1回
2013/10 訪問
べカス食べちゃいました、数千円で(^^)
パンとリエットとピクルス
パテ・ド・カンパーニュ
ホワイトアスパラガスの生ハム巻きソテー
乳飲み仔牛のタルタルステーキ ウイキョウ風味 リンゴのサラダ
白子のムニエル 焦がしバターソース
:仔羊背肉の香草パン粉付けロースト 焼き野菜添え
右:フランス産ウズラの大麦とフォアグラ詰めロースト トリュフソース
雉のミンチのパイ包み焼き
バスク豚肩ロースのロースト マデラ酒のソース
仔ウサギ背肉のベーコン巻きソテー ハーブ風味 シェリービネガーソース
ベカス(山鴫)のロースト 黒トリュフ風味
デザート パイナップルのロースト スパイス風味とライチのソルベ
紅茶アプリコット
プチフール
2013/11/25 更新
【H25.11.25記】
久しぶりに来店したら、お得なコースが新設されるなどコスパ上昇が確認されたので、評価修正。
【H23.6.21記】
その後予約が取り難くなり、どうしてもサービスに粗が目立つようになったので、評価修正。
【H21.3.07記】
「ベカス」(becasse) といえば、山鴫。その称号に値する味と肉質と稀少性から「ジビエの王様」と呼ばれています。
今夜はマイミクさんのお誘いで最近話題のジビエが有名なフレンチOGINOへ。幹事の新マイミクさんが店の常連らしく、店員が「ベカス入りましたけど」と耳打ち。隣席の筆者が「是非!是非!」と強硬にリクエスト。結局6人でメイン6種6皿をシェアすることに。
ベカスは弊主宰フレンチ・プレミアムオフ会や饗宴コミュでも開催が検討されていましたが、価格と入荷が読めず実現に至っていませんでした。しかし、もう食べちゃった(^^)v
全体的に盛が多く、アラカルトなら皿3つで一人前という想定も、人によっては多過ぎるかもしれません。パテや国産ジビエ(猪・鹿・雉)のテリーヌ(なぜか写真が残っていない)もあっさりした中にも脂の甘みが感じられて口当たりよく、パンがあれば一食終われそうでした。白子のムニエルは、白子のあのドロリ感がなくバターソースとの相性も良い。仔牛のタルタルステーキだけ、周囲の付け合せ野菜の味やスパイスが強過ぎて肉本来の味が残らず不満。まぁタルタルステーキは歴史的に馬肉なんだけどね。
メイン6皿のうち、バスク豚と仔羊は、ありふれているだけに他店と比較され厳しい評価になりがちですが、ミディアムレアな熱加減が肉本来の味を残しており、ソース無くても美味しい。雉のパイ焼きはリキュールが強くて、一口食べたけどコメントは差し控えます。仔ウサギも「このハンバーグ?」とσ(^o^)が聞いて満座の失笑をかったように、肉の原型を留めない皿なので、3年前にビストロ・ブルゴーニュで筆者のために作って頂いた“ウサギづくしコース”のような感動には至りませんでした。
しかし、鶉とベカスは盛り付けからして凄い! 鶉の「なまめかしい脚」に一同唾を飲みました。ベカスも黒トリュフをふんだんに盛り付けて目を楽しませてくれます。さすが日本のモダンフレンチ、三次元的構成で舌と目を楽しませる技が健在です。 接客も、我々の撮影に対する配慮が行き届いており(笑)好感。あ、料理の出し方なども配慮が行き届いていて満足でしたよ。
前菜のパテの段階で、器半分を5人で食べ切ってしまったところ、メインに備えて筆者は控えていました。先週来リアルに会ったマイミク各位はご存じの通り、先週初めから喉奥の激痛が治らず、話すのも食事も辛い。そこで食事を控えめに。食事も進みメインに達すると、皆満腹で皿を終えられず、ここまで「蟻さんのように」忍耐の美徳を発揮して食べ控えていた筆者が、次々とさらうことに。美味しゅうございました。
デザートはさすがに一人1種に留めてカフェ。でこれだけ食べて、特にメニューにない【時価】のベカスまで注文して、会計はワイン代込で6人で6万足らず。CP高ぁ~い!! 今度の自宰オフでも使うかな。でも、2度目、3度目と再訪が重なるたびに店の印象が落ちるのが近年の傾向。やはり厳正に判断しないと。