おおはらさんが投稿したLien(東京/池尻大橋)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

今夜もおお腹いっぱい

メッセージを送る

おおはら (50代後半・男性・東京都) 認証済

この口コミは、おおはらさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

Lien池尻大橋、駒場東大前/フレンチ

2

  • 夜の点数:4.8

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
2回目

2019/07 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.6
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

「ひとりあん」の至福

 7月最終夜は隔月予約の「リアン」でした。前回に続き今回も「ひとりあん」、昨年はマイミクや「食べログ」レビュアーが企画してくれていたけどだんだん日程が合わなくなり、かといってこの店は隔月ペースで通いたいので、、、と悩んで?いたら「お一人でもどうぞ。お一人で食事をメインに召し上がられるお客様も多いですよ」とシェフに言われて先々月に試してみると、周囲の客からは奇異な目で見られるけどアカの他人の反応なんて馬耳東風。mixiグルメの間で批判の的だった4時間覚悟の皿出しの遅さがなんと1時間45分に短縮。これですっかり魅せられて、「もう誰も誘うもんか!」と今回も「ひとりあん」に。今夜は皿出し時間がさらに短縮されて1時間半。18時半の予約で20時前には店を出られる快挙に、ますます「ひとりあん」は続きそうです。

 折からの猛暑で食欲もなく、「Menu Lien」は控えて皿数の少ない「Menu C」に。
 アミューズ(とうもろこしのシフォンケーキととうもろこしのピューレ、穴子のタルト)は、出された段階でとうもろこしの香りが立ち昇ってきて猛暑な今夜には食欲をそそります。いつものアミューズ(フォアグラのヌガーと自家製ブリオッシュ)を経て、冷前菜(焼きとうもろこしのムース 魚介とコンソメのカクテル仕立て〔天使の海老、サーモンとヒラマサの熟成、帆立〕)と温前菜(青森県産イタリア米のリゾット 千葉県産天然鰻のソテー バルサミコソース)の選択。冷前菜も出される時にとうもろこしの香りが立ち昇ってきて、グラス内を混ぜながら食べると熟成魚と海老やホタテの相性が良い。続くリゾットは、注文前にシェフから「今夜は、天然鰻が入ったんですよ!」と勧められたので注文。でもバルサミコソースが勝ち過ぎていて、せっかくの天然鰻の味がよく分からない。筆者が味盲なせいかも(^^ゞ やはり鰻はふんわりと蒸した方が美味しいのかも。
 魚料理は愛媛県産太刀魚の炙り焼き プールブラン 赤シソ風味。なんだ、太刀魚かよ!と目の前でシェフが料理しているのを見ていると、「えっ、これ全部、一人分?」という程に魚身が盛られてサラダ仕立てとのそのドレッシングのようにソースがかけられて出されます。これ、量多くね?と思いつつもしっかり完食してしまうのですが、大概は薄っぺらく出される太刀魚が今夜はやや肉厚。食べ応えがありました。
 メインは「ヤギ」を選択。モモ肉のグリエとブリック包み焼きの2種で、後者にはそぼろ仕様のヤギ肉が入っています。グリエの方、えっ?ヤギってこんな味?と鹿肉に似た赤身の噛みやすい食感を楽しみつつ、そういえばヤギって、ヤギ刺やヤギ汁など沖縄料理でしか食べことなかったかもと思い出します。ヤギ肉のフレンチ仕立ては初めてだとは、我ながら驚き。もっとも、メニューには「ジビエ」と書いてあったけど、フランスならどこで獲れるんだろ?
 デザートは当然?白桃のパフェで。白桃のコンポート、白ワインジュレ、白桃のムースグラッセとソルベがまたもカクテル仕様で乗っていて、堪能できました。

 一人なのでスマホで「食べログ」検索したり「油断」していると「明日は、どちらに(食事に)行かれるんですか?」などと突然のスマッシュよろしく不意にシェフが話しかけてくるのも、カウンター席の醍醐味?いや油断できませんwww 常にシェフの一挙手一投足に注意を払いながら過ごし突然のスマッシュをすぐ受け止めるのは、カウンター独り飯の厳しいところです、、、なんて全然思っていません(笑)
 皿出しは、ちょうど食べ終わってメモを取ってひと呼吸したタイミングで次の皿が出る絶好のペース。人と群れたいわけではなく単に純粋に食事をしたい(あと食文化の知識を得て歴史を学びたい)筆者は他店の皿出しの遅さをレビューでよく批判していますが、それをシェフ達は読んでいるのか?www 前回よりも今回の方が皿出しが理想のペースにより近づいてきました。これからも楽しみです。

 食事会グループを主宰している以上、会員からの「ちゅれてって♪」というリクエストには答えるべき立場だけど、この店に限ってはざっくりシカトして、速攻で食事しながらシェフの薀蓄を独り占めして楽しめるのは、まさに独り飯の《至福》。いや、食事会主宰者の立場としては、《私服》を肥やしていると言うべきか。でも食べ歩きなんて所詮趣味だから、自分にとって「至福」な方を選んでしまいます。そんな筆者が考えを変えて誘いたくなる程の魅力と女子力が自分にあると過信、もとい自信のある方は、「ちゅれてって♪」とトライしてみるのもいいかもしれません。

  • アミューズ(とうもろこしのシフォンケーキととうもろこしのピューレ、穴子のタルト)

  • アミューズ(フォアグラのヌガーと自家製ブリオッシュ)

