は少なく閑散としていました。
ランチメニューは刺身定食や生姜焼き定食、本日の焼き魚or煮魚定食などありましたが、オリジナルカレーという文字に惹かれて「じぃまオリジナルブラックカレー」をオーダーしてみました。
待つこと15分ほどで提供。

ブラックカレーというだけあって、真っ黒なカレーです。
見た目の時点で何か美味しそうというのが伝わります。
出来合いのものを調理するのではなく、ちゃんと丁寧に一から作る優良店なので、そういうオリジナル感が感じられますね。
味的にはもちろん濃厚ながら、意外と酸味があってさっぱりとしており、非常に食べやすいです。
この黒さはイカスミでしょうか。そんな感じのコクを非常に感じました。
カレーという割には辛さが０ですが、非常に美味しかったです。
こういうオリジナリティーを持つお店はやはり信頼できます。
あらためてレベルの高さを確認させていただきました。
しかもミニシーザーサラダ、お新香、アオサの味噌汁、食後のお飲み物もセットでついて税込950円。
内容十分でこのレベルのものが1,000円以内で食べられるのは大変素晴らしいことです。恐れ入りました。

ちなみにランチタイムは灰皿が撤去されていますが、全然禁煙とかではないので、言えば灰皿を持ってきてくれます。
2015/10/18(日)20:45
先客11名、後客０名

井の頭通りを荻窪方面へしばらく歩き続けると、素通りしてしまいそうな目立たない半地下にあるお店。
観光客は絶対に来ないような南町の一角にあるのにいつ見ても賑わっているのは、料理が素晴らしいから。
１つひとつ丁寧な仕事が施されており、出来合いのものに頼らず、自家製でこだわりを感じる料理です。

まずお通しは八丁味噌を練り込んだ自家製のパン。オリーブオイルをつけていただきます。八丁味噌の香りが香ばしい洒落たお通しですね。
刺身は旬の魚がたくさん入荷しており、なるべくこちらの希望通りに盛合わせにもしてくれます。
どれも新鮮でプリプリの質が高いものでした。
看板メニューの藁焼はカツオと地鶏の二種類ありますが、特に地鶏が最高でした。自家製のレモンソースにつけて食べるとサッパリして美味しいです。

個人的にオススメはタコの唐揚げのポン酢和えと、20種類のサラダ。
サラダはマッシュルームも生で食べられるくらい新鮮で、自家製のポン酢やドレッシングをかけていただきます。特にポン酢がめちゃめちゃ美味しかったです。

飲み物は梅酒が面白かったです。イチゴ、梨、大葉、シークヮーサーと漬け込んだ４種類の自家製梅酒がありました。
梨はやはりスッキリしていてクセがなく飲みやすかったです。

料理も飲み物もすべてハイレベルで非常に満足しました。
店の雰囲気としては、元気で明るい雰囲気です。
料理的にはぜひデートでの使用をオススメできる店ですが、客も元気な人が多いので、少し落ち着かないかもしれません。

この店のキーワード:"こだわり"、"自家製"、"職人気質"、"新鮮"、"ハイレベル"、"オリジナリティ"

2017/8/13(日)12:15
先客０名、後客０名

前回より約１年９ヵ月ぶりの来店。
前回は夜に利用したので、今回はお昼にランチをチャレンジに来ました。
ここは本当に良いお店なのですが、マンションの２階で隠れ家的に営業しているのでいつもガラガラです。
使う側としてはゆっくりできるのでいいんですけどね。

ランチタイムは11:30～15:00までで、日替りプレートランチなどいろんなランチメニューを楽しめます。
今回はソーキときのこのスープカレーをオーダーしてみました。
カレーのベースは日本のオーソドックスなカレーぽい味。
そこにトマトを加えることで、食べやすく仕上がっています。
生のトマトが使われているので、いやらしくない自然な酸味がバランスを取っています。
かなり具だくさんで、大葉、レタス、オクラ、しめじ、舞茸、エリンギ、トマト、ソーキなどが入っていて食べ応えありました。
そしてやはりここのソーキは柔らかくて味も抜群です。
この内容であれば、価格的にはまずまず良心的な方ではないでしょうか。

あと何が良いって、ここの料理は何を食べても美味しいですが、店の造りとか、ゆるーい空気感も最高です。
ホントにゆっくりと寛げます。

【このお店のキーワード】
沖縄、カフェ、バー、隠れ家
2015/11/22(日)18:30
先客３名、後客０名

吉祥寺南口のラーメンストリートの終着点からさらに奥に少し行った外れにあるマンションの一室にある沖縄カフェ的なお店。
当然マンションなので、店自体が目立つわけでもなく、申し訳程度に表に出ている看板に注目しないと知らない人は入らないような場所です。
ニライカナイなど有名沖縄居酒屋は一通り行きつくしたので、新たな吉祥寺沖縄を開拓すべく模索していたところ、こちらを発見。
以前から気になっていましたが、やっと訪問することができました。

