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夜の点数:4.4
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.6
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.2
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| CP4.6
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| 酒・ドリンク- ]
いま都内の和食では一番のコスパかも
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2013/11/29 更新
7月にマイミクさんがオフ会を起案しているlことから知り、予約難店らしい武蔵小山「衛藤」にダメ元で電話。そこは「神の黄金の左指」で席ゲッ。おまかせコースが税サ込5000円で内容も高評で“「食べログ」総合4.04点”の店とはどんなだろう?と早速向かいました。 以後、隔月レベルで通っています。
コースは8皿で、量的には少な過ぎ。どうやらこの店のコンセプトは、日本酒を皿に合わせて飲みつつ、コースにアラカルトを若干追加して満腹になる、という客単価10000円前後を想定している感じ。入店当初からいかにもお酒を勧めるメニュー出しと、コース後半から、店主が何度かアラカルト追加を尋ねてきます。確かにアラカルトに魅力的な皿も見落とせない。とはいえ、今夜は追加し過ぎても量判定できないので、天ぷらの質を判定すべく中国産ながら「早松の天ぷら」を注文。
揚げ方は衣がそれほど薄くもないけど、相応に楽しめました。全体的に、税サ込5000円に相応しい量だと言えます。
でも、料理内容には目を見張りました、前半のみ。「胡麻豆腐」はかなり固くて食べ応えあり、「鮎の飯蒸し」は肝の混ざり具合が食感に変化をもたらして好感。でもサプライスは「会席の王道」椀物でした。 「鱧とうもろこし椀」は、出汁にとうもろこしの味が心憎いほどほのかに漂っており愕然。鱧はかなり熱加熱したと思える程とろりと柔らかく、こんんな食感の鱧は初めて。この鱧の賛否は分かれるかもしれないけど、筆者には好感でした。
お造りはヒラメと本鮪ですが、柚子塩汁に浸けて食べるのは初めて。ただ従前より縷々述べてきているように、柑橘の香辛料は食材本来の持ち味を殺すので賛同できない。焼物は鱸で、和食としては珍しい気さえします。蓼酢で食べるのは鮎以外で初めてかも。これは新鮮な経験でした。「丸茄子と冬瓜の鶏あんかけ」は、味は良かったけどサプライス感はなく平凡。
この後の食事が稲庭うどんという点で、大きく評価下がります。大盛にして貰っても全然お腹太らないし。ただデザートの「桃のおしるこ」は、桃味がほのかに漂い、って椀物のとうもろこしと同じ手法。店主こういうの得意なんですね。白餡でちゃんと汁粉ですけど、甘みはほとんどなくさっぱりしているので、食事の〆としてはかなりポイント戻しました。
量は少ないけど値段やすいし、季節ごとの店主の料理しつらえの創意工夫には驚き大いに期待させるものがあります。某マイミクの「空腹感が残ったら、後でラーメンでも胃に流し込めばいいんだ」が思い出されました。この店なら充分それに値しそう。腹は満たされないけど、店主のcreationを見る目的で、久々の【再訪決定】判定となり、極私的コミュにトピ立ちました。
ただカウンター席は4人まで、あとは奥の座敷。独り飯か、多くても二人まででの来店がベターな感じ。量的には、この店で1皿追加くらいで食了しておけば、ドラえもん腹も少しは縮むかも。