  • 冷前菜(焼きとうもろこしのムース 魚介とコンソメのカクテル仕立て〔天使の海老、サーモンとヒラマサの熟成、帆立〕)

  • 温前菜(青森県産イタリア米のリゾット 千葉県産天然鰻のソテー バルサミコソース)

  • 魚料理(愛媛県産太刀魚の炙り焼き プールブラン 赤シソ風味)

  • 肉料理(千葉県産仔ヤギモモ肉のグリエ・赤ワイン煮込みのブリック包み焼き2種盛り合わせ)

  • デザート(白桃のパフェ仕立て 白桃のコンポート、白ワインジュレ、白桃のムースグラッセ、ソルベ)

  • 小菓子

2019/08/01 更新

1回目

2018/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.2
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

来るたびに満足な、いま最も旬なフレンチ

 この店が「店にも人にも厳しい」mixiグルメ達の心を掴んで周囲が通い出してから1年様子を見て、昨秋ようやく初来店してから今夜で3回目になります。初来店時では国内他店が見向きもしない国内産ムール貝を出してきて筆者の注目を惹き、店の実力を見るために選んだ「丹波産仔鹿モモ肉のロースト」が肉の火加減と柔らかさの瞠目する秀逸さで、シェフの実力に一目置くに至りました。今年冬の第2回来店では、「岡山県産仔イノシシ肉のカルボナード」の味が濃厚で肉の存在感もよく好感を引き出し、デザートの苺パフェが“苺づくしの集大成”となって最高額コースながら満足なディナーとなりました。
 今回は、前回の最高額コースが9500円で高評ながら【少食な筆者】には多過ぎたため、初心にかえってCコース(5000円 前菜2+魚料理+肉料理+デザート)に。前菜には、旬の食材をふんだんに使った「 富山県産ホタルイカとホワイトアスパラのソテー 新玉ねぎのヴルーテ パクチー」「青森県産イタリア米・駿河湾産桜海老・福岡県産タケノコ・山菜のリゾット、チーズ」を選択。どちらも堂々の合格点ながら、前者は量少なくて物足りなさを否めず、後者のリゾットがその分を補ってくれました。
 他のフランス料理店より伝統に拠っているこの店の仕様は、必ず魚料理をつけること。それも、京料理では高級食材とされる天然甘鯛を宮崎県産で。今回は甘鯛の中でも高級な白甘鯛をいつものうろこ焼きで。しかし、赤座海老のソースの加減が濃過ぎず薄過ぎず、白甘鯛の持ち味を活かしながらもソースの存在感もしっかり主張している存在感が絶妙でした。この時点ですでに「次回もあり」でしたが、今夜の試金石はやはり肉料理でした。
 いつも通り猪や鹿もメニューになる中から、肉料理には「短角牛フィレ肉のロースト、赤ワインソース」を選び、同席したマイミクさん達が驚いたほど。ジビエがあるのに牛肉それもローストの赤ワイン煮込みはまず選ばない筆者、かつてはマイミク店で「メインは牛肉」と言われて、「他の肉に差し替えて」と仔羊に差し替えさせたこともあるほど。あえて、個人的には新味のないメニューを追加料金が発生するのに選んだのは、今回もシェフの腕前を見るためでした。
 出されて見ると、ミディアムレアの焼き加減ながら、「ラギオール」のナイフはしっかりと肉に入り、切断面の赤身が生き生きと食欲をそそります。「『ラギオール』のナイフといえば昔、、、」「またその話ですか!」「えっ、何です? あたしは知らないんですけど」と同席したマイミクさん達の間で話したのは、「ラギオール」のナイフを脳裏に刻み込むきっかけとなった5年前の六本木のフレンチに来店した時の件。「あの店も不味くはなかったけど、この店の方がはるかに素晴らしいよね」「えっ、『SUGALABO』ですか?」と店を勘違いしたソムリエが話に割り込み、「あたしは『SUGALABO』には行きましたけど、おおはらさんには合わないと思います」「えっ、あたし今度行くんですけど」とマイミクさん達とソムリエを交えて会話が盛り上がりました。
 デザートは何気に「フランス産青リンゴのカクテル」を選びましたが、奇しくも、ブランマンジェ・青リンゴムース・リンゴコンポート・青リンゴソルベと青リンゴづくしが揃い、前回の苺パフェの青リンゴ版。適度に味が変わって、少量ながら満足でした。
 以上で6000円台というのは、やっぱり高コスパ。店にも人にも厳しいmixiグルメ達に人気なのが改めて認識できました。もしまたレビュアーさんが予約を入れて誘ってくれれば、「次回」もあるでしょう。

  • アミューズ(オニオンの生地に長野県産鮎など)

  • アミューズ(フォアグラとブリオッシュ)

  • 前菜(富山県産ホタルイカとホワイトアスパラのソテー 新玉ねぎのヴルーテ パクチー)

  • 前菜(青森県産イタリア米・駿河湾産桜海老・福岡県産タケノコ・山菜のリゾット、チーズ)

  • 魚料理(宮崎県産天然白甘鯛のウロコ焼きに赤座海老のソースと春野菜)

  • :肉料理(短角牛フィレ肉のロースト、赤ワインソース)

  • デザート(フランス産青リンゴのカクテル―ブランマンジェ、青リンゴムース、リンゴコンポート、青リンゴソルベ)

2018/04/30 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