さて、２階に上がり扉を開けると、緑の多いロハスな空間が。
ソファー席多数で、非常にまったりとしたゆるーい雰囲気です。
当然ソファーに座るともう快適そのもの。リラックスして落ち着きます。

訪問したのは夜ですが、昼はランチをやっているカフェで、むしろこっちがメインなお店な気がします。
夜は一気に照明が暗くなり、オシャレなカフェバーのような雰囲気に変わります。
夜のメニューはお酒も出ますし、お酒に合ったお料理も豊富に用意されています。
どうしてもカフェのイメージだったので、夜はあんまり力を入れてないのではないかと不安でしたが、意外に料理はたくさんあって、注文したどれもが美味しかったです。
ちゃんと一手間加えてあって、いい仕事ぶりが伺えます。
量もしっかりあって、食べようと思えば意外にがっつり飲み食いできちゃいます。

久しぶりに雰囲気も料理も文句なしのお店に出会えました。
特に人が少ないので、ゆったりできるのが大変気に入りました。
１人でもデートでも友達とでも使えるいいお店だと思います。

2017/6/9(金)19:20
先客４名、後客６名

吉祥寺の美味しい定食屋さん。
前回はお昼に利用しましたが、今回は夜に来店し、居酒屋的に利用してみました。
焼酎、日本酒が多数取り揃えられており、一品ものもあるので、飲んでつまむというスタイルにも応えてくれる嬉しいお店です。
900円の定食メニューも600円の単品に変更できるので、お酒のあてが充実します。
すでに常連さんが多いようですが、夜は飲み屋的な利用をされている方も多いようです。

そして、やはりここは何を食べても美味しいです。
女将が厨房を取り仕切り、若女将はドリンクや洗い物等を担当されます。
家庭的なメニューが多いのですが、その一品一品がとてもしっかりしているのがこのお店の魅力です。
最上級の家庭料理とでも言うべきか、味は良い意味で家庭的だけど、素人のそれとは全くレベルが違います。
唐揚げとか餃子とかシンプルなメニューが多いですが、だからこそ揚げ方や焼き方などの基本的なところでの技術の上手さがよく分かります。
餃子なんかは普通の挽き肉ではなく、細かいブロック状のお肉がぎっしり詰まったジューシーな餃子で、技術力に加え独創性もあり、こだわりが伝わります。

同時に接客の方も家庭的で温かいお店です。
常連さん方とも仲良くお話しされています。
揚げ茄子カレーのオーダーを忘れられていましたが、お詫びにと平謝りされ、ちょっとしたものを２品いただきました。
それくらい別に気にしないんですけど、ちゃんと責任感を感じますし、そういう面でも好感が持てました。
カレーは挽き肉たっぷりですが、しつこくなく食べやすい味の家庭的なカレーでした。

個人的にスゴくお気に入りで良店だと思いますが、今のところまだ間違いなく穴場だと思います。
ただ１つ、夜はあまり遅くまでやっていないのが残念ですが。
しかしながら抜群の安定感・安心感を提供してくれる素晴らしいお店です。
2016/12/29(木)13:10
先客４名、後客５名

吉祥寺はサンロードのCoCo壱番屋の対面にある定食屋さん。
昨年半ばまで「もがめUDON酒場」として営業していましたが、この度同じ場所で「もがめ食堂」としてリニューアルオープンしました。

もがめUDON酒場の頃は行ったことがありませんで、今回ランチで初来店。
小ぢんまりとしたカウンターのみの小さな店で、女性お２人がキッチンに立っていました。
店内はテレビが流れており、オレンジの照明と木の温もりが暖かいレトロな雰囲気。
なぜか「鬼」と書かれたどデカイ習字？が飾られていたり、壁メニューがあちこちに掛かっていたり、またあるいは調理器具やお酒のボトルなどでごちゃごちゃしている割には不思議と窮屈なカンジはしません。
ちゃんと清潔感があって、これが男性の店員だとここまでキレイな店内にはならないと思います。

ランチメニューは日替り定食２種類と、定番メニューから選べます。
定番の鶏の唐揚げ定食や豚の生姜焼き定食など、どれを頼んでも美味しそうなメニューばかりで悩みましたが、今回は日替りの鶏と茄子の辛味噌炒めをオーダーし、10分程で提供。
メインの他に、ご飯、味噌汁、マグロの刺身、カボチャのポテトサラダ、ザーサイともやしの和え物、漬物など盛りだくさんの素晴らしい定食です。
ちなみにご飯はおかわり自由。
家庭的な味でありつつも、手抜きのないしっかりとした調理で、この量と味が食べられるなら900円は良心的と言わざるを得ないでしょう。
店員さんの接客も素晴らしく、雰囲気も落ち着いていて、おそらく毎日でも来れるような良いお店です。
吉祥寺には定食屋がいくつかありますが、中でもここはかなり気に入りました。

ちなみに夜は居酒屋になるそうです。
日本酒や焼酎のボトルがいい雰囲気を演出しており、さらに壁の居酒屋メニューも魅力的だったので、ぜひ次回は夜にも利用してみたいです。