1回
2019/03 訪問
非の打ち所がない?元「食べログ」全国1位「柳家」に行きました
Facebookで知り合った人に誘われて、土曜には岐阜県瑞浪市のジビエ料理店「柳家」へ。5月に刊行される「ミシュラン岐阜」で星有力で常連客でも予約難の店。仙台「千松しま」の後10年以上「食べログ」の全国1位を維持し、東京から食通が通う店。これまでも何人かに誘われてはいたものの、特に土曜勤務の筆者には日程が合わず、また東京からの車相乗りを条件とする幹事もいて成約に至らず、今回この時期に、現地合流を承諾してくれた心の広い幹事のお蔭で、初来店実現となりました。
今回は幸いにも夜の予約なので、総勢8名のうち7名は早朝に集合して車相乗りで東名高速を走る予定。筆者は健康上の理由で車で長時間移動は無理なので、前日に新幹線などで瑞浪入り。土曜当日は雲一つない好天だったので、瑞浪市中心部を観光して待ち合わせに備え、集合時間に瑞浪駅で合流。店からの送迎車が山道をかなり速く跳ばして30分で店に着きました。
店内は囲炉裏を囲んで土間座り、、、と聞いていて脚の不自由な筆者は憂慮していたのですが、移転改修したとかで囲炉裏が掘り炬燵になっていて一安心。囲炉裏を囲む形で8名が座り、最初は女将が、途中で店主自らが肉を焼いてくれました。
料理はその日の入荷次第ということで、今回は鴨焼き。鴨ロースのねぎまや皮のたれ焼き、青首鴨のロースとささみ焼き、葭鴨の半身の焼物、尾長鶏の鍋、さらに愛媛県産ウリボウ(仔猪)のロースなども「プロの焼き加減」で肉の持ち味を活かした味わい。鴨のねぎまは、鴨の脂がたれてネギに浸みこむことによりネギの味付けにもなる造り。鴨の皮のたれ焼きも、鴨の脂が上手くのっていて旨い。店主は巧みに笑いを取りながら上手く肉を焼いての接客ぶりで、快適で楽しい3時間を過ごしました。
焼物以外には、漬物代わりの生大根が、ナマ同様なのに大根の苦みが無く、甘くて香りが良いと好評。添えられたフキノトウやなめこもぬめりが少ない地物で後を引き、何度もお代わりしてしまいました。締めは自然薯ご飯と紀州勝浦産みかん。しかし肉も相当な分量で、筆者は鍋は何度かお代わりしたけどご飯は一膳で済ませました。以上で約14000円、明朗会計でかつ意外に高コスパでした。
瑞浪駅の終電が近いとのことで、急ぎ送迎車で帰路に。幸い無事終電発車時刻の10分前に瑞浪駅に到着。筆者以外の全員が急いで名古屋方面行きの上り電車に乗り込み、見送ったσ(^^)は満腹なのでホテルに戻りました。「再訪ありあり」だけど先述の通り予約は常連客のみ、仮に紹介してもらったとしても同一組で囲炉裏を囲むので「4人以上」。岐阜県の山奥までわざわざ来てくれる参加者を集める自信はないので、また誰かの誘いを待つしかありません。
「食べログ」に書くに値するレベルのレストランを訪ねる時には、必ずその長所と短所を見極めるようにしています。どの店にも必ずマイナス点があるものですが、この店には非の打ち所が見当たらない。難は立地ですが、瑞浪駅までは送迎車があるし。同席者の一人に、「これでこの店が東京にあれば、月1以上は通えるのになぁ!」と話しかけると、返事に曰く、
「バカねぇ。もしこの店が東京にあったら、予約が殺到して4年に一度も来られなくなるわよ」
最近ではオリンピック並みに世界から食通が訪れるようになり、ますます予約が取りにくくなってきているようです。
蜂の子
鴨ロースのねぎま
鴨ロースのねぎま
鴨ロースのねぎま
生大根とモンゴル岩塩、ふきのとう
ふきのとう
鴨の皮のたれ焼き
鴨の皮のたれ焼き
鴨の皮のたれ焼き
生大根となめこ
青首鴨ロースとささみ焼き
青首鴨ローストささみ焼き
愛媛県産仔猪のロース
愛媛県産仔猪のロース
葭鴨の半身の焼物
葭鴨の半身の焼物
尾長鴨の鍋
尾長鴨の鍋
尾長鴨の鍋
自然薯ご飯
自然薯ご飯と漬物
紀州勝浦産みかん
2019/03/11 更新
山奥で「獲れたてのジビエ」を「プロが焼いてくれる」ことで、食材の持ち味を最大限引き出した肉料理を賞味できること。東京や大阪から頻繁に通う常連客が多いのも納得でした。
2019/03/11 更新